アユの食べ方といえば塩焼き。でも、それだけではもったいない。イタリアで魚料理を学んだ三浦愛さんが、小アユ・稚アユから20cmクラスの良型まで、サイズ別に6品のアユ料理レシピを考案しました。コンフィや炊き込みご飯、タンドリー風ローストなど、釣ったアユをもっと楽しめる食べ方を紹介します。

料理・写真・文◎三浦愛
海無し県出身。大学、大学院にて海洋生物学を専攻。卒業後は静岡県内の大手釣具チェーン店に就職。退職後イタリアに料理留学。海沿いのレストランにて魚料理を学ぶ。帰国後、焼津市地域おこし協力隊として活動。調理師免許、小型船舶免許1級(特定有)といった多彩な資格を持つ。著書に「サッと作れて本格派!鮮魚料理のすすめ とれたて簡単ごちそうレシピ」など。
目次
小アユのコンフィ~レモンとタイムの香り~
バゲットに乗せたり、パスタにしたり。オイルの中でじっくり火を入れることで骨までやわらかく仕上がったアユの旨味。タイムとレモンの香りが移ったオイルまで楽しんでください!

コンフィの材料
- 小アユ…8尾
- タイム…2枝
- レモンの皮…1/4個分
- ニンニク…1片
- オリーブオイル…300ml
- 塩…小さじ1/3
コンフィの作り方


- 小アユは表面を優しく洗う。お腹から肛門にかけて指で軽く押してフンを出し、キッチンペーパーでしっかりと水分を拭き取る。コマセを食べていて気になる場合は、小さなハサミで内臓を取り除く

- 小アユに塩を振り、15分ほど置く
- 出てきた水分をキッチンペーパーで拭き取る
- 耐熱皿に小アユを並べ、タイム、レモンの皮、半分に切ったニンニクを加える

- オリーブオイルをアユが浸るまで注ぐ
- 110℃のオーブンで40~50分加熱する
- 火を止め、そのままオイルの中で冷ましたら完成!
アユと焦がしトウモロコシの炊き込みご飯
トウモロコシは少し焦げるくらいまで焼くのがコツ。トウモロコシの甘みと香ばしさが、アユの旨味と相性抜群。初夏を感じる炊き込みご飯です!

炊き込みご飯の材料
- 米…2合
- アユ…2尾
- トウモロコシ…1本
- 生姜…1片
- 醤油…大さじ2
- 酒…大さじ2
- みりん…大さじ1

炊き込みご飯の作り方


- トウモロコシはグリルやフライパンで焼き色が付くまで焼き、実を外す。フォークの背でこそげると取りやすい

- アユは内臓とエラを取り除き、表面も優しく洗う。キッチンペーパーでしっかりと水分を拭き取り、軽く塩を振ってグリルまたはフライパンで焼き色が付くまで焼く
- 米を研ぎ、炊飯器に入れる
- 醤油、酒、みりんを加え、2合の目盛りまで水を入れる。焼きトウモロコシ、輪切りにした生姜を加える

- 焼いたアユを乗せて炊飯する

- 炊き上がったらアユを取り出し、頭と骨を外して身をほぐす
- アユの身をご飯に戻し、全体を混ぜ合わせれば完成!
アユのローズマリーグリル
ローズマリーとレモンがふわっと香る洋風料理。アユの旨味を吸ったローストポテトが絶品です!

ローズマリーグリルの材料
- アユ…2尾
- ジャガイモ…1個
- ローズマリー…1枝分
- ニンニク…1/2片
- レモンの皮…1/2個分
- オリーブオイル…大さじ1
- 塩・黒胡椒…適量

ローズマリーグリルの作り方
- アユは内臓とエラを取り除き、表面も優しく洗う。キッチンペーパーでしっかりと水分を拭き取る


- ローズマリーとニンニクを細かく刻み、レモンの皮、オリーブオイルを加えて混ぜ合わせる

- ジャガイモは5mm程度の輪切りにし、オーブンシートを敷いた天板に並べる
- ジャガイモにオリーブオイルを塗り、塩・黒胡椒を振る

- 上にアユを乗せて塩・黒胡椒を振り、お腹の中に2を詰める。残りは表面にも塗る
- 220℃に予熱したオーブンで15~20分焼く
- 器にジャガイモを敷き、その上にアユを盛り付けたら完成!
アユのタンドリー風ロースト
ヨーグルトとカレーの香りが食欲をそそるエスニック風。ヨーグルトに漬け込むことで、アユの身がしっとりふっくら焼き上がります。スパイスの香りの中にも、アユらしい風味をしっかり楽しめる一品です!

タンドリー風ローストの材料
- アユ…2尾
- プレーンヨーグルト…大さじ3
- カレー粉…小さじ1
- レモン汁…小さじ1
- 塩…小さじ1/3

タンドリー風ローストの作り方
- アユは内臓とエラを取り除き、表面も優しく洗う。キッチンペーパーでしっかりと水分を拭き取る

- ボウルにヨーグルト、カレー粉、レモン汁、塩を入れて混ぜる

- アユを加えて全体にマリネ液をまとわせラップをし、30分以上冷蔵庫で漬け込む
- アユの表面に付いた余分なマリネ液を軽く落とす

- フライパンに魚焼きシートを敷き、弱火で焼く。焦げやすいので弱火でじっくり焼く。220℃に予熱したオーブンで15~20分焼いてもOK

- 両面にこんがり焼き色が付き、中まで火が通ったら完成!
アユの香味揚げ
香ばしく揚げたアユに、葱と生姜の風味豊かな香味ソースをたっぷりとかけました。ほどよい酸味が食欲をそそり、暑い季節にもぴったりの一皿です。

香味揚げの材料
- アユ…2尾
- 片栗粉…適量
- 長ネギ…5cm
- 生姜…1片
- ニンニク…1片
- 醤油…大さじ1
- 酢…大さじ1
- ごま油…小さじ1

香味揚げの作り方
- アユは内臓とエラを取り除き、表面も優しく洗う。キッチンペーパーでしっかりと水分を拭き取る

- 長ネギ、生姜、ニンニクをみじん切りにし、醤油、酢、ごま油と混ぜ合わせて香味ソースを作る。ソースを先に作っておくと、ネギと生姜がなじんでより美味しく仕上がる

- アユ全体に片栗粉をまぶす

- 170~180℃の油で揚げる。
- 一度取り出して1~2分休ませる
- 180℃で30秒から1分ほど二度揚げすると骨まで食べやすくなる
- 器に盛り付け、香味ソースをたっぷりとかけて完成!
小アユの天ぷら
サクッと軽い衣の中に小アユの香りと旨味がぎゅっと詰まっていますので、シンプルに塩だけで風味を楽しんでください。泳いでいるような姿で揚げると食卓が華やかになりますよ!

天ぷらの材料
- 小アユ…3尾
- 天ぷら粉…50g
- 冷水…80ml
- 打ち粉(天ぷら粉)…適量
- 揚げ油…適量
天ぷらの作り方

- 小アユは表面を優しく洗う。お腹から肛門にかけて指で軽く押してフンを出し、キッチンペーパーでしっかりと水分を拭き取る
- お腹に2~3ヵ所、爪楊枝で穴をあける
- 小アユ全体に打ち粉をする。ヒレや尻尾の間にもまんべんなく付けることで見た目も美しく仕上がる
- 天ぷら粉と冷水を混ぜて衣を作る

- 小アユに衣をまとわせ、170~180℃の油で揚げる
- カラッと揚がったら油を切る
※このページは『つり人 2026年8月号』に掲載した記事を再編集したものです。


