ハゼは初心者でも数釣りが楽しめる、釣り入門にうってつけの魚だ。とはいえ、いざ竿をだしてみると「まったくアタリがない」「アタリはあるのに掛からない」と首をかしげることも少なくない。実はハゼ釣りには、釣れないときに疑うべき原因がいくつか存在する。本記事では、その原因を「アタリがないとき」「アタリはあるのに掛からないとき」の状況別に整理した。当てはまる項目を1つずつ潰していけば、釣果はぐっと伸びるはずだ。

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ハゼが釣れない原因は?アタリがないときに見直したいこと
エサを落としても、うんともすんとも言わない。そんなときは、魚の活性やねらう場所、あるいは仕掛けそのものに原因が潜んでいることが多い。まずは以下の4つを疑ってみよう。
潮が動いていない
アタリがまったくないときに、まず疑いたいのが「潮が動いていない」こと。ハゼのような小魚は、流れに乗って運ばれてくるプランクトンやエサを捕食していることが多く、水が動くタイミングで一気に活性が上がる。逆に潮止まりの時間帯は、口を使わなくなることが多い。釣行前に潮見表をチェックし、潮の動く時間帯を軸に釣りを組み立てるだけで、結果が大きく変わることも珍しくない。
そもそもハゼがいない場所をねらっている
潮が動く絶好のタイミングにもかかわらずアタリがない。そんな時は、そもそも目の前にハゼがいない可能性を疑いたい。高活性な夏~初秋であればハゼのいる場所に仕掛けをおろせば高確率で反応がある。ハゼ釣りの実績ポイントはネットでも簡単に調べられるため、事前の情報収集は必須だ。
また、ハゼは潮の上げ下げに合わせて浅場と深場を行き来する。浅場でアタリが遠いときは、より深い場所を探ってみたい。特に川幅の広い大河川などでは、干潮時に浅場からハゼの姿が消えることも珍しくない。広大な大場所はそもそもハゼの密度が薄くなりやすいため、地形の変化や障害物まわりなど、好むポイントへ的確に仕掛けを投入することも重要になる。
さらに、季節の進行とともに生息する水深を変えるのもハゼの特徴だ。水温が下がると生活の場を深場へ移すため、夏に釣れた浅場で秋以降パッタリ釣れなくなるのはよくある話。こうなると、深場のポイントを選ぶことや、リール竿を用いたちょい投げスタイルでないとねらいにくくなる。
水温や溶存酸素量による低活性
ハゼは底で暮らす底生魚のため、水中の環境変化の影響を受けやすい。大雨で底が巻き上げられて酸欠状態になったり、高水温で水中の溶存酸素量が低下したりすると、活性は一気に落ちる。特に東京湾奥などでは、底層の酸素が乏しくなる「貧酸素水塊」が発生し、ハゼやエサになる生物の多くが死んでしまうこともある。
こうした現象は、真夏の運河のような止水域で起こりやすい。ハゼが空気を吸いに水面に浮いてきているような状態や、大量の死魚が見つかるなら、そのポイントでは釣りにならない。河川や水がよく動くポイントへ移動するのが得策だ。なお、急激に水温が下がったときも活性低下の原因になる。
仕掛け・タックルが根本的に合っていない
釣り初心者の場合は、アタリがない原因が魚ではなく仕掛けやタックルに潜んでいる可能性もある。特にミャク釣りは、小魚であるハゼの、繊細なアタリを取る釣りだけに、硬すぎる竿や太すぎる道糸を使っていると、せっかくのアタリが手元に伝わらない。まずはアタリの出やすいタックルになっているかを見直そう。
もうひとつ大切なのが「底を取れているか」。ハゼは底にいる魚なので、ウキ釣りでウキ下が合わずエサが底から浮いていたり、ミャク釣りやちょい投げでオモリが軽すぎて流されてしまったりすると、ハゼがエサを食べるタイミングそのものがなくなってしまう。仕掛けがしっかり底をとらえているか、いま一度確認したい。
アタリはあるのに掛からないときは、解決策があることが多い
「ブルブルとアタリは出るのに、なぜか針掛かりしない」。これはハゼ釣りで最ももどかしい状況だが、ハゼは居て食い気もあるので、解決策はある。特に仕掛を見直すことで、一気に釣れるようになることも多い。
ハリのサイズが合っていない
まず前提として、ハゼ用の仕掛けを使うこと。そのうえで重要になるのが、ハゼのサイズに合わせたハリ選びだ。ハゼはエサを吸い込むように捕食するため、口にハリが入らなければ掛からない。目安として、シーズン初期の6〜7月は袖バリ2〜4号など小さめのハリを選ぼう。10cmを超える個体が増える8月以降はハゼバリの4〜5号、さらに大型化する10月以降はハゼバリの7〜8号など、時期と魚のサイズに合わせてハリの号数を選ぶ必要がある。
エサの大きさ・付け方が合っていない
エサの付け方ひとつでも掛かりは変わる。ハリの項でも触れたが、ハゼは吸い込むようにエサを捕食するため、アオイソメなどの虫エサの場合はハリの軸に沿って真っ直ぐにエサを付けるのが基本だ。ミャク釣りならタラシ(ハリから垂れ下がる部分)は少なくし、一口サイズに整える。一方、ちょい投げであれば、高活性なら長めにするなど、魚の活性に応じて長さを変えよう。
また、ハリと同様に、ねらうハゼのサイズを考慮してエサの大きさや種類を調整したい。小さなハゼに硬くて太いアオイソメを付けていると、吸い込みきれずにハリ掛かりしない原因になる。
ハゼが小さい時期なら、柔らかくて細いジャリメやベビーホタテを使うのがおすすめだ。アオイソメを使うにしても、頭を避けて柔らかい胴体部分をカットして使うなど、細やかなエサの使い分けが釣果へ直結する。
アワセのタイミングが合っていない
ミャク釣りの場合、アワセも重要だ。待っていれば向こうアワセで勝手に掛かることもあるが、数を伸ばすには自分からアワセて掛けにいくことが必須となる。
コツは、ブルブルッときたら小さく鋭く竿を上げること。さらに効くのがハリスの長さで、長すぎるとアタリがボケてしまう。思いきって短くした途端に掛かりだすことも多く、ベテランはレスポンスのいい1〜3cmほどのハリスを使うことが多い。ただし、短すぎてもアワセのタイミングが難しくなるので、まずは3〜5cmから始め、慣れたら1〜3cmまで詰めるといいだろう。
加えて、繊細なアタリを取るための竿選びも意外と重要。先調子で2~3m程度ののべ竿なら、手元にアタリが伝わりやすく、掛けの釣りがぐっとやりやすくなる。
「ハゼが釣れない」ときは、原因を1つずつ潰していこう
ハゼが釣れないときは、まず「アタリがあるかないか」で原因を切り分けよう。アタリがないなら場所移動や潮の動く時間帯に出直すのも手だ。アタリがあるのに掛からないなら、ハリ・エサ・アワセを見直す。釣れない原因を1つずつチェックしていけば、エサに貪欲なハゼは口を使ってくれるはずだ。

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