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ハゼ釣り/オールレンタルで始める江戸川ボートハゼ

10月いっぱいまで楽しめ、親子の釣り休日にピッタリ

つり人編集部=写真と文
122-123-edogawa-housuiro_cs6 (1)_2 7月下旬、釣り場を案内してくれたのは本誌でもおなじみの長谷文彦さん。江戸時代から続く老舗鮨店の主人にして江戸前小もの釣りの大ファン

東京から千葉に入ってすぐの江戸川放水路は東京湾内でも指折りのハゼ釣り場。岸からの釣りもできるが、波もなく穏やかな水路は手漕ぎボートで気ままに移動しながらの釣りが楽しい。
今期はハゼの湧きも好調。親子での釣り休日にもうってつけだ。


この記事は『つり人』2016年10月号に掲載したものを再編集しています。

ディズニーランドちょっと先のオアシス


 エサに食いつけば「ブルルッ」と小気味よいアタリを伝えてくれるハゼ(マハゼ)。川と海が接する汽水域に暮らし、東京の湾奥一帯では、梅雨明け頃から4~5㎝のデキハゼと呼ばれる小型若魚が釣れ始める。その後は日を追うごとにサイズがアップ。年末頃に越冬のため深場へ落ちてしまうまでの間、ロングランで釣りが楽しめる。

 利根川の分流である江戸川は東京湾に注ぐが、そのうち東京湾最大の干潟である三番瀬へ向かう流路になっているのが江戸川放水路。東京方面からだとディズニーランドの近くで海に注ぐ旧江戸川を越えた少し先にある。

122-123-edogawa-housuiro_cs6 (3)_1 地下鉄東西線が渡る江戸川放水路は都会のオアシス

道具は手バネザオのオールレンタルでOK


 江戸川放水路にはハゼ釣り用の手漕ぎボートを用意している船宿が複数ある。今回お世話になったのは伊藤遊船。ハゼを持ち帰るためのクーラーさえ持参すれば、サオ、ライフジャケット、ボートでのマット(敷物)などすべてレンタルでき、仕掛けとエサを受付で購入すればそのまま釣りができる。

 この時期、江戸川放水路でハゼが釣れるのは岸際から水深1~2m以内の浅場。釣る場所を決めたらまずボートのアンカーを下ろす。サオは1・8mほどの短い手バネザオ。手元にイト巻きが付いており、必要な長さ分だけイトを出したら、あとはこまめにサオを上下させ、テンビン仕掛けでトントントンと川底を小突きながらハゼを誘って釣る。

道具と準備
122-123-edogawa-housuiro_cs6 (6) イト付きのハリとオモリ付きのテンビン仕掛けは船宿で買える。自分で用意する場合はハリが2~5号、オモリが0.8~1号で用意しておくのがおすすめ

122-123-edogawa-housuiro_cs6 (5) 柔軟で釣り味もよい手バネザオ。手元のイト巻きから底を取るのに必要な分だけイトを出して使う

122-123-edogawa-housuiro_cs6 (7) エサはアオイソメ。これも船宿で購入する

122-123-edogawa-housuiro_cs6 (8) クーラー、ジップロック、ハサミは必需品。また潮時表やスマホのアプリで潮汐も確認できるようにしておく

122-123-edogawa-housuiro_cs6 (9) ボート上では座布団もほしい。伊藤遊船ではマットが用意されている

122-123-edogawa-housuiro_cs6 (10) 受付を済ませたら桟橋から送迎のボートに乗り込み沖合に停めてある手漕ぎボートに移動。ライフジャケットの着用を忘れないこと


仕掛けのセットとエサ付け
122-123-edogawa-housuiro_cs6 (12) エサはチョン掛け。まずアオイソメをしっかり摘まんで口の中にハリ先を入れる

122-123-edogawa-housuiro_cs6 (13) そのまま下にハリ先を抜いて外に出す。タラシ(アオイソメの余り)は10~15 ㎜で短めにする

122-123-edogawa-housuiro_cs6 (11) 仕掛け上部をミチイトにつないだらハリにエサを付ける。ハリスは釣れるハゼと同じくらいの長さが目安。長すぎると釣れないのでハリを交換する時は自分で調整する

122-123-edogawa-housuiro_cs6 (14) 釣っている時はこのようにオモリでトントンと底を小突きながらエサを引きずる状態になる


潮位に合わせてポイント移動


 ハゼは船の下にいればすぐに「ブルル」「ゴツン」などのアタリがあるが、食い付いたエサに違和感を覚えるとパッと吐き出す。そのため、合わせないとまったくハリ掛かりしない。アタリだと思ったらすぐにサオを小さく跳ね上げるようにしてハリ掛かりをねらう。完全にブルルとなっている時はすでに吐き出そうとしている時なので、慣れてきたらその前段階のわずかな手応えの変化で合わせられると釣果が伸びる。

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 アタリが止まったらボートを移動する。よく釣れている時は岸と平行に水深を変えずに場所移動するとよい。また、江戸川放水路は潮汐に応じて水位が変わるので、その変化でも岸側または沖側にボートを動かす。まったくアタリがないという時は、まずは深すぎる場所をねらっていないか確認してみよう。周囲でよく釣れている人がいないかも観察して参考にするとよい。

小突き&ポイント移動
122-123-edogawa-housuiro_cs6 (15) 仕掛けは遠めに振り込んで小突きながら手前に少しずつ寄せてくる。子どもなら船下だけをトントンとしているだけでもOK。自分を中心に扇形に広範囲を探ってみる

122-123-edogawa-housuiro_cs6 (17) ハゼは自分で大きく移動する魚ではない。アタリが少ない時は面倒がらずにボートを移動して釣れるポイントを捜す

122-123-edogawa-housuiro_cs6 (16) オモリで叩いている時の感触が軟らかい場所はこのような藻が生えていることがある。ハゼはその周りにある砂泥底で釣れるので少しずらして仕掛けを入れ直すとよい。水が澄んでいる時は目で見ても分かる


水分補給は万全に


 8月中旬現在、江戸川放水路のハゼ釣りは例年並みもしくはそれ以上に好調。ベテランともなれば数百尾の数釣りとなっているが、暑い季節なのでクーラーに飲料水の準備だけはくれぐれも忘れずに。

 釣ったハゼは弱りきってしまう前にジップロックなどに入れてやはりクーラーに入れておく。10㎝以上の良型は開いて天ぷらにすると最高だが、それよりも小型の場合は頭を落として内臓を取りのぞき、丸ごと空揚げにするのが一番簡単でなおかつ美味しい。ほっこりした白身の味わいに、思わずにっこりとなること請け合いだ。手ぶらで行ってまずはチャレンジ。楽しい秋の1日を過ごそう。

122-123-edogawa-housuiro_cs6 (2)_1 この日、ボートのハゼ釣り初挑戦だった及川秀之さん・美月ちゃん(5歳)も長谷さんのアドバイスで順調にヒット。美月ちゃんはお父さんの手を借りずに自分で釣ってしまう場面もたびたびあった

122-123-edogawa-housuiro_cs6 (4)_1 ベテランから入門者まで多くのお客さんが集まる伊藤遊船

地下鉄東西線・妙典駅から江戸川放水路方向へ徒歩10分。車は京葉道路・市川ICが最寄り。船宿の上流側に土手を越えて河川敷に入る道がある。
●「伊藤遊船」千葉県市川市妙典2-2-14
℡047・358・5774 二人乗りボート平日3000円~




2017/8/25

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