<img height="1" width="1" style="display:none" src="https://www.facebook.com/tr?id=170559842213036&amp;ev=PageView&amp;noscript=1">
編集部2019年6月4日

東海・中部エリアでファミリーフィッシング!愛知県常滑市・前島周辺

シロギス 全国おすすめ釣り場 愛知 防波堤 サバ

りんくう釣り護岸は、セントレア中部国際空港の対岸に位置する1㎞ほどの釣り護岸。足もとから石積みが大きく張り出しているので護岸からは釣りにならないが、護岸中央部から突き出た眺望デッキであれば安全に釣りが楽しめる。

常滑港内には小型回遊魚が群れており、アミエビを撒くと、すぐ足もとに群がってくる。取材日はサバとサッパが次々と釣れた

足場のいい護岸でチョイ投げとサビキ釣り

レポート◎伊藤 巧


りんくう釣り護岸はチョイ投げが楽しい


 りんくう釣り護岸は、セントレア中部国際空港の対岸に位置する1㎞ほどの釣り護岸。足もとから石積みが大きく張り出しているので護岸からは釣りにならないが、護岸中央部から突き出た眺望デッキであれば安全に釣りが楽しめる。5月上旬の時点で石積みの前に海藻が繁茂しているものの、夏に向けて徐々に取れていくので探りやすくなるはずだ。

tba7_ph_04_03 りんくう釣り護岸の眺望デッキ。石積みよりも前に出ているので、足もとをブラクリで探ったり、ウキ釣り仕掛けを遠投して潮に乗せたり、いろいろな釣りが楽しめる

 ちなみに眺望デッキからはチョイ投げでシロギスがねらえる他に、ウキフカセ釣りやブッコミ釣りでクロダイが釣れる。セントレアに発着する飛行機を眺めながらの釣りになるので子どもたちも喜んでくれるはず。また、釣り護岸の裏手には大型のショッピングモールや南知多で人気の海鮮食堂、温泉施設もあり、ファミリーでの釣行にもってこいのスポットだ。

tba7_ph_04_02 眺望デッキはチョイ投げ向けのステージ。松下さんたちは日ごろ使っているルアータックルを使ったが、求めやすいパックロッドでも充分釣れる


 2018年5月、イシグロ鳴海店の小澤正智さんと松下宏貴さんが、伊藤彰さんと浅井康太郎さんを誘って常滑市の前島に出向き、サビキ釣りとチョイ投げを楽しんだ。まずは「りんくう釣り護岸」に入って、チョイ投げでシロギスねらい。大型連休から釣れだしたばかりで釣況は不安定ながら、4人で探れば顔ぐらいは拝めるだろうと軽いテンビン仕掛けをキャストして広範囲を探っていった。

 ちょうど雨天の合間の釣行とあって人影は疎らで釣りやすかったが、強い南西風が吹き付けて仕掛けが流されてしまう。重いオモリを使えば問題ないが、軽い仕掛けにこだわりたいのでいったんチョイ投げを切り上げ、裏手に広がる「常滑港」に移動してサビキ釣りに転進した。常滑港は釣り護岸に隣接する車が横付けできる岸壁で、夏を迎えるとサビキ釣りを楽しむ家族連れで賑わう。

tba7_ph_04_04 午前中は風が強いこともあってシロギスは顔を出さず。小澤さんがメゴチやハゼをキャッチ

tba7_ph_04_06 石積みの隙間にブラクリ仕掛けを入れていた浅井さんがカサゴやソイなどをキャッチ。根魚五目も魅力的だ

ハヤブサ
『楽々投げ釣りセット』、『ハヤブサキッズ』 tba7_ph_04_kakomi01-1 tba7_ph_04_kakomi01-2 楽々投げ釣りセットはテンビンオモリもセットになったチョイ投げ仕掛け。幹イトが太めの設定にしてあるのでビギナーでも扱いやすい。黒いオモリはフグを避けたい時、白いオモリは周囲にアピールしたいときに効果的。ハヤブサキッズはパックロッドなどの短いサオでも使いやすい下カゴ式の4本バリサビキ仕掛け。巻き込み防止玉が付いている。


常滑港の岸壁ならサビキ釣りが鉄板


 さっそく4人はサビキ仕掛けをセット。解凍したアミエビをカゴに詰めて投入すると、すぐに小気味よくサオ先が震えた。この日の主役は10㎝ほどの小サバ。これにサッパやマイワシ、カタクチイワシなどが回遊して、小型回遊魚の五目釣りを楽しんだ。

tba7_ph_04_07 常滑港は奥まっているので、りんくう釣り護岸で釣りにならないほどの西風が吹いていても鏡のように穏やか

tba7_ph_04_08 サビキ釣りを開始した直後からサバとカタクチイワシが登場。こぼれたコマセにサバが群がった

tba7_ph_04_15 サビキ釣りといえばアミエビブロックが定番だが、現在はさまざまな寄せエサが出ているので積極的に使ってみるとよい

 なお、サビキ釣りの時合は朝夕のマヅメ時だが、昼中でもアミエビのコマセを途切れないよう釣れば群れを足止めできるので簡単に束釣りできる。この日は気分転換程度に1時間ほどのサビキ釣りだったが、それでも夜のオカズには困らない程度には釣ることができた。

 再び釣り護岸に戻って仕切り直したが、ここで雨が降り始めて昼を前に終了となった。このまま水温が順調に上昇して天候も安定すれば、6月の期待値は高そうだ。好天に恵まれたらりんくう釣り護岸と常滑港で海の小もの釣りを満喫しよう。

tba7_ph_04_11 夕方に佐藤さんが釣り護岸に釣行してシロギスを釣りあげた。やはり食いが立つタイミングがあるようだ

tba7_ph_04_12 ソフトルアーをキャストすればマゴチもねらえる

イシグロ鳴海店 tba7_ph_04_kakomi02-1 住所=愛知県
名古屋市緑区鳴海町字山下52-1
営業時間=10~23時
問合先=℡052・895・7666


map07_04_out_ [更新済み].eps 交通●知多半島横断道路・りんくうICを出て信号を右折すれば突き当たりに南駐車場。道なりに北上して競艇場西交差点を右折すると常滑港。



レポート◎伊藤 巧
昭和44年生まれ。愛知県在住。美味い魚を求めて東奔西走。クロダイかかり釣りとアオリイカのヤエン釣り、ビワマスのレイクトローリングが大好き。今年はサーフの尺アジ釣りに燃える予定。下手釣り集団チーム白馬車&江戸前なめろう隊所属


この記事はつり人2018年7月号でも読むことができます



 
つり人2019年7月号 5月25日発売!


第1特集は「これなら釣れる! ドライフライ・テンカラ」。テンカラは渓流釣りナンバー1のシンプル装備。けれどもいざ毛バリを振ってみると、思うように飛ばないし、どこを流れているのかも分からない。今号ではドライフライ使用のスタイルを提案! 魚がバシャリと飛びつけば興奮度はMAX。羽虫が飛び交う盛期は今! 風薫る新緑の渓へ身軽にダッシュ。第2特集は「スタートダッシュの入れ掛かり河川! アユ釣り開幕2019」。今期は全国的に渇水傾向といわれる中、気になるアユのソ上状況はいかに? 名手たち注目のアユ釣り河川は? いよいよ本格的なアユシーズンに向けてカウントダウン。今年も熱くニッポンの香魚を追う、待望の季節がやって来た。



2019/6/4

おすすめ記事

記事検索

  • 検索フィールドが空なので、候補はありません。

月刊つり人 最新号

つり人 2020年5月号

列島をゆるがすコロナウイルス。けれども、日増しに暖かくなる春の日を、じっと家にこもって過ごすのはやっぱり体によくない。その点、手軽な海の釣りは、風も気持ちよく、大人も子どもも、思い切り深呼吸しながら時間を過ごせる。ウミタナゴ、メジナ、クロダイ、カレイ、アオリイカ、カサゴ……。元気な魚たちが泳ぐフィールドで、がんばろう、ニッポン! そのほか、3名手の渓流解禁レポート、里川で見つかる美味しい道草、みちのくタナゴ旅など旬の釣り満載でお届け。