釣り人は見た 水辺の怪談 最恐伝説
釣り人は見た 水辺の怪談 最恐伝説
つり人編集部=写真と文
神田神保町にある編集部は
深夜でも煌々と灯りがついているため
不夜城といわれている。
また、4Fにあるため
第4サティアンとも。
何日も帰宅していない編集部員が
無精ひげとボサボサの髪で
夜な夜なコンビニに買出しに行く姿は
知らない人が見れば、不気味に映るだろう。
だが、どういうわけか今日は僕ひとりである。
静かで仕事がはかどるものの
静かさに慣れていないため
少し違和感を覚える。
こんなときは読書である。
で、机の上に置いてあった新刊本を読んでみる。
「釣り人は見た 水辺の怪談 最恐伝説」
これは既刊本である『水辺の怪談』、『水辺の怪談2』
の中から特別にコワ~い話を再収録したものである。
しかも、上記の2冊は
月刊つり人の夏期恒例企画である
「水辺の怪談」の中から
身の毛のよだつような話を選りすぐったものである。
つまり、
「釣り人は見た 水辺の怪談 最恐伝説」
に収録されている話は
金輪際、ひとりで夜釣りには行けなくなってしまうような
恐ろしい話を集めた
最恐のアンソロジーなのである。
ウウッ
読まなきゃよかったと思いつつ
どうしてか止められない。
手が勝手に次のページをめくってしまう…
蒸し暑くて眠れない夜にとってもオススメの一冊です。
(山根)
2008/6/21