レンタルボートフィッシングに欠かせないバッテリー。多様な選択肢があるなか、なぜ「ボイジャー」が人気なのか。編集部が独自の解釈でその魅力を語ります。

文と写真◎Basser編集部
1986年に日本初のバスフィッシング専門誌として創刊された『Basser』の編集部。バスフィッシングのテクニックだけでなく、日本や本場アメリカのトーナメントシーン、ムーブメントを伝え続けてきた。
目次
初心者にボイジャーがオススメの理由
これからレンタルボートフィッシングを始めてみたいという人。またはアルミボートを買って釣りをしてみたいという人。必ず行き当たる悩みが「どのバッテリーを買うか」です。そこで、迷わずオススメしたいのが鉛バッテリーの「ボイジャー」という選択です。
大前提として、バッテリーは取り扱いに気をつかう必要のある備品です。まずはその扱いに慣れることが重要。そんなとき、防水性に優れ、大雨の中使用しても問題ない鉛バッテリーはかなり気が楽です。また、ゆらゆらと係留されたボートに重量のあるバッテリーを積み込むにはある程度の慣れが必要ですが、耐衝撃性に優れ、ある程度ラフに扱える鉛バッテリーには安心感があります。
またボイジャーのようなロングセラーの場合、たいていのレンタルボート店にバッテリーの充電器があるのも便利です。釣り旅などで連日お世話になる際、お店によってはバッテリーを充電させてもらえることもあるのです。
ボートの重量バランスという問題
それからもうひとつ重要なことが。ボートの重量バランスという問題です。
とくにレンタルボートの場合、重たいフットコンエレキを取り付け、人が乗ると、前方に重量が集中します。このときボートの後方に、重量のある鉛バッテリーを置くことでバランスを水平に近づけることができるのです。軽量のリチウムバッテリーの場合は、別途重量のある物を後方へ載せる必要があります。
水平とフロントヘビーで約200mのタイムを比べてみた
ボートバランスは侮れません。第一にバランスが悪いと危険ですし、航行速度も遅くなります。試しに水平状態とフロントヘビーの状態で約200m区間のタイムを比べてみました(82Lbエレキ、出力50%で検証)。タイムはそれぞれ「2分55秒」と「3分1秒」。この差を大きいと捉えるかは人それぞれですが、そのうちトーナメントに参加したりした場合、きっと見過ごせなくなってくるはずです。
バッテリー特性と人間の性格
ここでひとつ提唱したいのは、バッテリーとの相性は使い手によって変わるという仮説です。
バッテリーは当然、長時間使用するとパワーダウンします。
リチウムの場合は、一定の電圧を下回るとシャットダウンして動かなくなってしまうモデルがあります。一方鉛は、徐々に弱まって、最後の力を絞りつくしてから動かなくなるので「いきなり湖上で立ち往生」のリスクが少ない。
だから「ギリギリを攻める」性格の人ほどリスクを分散できる鉛バッテリーと相性が良いのです。
いつもギリギリの人は鉛、計画的な人はリチウム
通勤電車に乗る際10分前にホームで待つタイプはリチウムと、いつもギリギリで乗り込む人なら鉛と相性が良い。
毎月の給料を長期・計画的に使うタイプはリチウム、ほとんど残さず使いきるタイプは鉛。
ほかにも、仕事を終え帰宅しても家事をする体力を残しているタイプはリチウム、すぐにソファで寝転んでしまう人は鉛を買うことをオススメします。
あなたはどちらでしょうか?
どうぞバッテリー選びの参考にしてみてください。
※このページは『Basser 2026年10月号』に掲載した記事を再編集したものです。


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