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イワシ釣り/家族で楽しむ海釣り施設

ビギナーにも簡単な「サビキ釣り」で鈴なり釣果が待っている

時田眞吉 写真と文
132-135honomoku-shikoiwashi_cs6 (1) 武蔵野市在住の一柳さん親子は一家総出で海づり施設へ。釣り納めを満喫


初めての海釣り体験におすすめなのが、東京湾内に点在する海釣り施設。
千葉、東京、横浜、横須賀と都心から至近のエリアにあって冬場でも満員御礼のにぎわいを見せる。
でも、寒い季節は釣れないのでは……いえいえ、ご心配なく! 関東を代表する本牧海づり施設で、カタクチイワシの鈴なり釣果を満喫していただきたい。


この記事は『つり人』2016年3月号に掲載したものを再編集しています。


計量不能な釣果も上がる!?


 最も気温の下がる1、2月。当然ながら海の中もグッと冷え込む季節である。魚たちの活性も低くなり、うるさかったエサ取りたちも少なくなる。磯のメジナや堤防のカレイは大型魚がねらえるのだが、家族で釣りを楽しむには不向きなシーズン。

 吹きすさぶ北風、小魚の姿の見えない海..寒い、釣れない、そんなイメージが脳裏に浮かんで、つい足が遠のいてしまう釣り人も多いがそれは間違い。

 寒い季節でも鈴なり釣果が望めるホットな釣り場が本牧海づり施設である。

 ここは関東を代表する海釣り施設の草分け的存在。神奈川県横浜市の本牧ふ頭D突堤に位置し、1978年(昭和53年)7月の開設以来30年以上の間、魚影の多さと立地の利便さからファミリーフィッシングに最適な環境を提供し、多くの釣りファンに親しまれている。

 また、2011年4月1日より、横浜市からの依頼でイオンディライト(株)が施設の運営を行ない本牧海づり施設、大黒海づり施設、磯子海づり施設の各ホームページを統合し横浜フィッシングピアーズを開設、共通のポイントカードなども発行している。

 釣り場は半円状の護岸が600mも連なる護岸、管理棟から沖に向かって延びる渡り桟橋、その先端より右へ300mほど直角に突き出ている沖桟橋からなる。管理棟には休憩室、水洗トイレ、真水の洗い場、食堂、売店(貸しザオ・エサ・釣り具・スナック・パン類)が完備されファミリーでも安心して釣行できる。親子釣り教室や初心者釣り教室などのイベントも定期的に行なわれている。

132-135honomoku-shikoiwashi_cs6 (10) 子ども用にライフジャケットの無料貸出も行なわれている

132-135honomoku-shikoiwashi_cs6 (11) 売店ではエサや釣り具、貸しザオなども用意されている

Guide
11~2月は7~17時、3月は6~18 時。休園は施設点検日(施設に問い合わせ)、荒天の場合は臨時休業する場合あり。 
●料金:大人900円(見学100円)、中学生450円(見学50円)、小学生300円(見学50円)、小学生以下無料。 
●レンタルタックル:貸しザオ使用料2000円、補償料1000円(補償料は貸しザオに破損がなければ返却時に戻される)。
●注意事項:釣り方は自由(ただし、サオは1人2本まで、渡り桟橋での投げ釣り、ルアー釣り禁止、混雑時のルアー釣りは禁止)。ペット同伴は禁止。カラスガイなどの採取禁止。 
●問合先:管理事務所(℡045・623・6030)
●交通:首都高速湾岸線・本牧埠頭出口を出て左折。港湾道路をD突堤方向へ進み、突き当たりが釣り施設。


132-135honomoku-shikoiwashi_cs6 (6) 護岸釣り場は足場がよく、小さな子ども連れにおすすめ


 そんな本牧海づり施設のホームページでは、毎日釣果情報が更新されており、一年を通じて最も安定して釣れているのがカタクチイワシ。しかも、厳寒期でさえ1000尾(全体で)を超える釣果が上がり、多い時には計量不能となる9999尾もカウントされている。

 まさに、厳寒期でも高活性! の釣果。これを確かめない手はない。訪れたのは12月30日。2015年の最終開園日とあって、午前7時の開園時間と同時に大勢の釣り人が沖に突き出た釣り桟橋へ向かう。そのほとんどがサビキ仕掛けをセットしてのイワシねらい。

 イワシは群れを作って泳ぎ回る魚。したがって、潮のよく通す場所をねらうのがセオリー。また、ある程度水深のある場所のほうが、回遊してきた魚はとどまりやすい。これらの条件から考えると、一番おすすめが釣り桟橋となるのだが、それだけに混雑は必至。楽しく釣るためにも、規定のサオ数を守っていただきたい。

132-135honomoku-shikoiwashi_cs6 (2)_1 イワシの群れにひしめく半端ではない数の釣り人。これだけ賑わっても手堅い釣果が得られるのだから貴重な釣り場だ

132-135honomoku-shikoiwashi_cs6 (3) 文京区在住の白石悠衣ちゃん(9歳)も鈴なり釣果

132-135honomoku-shikoiwashi_cs6 (4)_1 ホクホク笑顔の吉野由人くん(11歳)とお父さんは江東区在住

132-135honomoku-shikoiwashi_cs6 (5) 釣れたイワシを、その場で丸干しにするのは若浜温仁くん(5歳)・世田谷区在住

10号前後の重めのオモリで


 サビキ釣りのタックルだが、足もとねらいなら3~4m前後の磯ザオが好適でアミコマセが詰まったカゴを背負える2~3号を用意したい。リールは取り扱いやすい小型でOK。リーズナブルなアイテムでよいが、潮風に当たるので錆びないよう水洗いできるものだと長く使える。ミチイトはナイロン3号。これにサビキ仕掛けとコマセカゴをセットすればOK。


 ただし、釣り桟橋では下を潮が抜ける構造となっており、潮の流れはかなり速い。足もとねらいでも仕掛けが流されるので通常より重い10号前後のオモリが必要になることも。

 そして大事なのがサビキの選び方。サビキ仕掛けは非常に多くの種類が市販されており、釣り場によって当たり外れもある。詳しくはカコミ記事を参照されたいが、持参したいのはピンク系スキンサビキとトリック式サビキ。魚影が多い時は手返しのよいスキンサビキ、食いがイマイチならトリック式サビキと使い分けたい。いずれも4~5号が好適だろう

手返しの早いスキンサビキと食い渋りにはトリック式!

 サビキ仕掛けにもいろいろな種類がある。基本的にはハリにヒラヒラの付いたタイプと、ハリだけの物。ヒラヒラはスキンだったり、魚皮だったりするが、これをエサと思わせて食いつかせる。おすすめなのは寄せエサとなるアミエビと似た、ピンク色のスキンサビキ。釣れるイワシは10 ~15 ㎝と小型中心なので4~5号前後の大きさが最適。

 ハリだけの物はトリック式と呼ばれる仕掛けで、アミエビをハリに擦りつけて使用する。手返しの速いのはヒラヒラ・タイプだが、食いを優先するならトリック式に軍配が上がる。大きさは3~5号でOKだ。トリック式サビキに欠かせないアイテムがアミエビを擦り付ける器具。これを利用するとエサ付けが簡単にできる。

p132-135 tackle
 いずれの仕掛けでも寄せエサは必要。専用のコマセカゴにアミエビやサビキ用配合エサを詰めて使用する。仕掛けを上下させることで、寄せエサを放出して、サビキに魚を食いつかせるのだが、大切なのは寄せエサの煙幕の中に、必ずサビキが入っていること。一般的には仕掛けの上にコマセカゴを装着するので、寄せエサを振り出したら、少しリールを巻いてコマセカゴの位置にサビキを持っていく。

サビキ釣りの誘い方 p132-135 image
132-135honomoku-shikoiwashi_cs6 (15) 手返しの早いスキンサビキ。アミエビと同じ色のピンク系がおすすめ

132-135honomoku-shikoiwashi_cs6 (16) 数釣るならアミエビを直接ハリに付けるトリック式がおすすめ

132-135honomoku-shikoiwashi_cs6 (17) トリック式サビキにアミエビを擦りつけるための台も市販されている

132-135honomoku-shikoiwashi_cs6 (18) トリック式サビキにアミエビが付いた状態。コマセカゴは上に付けるのが一般的


朝マヅメは浅ダナねらい


 釣り方はまず浅いタナから釣り始め、アタリがなければ少しずつ深くする。1尾釣れたらそのタナを覚えておき、重点的に探るといい。また、周囲で釣れている人の水深に合わせるのも手だ。基本的には朝夕マヅメは群れが浅いタナを回遊することが多く、晴天の日中は深くなることがある。

 タナが分かったらサオ先を上下して寄せエサを振り出し、その煙幕の中にサビキ仕掛けが入るように少し巻き上げるのがコツ。アタリはサオ先に明確に出るのですぐ分かるが、魚の群れが大きい時は1度目のアタリでは合わせず、少し待って追い食いさせてからサオを上げてみたい。ハリの数だけイワシが掛かる鈴なりの釣果こそ、サビキ釣りの醍醐味。

 取材時は海面直下から水深3mほどで食いが立ち、釣り桟橋のあちらこちらで鈴なりの釣果に歓声を上げる風景が見られた。

 混雑する釣り場は苦手という方は、護岸釣り場がおすすめだ。釣り桟橋より釣果は落ちるものの、イワシの回遊は見られる。足場もよく小さな子ども連れでも安心。さらに、投げ釣りも楽しめ、カレイやシロギスなどもねらえる。

 前方に房総半島、右手に三浦半島、左手に横浜港シンボルタワーを望み、行き交う大型客船や貨物船を眼前に、スズナリの釣果が誰でも楽しめる海づり施設に、さあ出掛けよう!

132-135honomoku-shikoiwashi_cs6 (7) カレイを釣りあげた花島佑弥くん(10 歳)とシロギスを持つお母さん・川口市在住

132-135honomoku-shikoiwashi_cs6 (8) ウキ釣りでサヨリをキャッチした村上峻さん・南区在住

132-135honomoku-shikoiwashi_cs6 (9) アイナメが釣れました! と織田さん・川越市在住

132-135honomoku-shikoiwashi_cs6 (14) 132-135honomoku-shikoiwashi_cs6 (13) 132-135honomoku-shikoiwashi_cs6 (12) イワシ類は当然鮮度が落ちるのも早い。釣行当日に頭と内臓を取り除いた下処理をしておくのが美味しく食べるための基本となる。刺身でよし、つみれ汁でよし、左党にはオイルサーディンがかなりおすすめ。各種イワシ料理のレシピはこちらをチェック!







2017/1/26

最新号 2017年11月号

今月は「秋は湖に浸る。」と題して、湖沼の釣りを特集。涼しい風が吹き始め、空が高くなるこの季節。都会の喧騒を少し離れ、のんびりした時間を過ごせるのが湖沼の釣りだ。ターゲットはワカサギ、ニジマス、ヒメマス、コイ、ハス。ファミリーフィッシングからコアな数釣り・大ものねらいまで、秋の湖沼に出かけたくなるサポート&ガイド。 海ではキングオブ大衆魚、アジの好機到来! 投げ、足もと、カゴのサビキ3釣法や夜磯の大アジねらい、厳選アジ釣り場、釣ったアジを食べ尽くすアジレシピも必見。そのほか、好評隔月連載の「三石忍の沖釣りテンポUP」、「阪本智子の旬魚探見!」、「今が旬!! 日本列島激アツ釣り場」も掲載。
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