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タチウオをノベザオ&オカッパリで釣ってみたら最高だった!

スタッフOのとんでもチャレンジ。「これが新釣法ロングノベタチや!」編

スタッフO=文
01 アユの友釣りが大好きなスタッフO、長ザオの扱いには慣れている。深夜にタチウオを抜き上げてご満悦

 タチウオは実に多彩な釣り方でねらえる人気対象魚だ。ウキ釣り、引き釣り、ワインド釣法を中心としたルアーフィッシングなどの御三家に加え、生きエサの泳がせ、ノーシンカー、ビッグベイトプラグの釣りなど変わったメソッドも紹介されている。そんななかスタッフOが個人的にもっともインパクトがあった釣り方が昨シーズン終盤の淡路島でチャレンジした「ノベザオの釣り」だった。

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昭和世代の郷愁? ノベザオは釣りの原点だ


 ノベザオ……。私の釣り人生で最初に触れたサオ。いわば釣りの原点でもある。いまの若い人なら「ルアーロッドが一番最初!」が普通なのだろうけど、私も含めた昭和世代にとってサオといえばノベザオなのである。

 ノベザオ1本あれば海でも川でも湖でも、日本中どこでも釣りができるといっても過言ではない。釣れるか釣れないかは時の運、ねらえる魚は意外に多いのだ。そんなノベザオラバーな私たちの魂を揺さぶるアイテムがシマノから発売されている。

 その名は『ボーダレス』シリーズ。名前どおり境界線なしに、魚種を選ばない、釣法を選ばない、フィールドを選ばないサオなのだが、そのなかのガイドレス仕様、すなわちノベザオが実に心憎い。そのスペックを見て「えええっ! このサオで、こんな魚がねらえるの?」と非常に驚いた。動画ではオフショアでカツオやキハダまでノベザオでねらっている。まるでカツオの一本釣りのように。「じゃあ、タチウオでも問題ないじゃん!」という次第である。

05 シマノ『ボーダレス』シリーズは、その名のとおり釣りジャンルの境界線を越えたオールラウンドプレイヤー。使用したのはガイドレス仕様のLモデルで『L810-T』『L900-T』の2本

 というわけで『ボーダレス』シリーズからチョイスした『L900ーT』『L810 ーT』というアユザオなみに長い2本を持ってタチウオをねらってみたのだ。「長いノベザオでタチウオねらい」略して「ロングノベタチ」と呼ぶことにする。

 同行は今年10周年を迎えた小社別冊タチウオシリーズの編集に創刊からずっと携わっているTアニキ。場所は長いノベサオが振りやすい津名港内のとある護岸。足元から水深があり足場は海面から高くない。仕掛けはアニキが準備した遊動式天井イトで手尻の長さを調節できるミャク釣り風。これにウキ釣り用の垂直式2本バリ。ミチイトには『ケミホタル70』を付ける。エサはもちろんキビナゴだ。

 私は日ごろ、アユ釣りをしているので、なじみのある9mをチョイス。振り出し式なので穂先に天井イトをつないでゆっくりと伸ばしていく。シャンとして持ち重りも少ないシッカリしたサオだ。

06 エサ交換や仕掛け調整時は肩に担いで作業するのが長ザオでのお作法。友釣りする人ならお馴染みのスタイル

 仕掛け自体が軽くシンプルなので、あとはこの仕掛けを前に飛ばすことができるかどうか。『ケミホタル70』とキビナゴの重みで何とか振り込めるが意外と距離が出ない。

 そこで郡上の本流アマゴ釣りの達人が得意とする「回し振り!」をやってみる。これが決まるとかなり前方に飛ぶことが分かった。

目印のケミが横っ走り! 引き抜く快感がたまらない


 仕掛けが着水、ケミの光がボワァーとにじみながら沈み、サオを持ち上げるとケミホタルが手前に引かれる。サオを下げ穂先を水面近くまで持っていくとケミホタルが再び深く沈下。逆に同じタナをキープしたい場合はケミの沈下速度に合わせて徐々にサオ角度を上に向けることで可能だ。

 またケミがなじんでからサオを水平に構え横に引くと、いわゆるアユの引き釣りのように、ゆっくりとケミ、すなわちエサを動かせる。これが実に面白い! リールを使った釣りもよいけれど、ノベザオでもいろいろなことができることにあらためて気付いた次第。

「これ、釣れるんとちゃうか!」

 周囲の釣り人たちは「にーちゃん、ごっついサオ持ってるなぁ。そんなんで釣れるんか?」と怪訝な顔をする。「おっちゃん! 時代はロングノベタチやで! カツオの一本釣りはノベザオやで! このサオでタチウオブチ抜いたるで!」と鼻息も荒くなる私。

 しかし、時間が経っても意外とアタリがない。いや釣れる感じがしない。そもそも、この海にタチウオ入ってるの、Tアニキ? あれ? Tアニキ、意外と早めにノベザオからリールザオのウキ釣りにチェンジしている。何やねん!

 それじゃノベザオ対リールザオで、どっちが釣れるかやりますか! となり、バチバチの勝負が始まったのが深夜0時ごろ。

 寒さにも負けずに真面目にサオを振り続けているとケミがそれまでとは違う動き。厳密にいうと動かない。沈まないのだ。水面下1mほどでステイしている。もしや、アタリか!

 恐る恐るサオで聞くとサオ先に重さを感じる。そのとき、わずかだがツン! とアタリを感じる。タチウオがエサをくわえているに違いない。

 慎重に慎重に! そのままキープして確実に食い込むまで待つ。そして思いっ切り合わせるとガッツーンと長いノベザオが美しく弧を描いた。

02 よっしゃ! 乗った! 

 よっしゃー! こりゃ、たまらない引き! ゆっくり足下まで寄せる。間違いなくタチウオ。ここからがノベザオの見せ場。「せーのっ」でサオだめし、そのパワーで一気に引く抜く!タチウオが宙に舞う。やったー!

03 ぶち抜きますよ~! カイカ~ン!

 その後は誘い、アワセのコツをつかみ、ほとんど空振りすることなく高確率フッキング成功。アニキのリールザオを置いてきぼりにし、結果ノベザオの圧勝となった。

 なかでも一番エキサイティングだったのは朝マヅメ、高活性な時間帯。着水と同時にケミホタルが横にぶっ飛ぶ派手なアタリ。ルアーでいえばトップウォーターで食わせた感じ。これが実に気持ちよかったのだ。

07 津名港の朝マヅメ。ベイトを求めて港外へ移動を始めたタチウオは高活性。目印のケミが海面で横っ走りする派手なアタリを送ってくれた

この記事は『タチウオ Night & Day 2019』でも読むことができます


『関西タチウオNight最前線2010』からスタートし、毎年発刊を続ける小社別冊タチウオシリーズ。記念すべき10周年を迎える本号では新時代を飾るにふさわしい注目の新釣法&新製品を中心に最旬情報をクローズアップ。現在のタチウオ釣りムーブメントの歴史を振り返る企画あり、人気釣り場の詳細攻略ガイドあり、便利で簡単料理ページあり……と、今回も情報盛りだくさんでタチウオファンの期待に応えます!!










2019/7/12

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