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編集部2023年3月25日

2023年バスマスタークラシックが開幕! 伊藤巧選手と木村建太選手が出場中!

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テネシー州ノックスビルのテネシーリバーを舞台に、2023年B.A.S.S.バスマスタークラシックが開幕しました!

B.A.S.S.公式ライブより

伊藤選手は18位、木村選手は25位から発進!

編集部=まとめ

 テネシー州ノックスビルのテネシーリバーを舞台に、2023年B.A.S.S.バスマスタークラシックが開幕しました。日本からは昨年のエリートシリーズで優秀な成績を収めた伊藤巧選手と木村建太選手が出場しています。 

 バスマスタークラシックとは、米国で最も歴史のあるバストーナメント団体「B.A.S.S.」が主催する年に1度の特別なトーナメント。B.A.S.S.のトップカテゴリーであるエリートシリーズの年間上位選手や、オープン、カレッジシリーズなど各ディヴィジョンで輝かしい結果を残した選手だけが出場できる、いわばオールスターのような大会がバスマスタークラシックなのです。

 この大会で優勝することはアメリカのトーナメントアングラーにとって最大の栄誉であり、それをプロキャリアの目標にしている選手も多く存在します(2004年には現在MLFに所属する大森貴洋選手がこの大会を勝利)。

 今年の開催地、テネシーリバーについてはBasser2023年3月号で雨貝健太郎さんが詳しく解説してくれているので、一部を引用します。

「生息するのはラージ、スポッツ、スモールの3種。スモールマウスは3~4Lbクラスも期待できるが、キーパーが18inのため試合ではねらいにくい。同時期に開催された2019年クラシックは6Lbのラージマウスを頭にスモールマウスとのミックスバッグを持ち込んだ地元のオット・デフォーが優勝した。3月のテネシーは年によって季節進行にかなり差があり、暖かければステージングのラージマウスパターンに強みが出てくる。逆にもしも水温が低い状態であれば、2021年2月末のエリート戦のようにディープのスモールマウス戦略が意味を持ってくるだろう。」(引用終わり)

 伊藤選手のようにディープのフィネスを得意とする選手はスモールねらいにアドバンテージがあるように思われますが、雨貝さんが指摘しているようにスモールのキーパーは18in(45cm)のためリミットメイクは至難の業です。対するラージマウスのキーパーは15inなので、キーパーをそろえるならラージねらいに徹するのが有利です。

 季節進行を読み、ラージとスモールにどの程度比重を置いてねらいわけるか。その戦略が非常に重要になってくる試合といえるでしょう。たとえば、カナダ出身のコリー・ジョンストンはB.A.S.S.公式サイトの記事(「Largemouth, smallmouth or both?」)で「朝にスモールマウスをねらいにいって1~2尾キャッチしておきたい。スモールに費やす時間は 1 日の 25%程度にする」と語っています。

 それでは、この試合で勝利するためにはどのくらいのスコアをねらえばいいのか。出場選手に優勝ウエイト予想と自分のメインルアーをホワイトボードに描いてもらう恒例のB.A.S.S.公式記事(「Classic-winning weights and lures」)では、多くの選手が3日間トータルで45~50Lb(1日平均で15~17Lb)という数字を挙げています。

 ちなみに上記記事ではサイコロラバーのような絵を描いた選手が2名……。先月末に行なわれたエリートシリーズ第2戦で藤田京弥選手が準優勝したことから米国でも威力が知れ渡っているようです。

 さて、現地ノックスビルでは初日のウエイインが終了。気になる日本勢は、伊藤選手が10Lb7ozで18位、木村選手が9Lb4ozで25位からスタート。暫定1位は18Lb8ozを持ち込んだガッシーことジェフ・ガスタフソン選手です。

 3日目の決勝に残るためには25位以内で明日の予選2日目を終える必要があります。日本から声援を送りましょう。

 

 

B.A.S.S.エリート戦は公式サイトで競技中の全選手リアルタイムでの釣果速報「BassTrakk」とライブ中継による観戦が可能! どちらもB.A.S.S.公式サイトで無料で視聴可能です。

◆関連記事:世界一のクランクベイトができるまで。ラッキークラフトU.S.A. Behind Story

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