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つり人編集部2026年7月2日

【アユルアー(アユイング)ロッドおすすめ8選】硬さ・長さ・ティップの選び方

アユをルアーで釣る「アユルアー(アユイング)」。従来の友釣りとは違い、手軽なタックルでアユ釣りにチャレンジできるのが魅力だ。近年は人気が高まってきていて、専用ロッドのラインナップも増えてきた。そこで今回はアユルアーのロッドについて選び方とおすすめのアイテムを紹介する。

つり人オンライン編集部

まとめ◎つり人オンライン編集部

1946年創刊の雑誌「月刊つり人」を筆頭に数々の釣りに関するコンテンツを作成してきた「株式会社つり人社」のWeb編集部。現場を知り尽くした編集部員・プロアングラーのネットワークを活かし、確かな情報をお届けします。

目次

    アユルアー専用ロッドの特徴と選び方。ほかの釣りと明確に異なる面も

    アユルアー専用ロッドは、主にティップ(穂先)やベリー(胴)が柔軟に設計されているアイテムが多く「しなやか」なのが最大の特徴だ。その理由は大きく分けて2つある。

    まず一つ目は、流れの中でルアーを安定させる役割。硬いロッドでは、流れの変化を受けるとルアーが暴れてしまい、アユに「見切られ」やすい。これに対し、しなやかなロッドは流れの強弱を吸収し、ルアーを自然に泳がせることを可能にする。

    二つ目は、衝撃を吸収し「バラシ」を防ぐ役割だ。体当たりという激しいアタリを硬いロッドで受けると、ハリが弾かれたり、掛かってもアユの身が裂ける「身切れ」が多発してしまう。さらに、アユルアーではカエシのないハリを使うのも、バラシが頻発する理由だ。そのため、ファイト中にロッドがしなやかに追従し、テンションを保ち続けることが重要になる。

    ほかにも、硬さや長さ、ティップなどによって最適なフィールドや使い心地が変わってくるので、詳細な選び方も紹介しよう。

    硬さ(パワー)は流れの速さも考慮

    ロッドの硬さを示す番手は、一般的に、柔らかいほど軽量ルアーを繊細に扱え、硬いほど重いルアーや強い流れ、大アユのパワーにも対応しやすくなる。

    例えば、ラインナップが豊富な、がまかつ「ラグゼ 舞香」シリーズを見てみよう。このシリーズではMパワーが様々な状況に対応する「オーソドックスモデル」とされ、それを基準に、小~中規模河川で軽量ルアーを扱いやすいML、シンカー使用時にも負けず速い流れを攻略可能なM+、そして急瀬と大アユに対応するパワーを備えたロングレングスのMHが展開されており、各モデルの役割が明確になっている。

    番手表記の基準はメーカーごとに異なるため、Mクラスが必ずしも汎用的なモデルではないが、まず最初の1本を選ぶなら、製品サイトの紹介文などを参考に「オーソドックスモデル」に相当する汎用的な番手を選ぶのが無難だ。

    また、自分の釣り場やスタイルに合わせてパワーを調整していくことも、最適なロッド選びの鍵となる。

    アユルアーの風景
    流れの速さによって最適なロッドパワーは変わる

    長さは操作性に直結。9~9.6フィートが基準

    アユルアーロッドの長さ選びで特徴的なのは、ほかのルアーフィッシングとは異なり、長さが飛距離ではなく「操作性」の基準になる点だ。

    近距離の筋を丁寧に探ることが多いこの釣りでは、ロッドの長さがルアーを自然に流すドリフトコントロールの精度や、ラインメンディング(糸を操作して流れを攻略すること)のしやすさに直結する。そのため、どちらかと言えば長いほうが有利に働く場面が多い。

    その基準となるのが、9~9.6フィート(約2.7~2.9m)のロッドだ。ルアーを巧みに操るための十分なリーチ(操作範囲)と、軽快なキャストを可能にする取り回しの良さ。この2つをバランス良く両立しているのがこの長さだ。

    一方で、10フィートを超えるようなロングロッドは、ピンポイントにルアーを留めるための操作性をさらに向上させてくれる。より広範囲を探ることができるため大河川で重宝するほか、小~中規模河川では遠距離からアユに警戒心を与えずにアプローチできるのも利点だ。

    対照的に8フィート台のショートロッドは、その軽さとコンパクトさが武器となる。ルアー操作の面では長いロッドに劣るものの、狙いのスポットへキャストしやすく、長時間の釣りにおけるアングラーの疲労を軽減してくれるのも魅力だ。川幅の狭い河川がメインフィールドであれば、有力な選択肢になる。

    大河川でのアユルアーの風景
    アユルアーでは、ルアーをコントロールしやすい距離にキャストし、ねらいのポイントへ正確に流す釣り方がメインとなる

    操作性とバラシを左右するティップ

    ルアーの操作から繊細なアタリの感知、そして掛かったアユをいなすまで。一連の動作の起点となるのが、ロッドの「ティップ(穂先)」だ。アユルアーロッドのティップは、大きく「ソリッド」と「チューブラー」の2種類に分けられ、それぞれに明確な個性がある。

    専用ロッドで多く採用されるソリッドティップは、その高い柔軟性が武器。しなやかにアユの体当たり(バイト)へ追従し、ファイト時の衝撃を吸収して身切れによるバラシを大幅に軽減してくれる。流れの中でルアーを安定させる能力も高い。

    対照的に、中空構造のチューブラーティップはルアーの操作性に優れ、川底の変化を的確に伝える「高感度」が持ち味。ただし、張りが強い分アタリを弾きやすく、バラシに繋がりやすいのが難点。これを補うため、ベリー(胴)を柔らかくしてクッション性を持たせたモデルが多い。

    また、近年はダイワのハイエンド機種に見られるような、しなやかさと高感度を両立するチタンティップ搭載モデルも注目を集めている。

    アユルアーロッドの使い心地を決めるテーパー

    ティップの特性と合わせて見極めたいのが、ロッド全体の「調子(テーパー)」だ。

    ルアーを意のままに操れる「先調子(ファストテーパー)」気味のロッドは、狙ったスジを流しやすい反面、掛けた後に身切れによるバラシが増えやすい。

    一方、ベリーから曲がる「胴調子(レギュラーテーパー)」は掛けたあとにはバラしにくいものの流れのある中でのフッキングの難しさがある。緩い流れでアユを絡め取るのは得意だが、急流ではブランクスが衝撃を吸収しすぎてアワセが決まりにくい傾向がある。

    メーカーによっては調子を非公表としているモデルも多いが、ティップとテーパーの組み合わせによって、ロッドの使い心地は変わってくる。専用ロッドの場合、あまりに偏った特徴を持つロッドは少ないが、店頭で実際にロッドを振る機会があれば、チェックしてみるといいだろう。

    アユルアーでの取り込みシーン
    常に川の流れを受けながら、カエシのないフックで魚を掛けるアユルアーゲーム。「いかにバラシを減らすか」という視点もロッド選びでは重要になる

    ベイトとスピニングはどちらもメリットが存在

    アユルアーロッドには、ベイトリール用のベイトモデルと、スピニングリール用のスピニングモデルがある。どちらを選ぶかはアングラーのスタイルにもよるが、それぞれに明確なメリットが存在する。

    ベイトモデルの最大のメリットは、手返しの良さと操作性の高さだ。クラッチ操作によってルアーの送り込みや回収を片手で素早く行えるため、流れの中のピンスポットを繰り返し正確に狙う釣りに非常に向いている。アユルアーはロングキャストよりも、こうした短い距離でのアプローチが多いため、ベイトタックルの利点が活きる場面は多い。

    一方、スピニングモデルは、誰にでも扱いやすく、ライントラブルが少ないのが魅力だ。特に初心者にとっては、バックラッシュを気にせず釣りに集中できるのは大きなメリットとなる。さらに、構造上の特性から、同じパワー表記でもベイトロッドよりもしなやかに曲がる傾向があり、結果的にバラシを軽減するというアユルアーならではの利点もある。

    テクニカルな操作と手返しを重視するならベイト、扱いやすさを求めるならスピニング、という視点で選ぶと失敗が少ないだろう。

    スピニングとベイトモデルのアユルアーロッド
    スピニングとベイトどちらにもメリットが存在する。迷ったらほかの釣りで使い慣れたタイプを選ぶのもおすすめ

    アユルアーに代用できるロッドはある?

    結論から言えば、長さが近いシーバスロッドやエギングロッドなどで代用すること自体は可能だ。ただし、これらの多くはアユを掛けるには硬すぎるため、繊細なアタリを弾いたり、身切れによるバラシを多発させたりする傾向がある。専用ロッドほどの快適さは、正直なところ望めない。

    もし代用する場合、ロッドの「しなやかさ」が重要な選択基準となる。たとえば、シーバスロッドの中でも、繊細な吸い込みアタリを乗せるために設計された「バチ抜け用」のL(ライト)クラスや、ソリッドティップ搭載モデル。また、重いリグを扱いながらアジやメバルの小さなアタリを感知する、フロートリグ用のライトソルトゲームロッドなどが使いやすい。

    とはいえ、これらはあくまで代用。アユルアーの奥深さを本格的に楽しむなら、やはり専用に設計されたロッドをおすすめしたい。

    ブルーカレント3 82/Bとスウィートトラップ
    アユルアーでは、かなり短めのロッドになるが、しなやかさが特徴のライトゲームロッド「ブルーカレント3 82/B」(上)を流用している編集部員も。下はティムコの専用ロッド「スウィートトラップ」

    編集部おすすめのアユルアーロッド8選

    最後に、編集部が取材やプライベート釣行を通じておすすめできると感じたアユルアー専用ロッドを紹介する。

    アユルアーロッド おすすめ8モデル比較表
    商品名 購入 価格(税込) タイプ 全長 メーカー
    アユイング X 90MLS-S 23,100円 スピニング 2.74m(9ft) ダイワ
    ブレインストーム鮎 BSAC-110 24,200円 ベイト 3.30m(11ft) ゴールデンミーン
    ナワバリレンジコンフィー NRC-C88M 19,800円 ベイト 2.64m(8.8ft) ジャッカル
    ラグゼ 舞香 B94M-solid 36,300円 ベイト 2.85m(9.4ft) がまかつ
    アルティバ ALGS-86L 31,130円 スピニング 2.59m(8.6ft) パームス
    スウィートトラップ WCV96SL-5J 41,800円 スピニング 2.90m(9.6ft) フェンウィック
    翠流 DSRC-135 52,800円 ベイト 4.09m(13.5ft) DUO
    アユイング EX 99MLB-SMT 79,200円 ベイト 2.97m(9.9ft) ダイワ

    アユイング X 90MLS-S(ダイワ)

    ayuing-rod2

    アユルアー入門に最適な、基本性能を追求したエントリーモデルのロッド。感度とルアーの安定性を両立する穂先「メガトップ」と、ネジレを抑え操作性を高める「ブレーディングX」でブランクスを強化。誰でも気軽に、ゲーム性の高いアユイングの魅力を存分に味わえる一本だ。

    ラインナップはスピニング・ベイトの9ft・10ftに加え、2026年3月には大アユ・急瀬向けの99H(9.9ft)が追加。まず選ぶなら、汎用性の高いレングスと扱いやすい硬さを備えたスピニングの「90MLS-S」が最適だ。

    編集部の一言コメント:入門で迷ったらコレ!軽量でコスパのいいエントリーロッド

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    ブレインストーム鮎 BSAC-110(ゴールデンミーン)

    カーボンソリッドティップを備えたファストテーパーブランクとEVAセパレートグリップの組み合わせにより、高い操作性を実現。ティップとガイドスレッド部に施された視認性向上処理は、流れの中でのルアー挙動やアユのアタリを視覚的にとらえやすく、緻密な誘いを可能にしてくれる。比較的手ごろな値段なのも嬉しいポイントだ。

    「BSAC-110」は離れたポイントもねらいやすいロングレングスのベイトモデル。携帯性のいい振り出し式なのでランガンもしやすい。スピニングを好むなら同レングスの「BSAS-110」、取り回し優先なら2ピースの9ft(BSAC-90BSAS-90)も選べる。

    編集部の一言コメント:ルアーを狙ったポイントに留めやすいロングロッド。コスパのよさも◎。

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    ナワバリレンジコンフィー NRC-C88M(ジャッカル)

    ジャッカルのトラウトブランド・TIMONが手がける、リーズナブルなアユルアー専用機。3ピース設計で自転車や電車での釣行でも持ち運びやすく、休日の川遊びを気軽に始められる。各ジョイント部のセンターマークでセッティングもスムーズだ。

    やや短めの8.8ftと、ロングレングスの10ftをラインナップし、それぞれにスピニング・ベイトを用意。中でも、8.8ftのベイトモデル「NRC-C88M」は近距離でのラインコントロールがしやすい取り回しのよさが魅力だ。大規模河川がメインなら10ftの「NRC-C100M」を選ぼう。

    編集部の一言コメント:定価1万円台&3ピースのショートロッド。入門向けの選択肢としておすすめ!

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    ラグゼ 舞香 B94M-solid(がまかつ)

    maika

    バーブレスの掛けバリでのバラシを防ぐ柔軟性と、操作性・感度・キャスタビリティーを両立したアユルアーロッド。無駄な張りを抑える設計により、アタリに対してロッドが暴れず、掛けたアユを確実にランディングへ導く。軽快なキャストフィールと操作感も楽しめる仕上がりだ。

    「B94M-solid」は、フィールドを選ばず活躍するスタンダードなレングスとMパワーを採用した、汎用性の高い一本。ほかにもレングスの異なるスピニング2機種、ベイト2機種が用意されている。

    編集部の一言コメント:操作性とバレにくさを高次元で両立。

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    アルティバ ALGS-86L(パームス)

    altiva

    スピニングモデルでは遠投性とライトラインとの相性を重視、ベイトモデルではレンジを自在にコントロールできる操作性を重視したアユルアーロッドだ。ティップはアユルアーの繊細なアクションを的確に演出できる感度と柔軟性を持ち、ベリーからバットで、ファイト中のアユの暴れをしっかり受け止める設計。遠投性、操作性、対応力を高水準で融合している。

    ラインナップはスピニング・ベイトの8.6ftと、2024年追加の9.10ft(L+)。まず選ぶなら、軽さと取り回しに優れ「初めてキャスティングアユを楽しむアングラーにもおすすめ」と公式が位置づけるスピニングの「ALGS-86L」が間違いない。中〜大河川や太い流れを攻めるなら、ロングレングスでパワーに余裕のある9.10ft(ALGS-910L+)が頼りになる。

    編集部の一言コメント:小~中河川で取り回しのよいレングス。完成度の高さも魅力。

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    スウィートトラップ WCV96SL-5J(フェンウィック)

    マルチピースロッド「ワールドクラスビスタ」シリーズのアユルアー専用モデルが、スウィートトラップ(スピニングモデル)とスウィートトリック(ベイトモデル)。ティップが柔らか過ぎれば掛かりが浅く、硬過ぎればアタリを弾くというジレンマを、絶妙な張りのチューブラーティップと柔らかいベリーセクションで解消。精密な操作性と感度を実現しつつ、アユの攻撃を深く確実なフッキングへと導く。

    スウィートトラップとスウィートトリックはいずれも9ft6in。5ピースのマルチピース構造ながら仕舞寸法は68~68.5cmと圧倒的に短く、電車や旅行先への携行も苦にならない。扱いやすさ重視なら、まずはスピニングのスウィートトラップから入るのがおすすめだ。

    編集部の一言コメント:仕舞68cmの5ピース。遠征釣行にも最適な一本。

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    翠流 DSRC-135(DUO)

    ルアーメーカー・DUOが手がけるアユルアー専用ロッド「翠流(スイリュウ)」シリーズ。スピニングのS96、ベイトの88・10.6に加え、シリーズ最長となるのが全長13.5ft(約4.1m)の4ピースベイトモデル「DSRC-135」だ。

    圧倒的なロングレングスにより、ルアーをねらいの流れに留める操作性が向上。また、あと一歩で届かなかった対岸ぎわのポイントまで攻略範囲を広げてくれる。4mを超えながら仕舞寸法108cmの4ピース設計で携行性を確保しているのも魅力だ。

    とはいえ、自重293gと相応の重さがあるため、取り回しの軽いモデルで基本を押さえたうえで、大河川・本流を広く探る「攻めの一本」として加えたい。

    編集部の一言コメント:4m超の最長クラス。本流の遠いポイントまで届く飛び道具。

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    アユイング EX 99MLB-SMT(ダイワ)

    ayuing-rod

    「軽さと感度」を追求した、ダイワアユイングロッドの最高峰。超高密度SVFナノプラスカーボンのブランクスに、軽量なAGS(エアガイドシステム)、穂先にはアユイング専用ロッド初となる高感度なSMT(スーパーメタルトップ)を搭載するなど、ダイワの先端技術を結集。水中のルアーの挙動を手に取るように感じ、アユのアタリを「大音量」で伝える。アングラーの感覚を研ぎ澄まし、大胆な攻めを可能にする一本だ。

    ラインナップはスピニングの「99MLS-SMT」とベイトの「99MLB-SMT」の2機種で、いずれも9.9ft。ロッドの長さと合わせてテクニカルなルアー操作が可能な、ベイトモデルの「99MLB-SMT」がおすすめだ。

    編集部の一言コメント:自重87gの軽さとSMTの高感度。技術を結集したダイワ最高峰。

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    アユ 魚種別釣りガイド 編集部おすすめ釣り具 淡水の釣り アユルアー・アユイング

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