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カメラマンが戦慄した滝壺の心霊写真

カメラマンが戦慄した滝壺の心霊写真

つり人編集部=写真と文
先日、青森県赤石川へ行ったときのことである。

今やブランドにもなっている金アユに舌鼓を打ち
日本酒やら焼酎やらビールをしこたま呑んで
あとは寝るだけという時になって
それまで赤ら顔で気持ちよさそうに酔っていた
Tカメラマンが急に真顔になった。

「そういえばさ、君は幽霊の存在って信じる?」
「えー、どうしたんすか急に。
まあ霊感はないと思いますけど、その手の話は好きですよ」
「そうか。実はこの取材の前に九州行ってたでしょ。
そこで滝の撮影をしたんだよ。宮崎県の五ヶ瀬川水系なんだけど
なかなか迫力ある写真が撮れたと思ったんだよね。
家に帰ってからパソコンに取り込んでみたら
写っているんだよ…」

「写ってるって、なにがですか?」
「霊だよ、霊。はんぱな数じゃないんだよ」
「マジっすかっ!!」
「実はさ、今その写真、パソコンに入ってるんだけど見る」

ゴックン…

見るとも言っていないのに
Tカメラマンはそろりと立ち上がり
部屋にマックブックを取りに行った。

数分後、神妙な面持ちで戻ってきた。

「これだけどさあ…」

ノートパソコンの画面に映し出されたのは
轟々という音が聞こえてきそうな
荘厳な滝の写真。
酔いが回っているのか、素晴らしい滝の写真にしか見えない。

「ほら、落ち武者みたいのがいっぱいいるだろう」
「え~、どこっすか?」

Tカメラマンはたまりかねて写真を拡大していく。

すると…

ギャ~!!!!!!!

そこは平家の落人伝説で有名な地。
1000年近く経った今も、
怨念は消えることがないのだろうか…

東北取材が無事に終了し
編集部で記事を製作。
原稿はすぐにあがったものの
Tカメラマンからの写真が送られてこない。
電話すると

「ゴメン、ゴメン。実はさ、あれからずっと高熱が続いてさ」
「え~っ、マジっすか。実は僕も下痢が止まらなくて…」

もっとも、僕の下痢は単なる食べ過ぎだったようだが
Tカメラマンの熱は心配だ。
しかも、右足首が異常に腫れていたのも気になる。

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(山根)
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2008/7/14

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