千葉県・内房のハゼ釣り場は潮の干満に大きく影響され、干潮時は釣りにならない場所が多い。そこで満潮前後をねらい、小物釣りマニア・坂本和久さんおすすめの八幡水路(市原市)・養老川臨海公園・木更津内港を回った。各釣り場の攻略のポイントや駐車場情報などを紹介する。

文◎坂本和久 写真◎月刊つり人編集部
小物釣りマニア。ハゼの魅力に本格的に取り憑かれて四半世紀。浅場のノベザオのミャク釣りから、深場を長ザオとPEラインでねらう落ちハゼ釣り、チョイ投げまで、初夏から真冬まで一年の半分以上をハゼ釣りに費やす。創意工夫で小さな魚体から大きな満足を得ることをモットーとする。著書に「水郷・首都圏お手軽釣り場めぐり60」など。
目次
内房のハゼ釣りは満潮前後をねらう
2026年8月2日(日)、内房のハゼ釣り場で実釣取材をした。内房ハゼ釣り場の特徴は、潮の干満に大きく影響されるので、干潮時は潮が引いてしまい釣りにならない釣り場が多いこと。そのため満潮前後をねらって釣行した。なお、この日の木更津の潮位は満潮が朝の6時39分、干潮が昼13時9分だったのでお昼までが勝負であった。
市原市・八幡水路はミャク釣りで良型が数釣れる
市原市を流れる八幡運河に架かる八幡橋上流左岸に合流する八幡水路(金杉川の支川)に架かる観音橋上流で午前5時30分釣りスタート。サオ3.6mのミャク釣り。ここのハゼは8月上旬でも型がよいので、ハリはハゼライト6~7号を使用した。
第一投から即アタリがあると思っていたがアタリなし。10秒待って仕掛けをピックアップする。せっかちな僕の頭の中では「おやっ?アタリがないね」。投入場所をあちこち変えて本日第一号が釣れてきたのは釣り開始1分後。これを皮切りにアタリが続き始めた。アタリが出たらこっちのもの。コツッという小さなアタリが多く、時には水面上にセットした目印が横に移動するだけで手感には出ないアタリもあって、サオを持つ手と目印に集中する。
アタリが遠のいたら1~2歩上流に動くとまたアタリが出て、天ぷらサイズも含めた良型が気持ちよくサオを絞ってくれた。編集部のA氏も「型いいですね~」とシャッターを押す手にも熱が入る。
満潮の潮止まりでアタリが少なくなったので午前6時45分に終了。1時間15分で52尾の釣果であった。
なお、水路の周辺には駐車禁止の看板があちこちに立っているので、車釣行の際は近くのコインパーキングを利用すること。
養老川臨海公園は無料駐車場の目の前でチョイ投げができる
八幡運河を後にして、次に向かったのはチョイ投げ釣り場の養老川臨海公園。ここは無料駐車場の目の前が養老川の河口の釣り場なのがうれしい。7時15分に到着すると多くの釣り人がサオをだしていた。干潮時には岸寄りは干上がってしまうので沖のミオ筋ねらいのチョイ投げ一択なのだが、満潮いっぱいから下げ潮の時間だったので岸寄りにも水がある。遠くに飛ばす必要がないので、1.5mのウルトラライトアクションのトラウトロッドにオモリ3号、ハリは袖6号の2本バリ仕掛けを使用した。
午前7時30分第1投。20~30m投げ、イトフケを取るとすぐにコツッとアタリがあった。しかし、合わせても掛からない。アタリは結構あるのだがなかなか掛からない。ようやく待望の1尾が来たのは5投目であった。ウルトラライトアクションのロッドが小気味よく引き込まれて楽しい!
1投に2~3回アタリはある。ブルブルッという大きなアタリは小型のハゼだろう。ほとんど乗らない。
養老川臨海公園はフグも多く、ハリス切れが多発する。今回はテンビンに自動ハリス止をセットしたが、仕掛けの交換も楽なのでおすすめだ。
9時まで釣って、フグに悩まされたもののハゼを5尾追加。秋が深まる頃にはサイズも大きくなってハリ掛かりもよくなるだろう。
木更津内港は沖の砂地をチョイ投げでねらう
次の釣り場は木更津内港。内港公園側では木更津港に向かってチョイ投げが楽しめる。ここも内港公園の無料駐車場の前なので大変便利。手前には岩礁帯が有るので根掛かり注意だが沖は砂地。遠投する必要はなく、20~30mも投げればアタリがガンガンある。
午前10時、養老川臨海公園と同じタックルで釣りスタート。20mほど投げてラインを張るとすぐにコツッとアタリ。これは乗らなかったが、少しサビくとアタリがあって、今度はガッチリとハリ掛かり。重量感のある引きが伝わってくる。10cm強のハゼが第1号。これを皮切りに投げれば頻繁にアタリがあり、時折ゴンッというアタリで良型がヒットする。よく当たって、よく釣れてきたが、35℃を超える猛暑日とあって人がバテ気味。11時まで1時間で10尾。チョイ投げでこれだけ釣れれば楽しいね!
船溜まりでは和ザオのミャク釣りも楽しめる
最後に内港の船溜まりへ。かなり潮が引いてしまっていたが、7尺(2.1m)の和ザオでミャク釣り。係留船に注意して牡蠣殻地帯を探る。7月下旬に試釣した時は時速60尾ペースであったが、この日はアタリ連発とはいかなかった。猛暑に負けて20分ほどの釣りでなんとか10尾。時速30尾ペースであったが、ハゼはいるのでこの秋も楽しめるだろう。
※このページは『つり人 2026年10月号』に掲載した記事を再編集したものです。

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