この記事では出場選手のオールスターウイニングパターンを一人ずつ振り返っていきます。今回は2008年、2009年、2010年と史上唯一3連覇を達成している赤羽修弥選手です。
史上唯一３連覇を達成
12月３～４日（金～土）の２日間にわたって開催する歴代のBasser Allstar Classic優勝者のみのトーナメント「KING OF KINGS」。出場選手が決定しました。◆オールスター「KING OF KINGS」の詳細はこちら！
【ライブ配信】オールスター「KING OF KINGS」開催決定！
オールスター「KING OF KINGS」出場選手決定！
この記事では出場選手のオールスターウイニングパターンを一人ずつ振り返っていきます。今回は2008年、2009年、2010年と史上唯一3連覇を達成している赤羽修弥選手です。
赤羽修弥
2008年、2009年、2010年（霞ヶ浦水系）ウイナー。史上最多タイ＆唯一の三連覇
バイト数＝キャッチ数のノーミス勝利
10月25・26日土浦新港を舞台に開催された第22回大会。初日のトップに立ったのはW.B.S.でシャローゲームを得意とする蛯原英夫だった。この日2位につけたのが同じくW.B.S.の赤羽修弥。両選手は2日間カバーゲームをメインに展開。結果として赤羽が約900g差で競り勝った。約900g＝ナイスキーパー1尾分のウエイトの差をもたらしたのは、バイトしたバスを1尾もバラさなかった赤羽の堅実な技術。その要因のひとつとして、ウイニングベイトのテキサスリグ（ウルトラバイブスピードクロー）に、バスのアゴを深くとらえられるストレートフックを合わせていたことも挙げられる。テキサスリグと言えば多くのアングラーがワイドゲイプオフセット一択だった当時、ストレートフックが見直されるきっかけにもなった一戦であった。
掲載は2009年1月号
ネコリグで桜川戦線を制す
2009年の第23回大会は、未だ破られていないビッグフィッシュレコードフィッシュ（2920g）を江口俊介が持ち込んだり、清水盛三の名台詞「12時までゼロやってん！」が飛び出したりするなど見どころの多い試合になった。赤羽は台風の濁りから回復しつつあった桜川の沈みモノをネコリグ（ZBC・フィネス）で探り、2日間ともリミットメイク。ひとつの沈みモノに対し、9つのコースから丁寧に探った。また、初日にバイトが集中したグリパンカラーの威力が2日目は衰えてきたと見るやウォーターメロンにチェンジしてバイトを伸ばすなど、赤羽の繊細さにも多くの注目が集まった。
掲載は2010年1月号
前人未到の3連覇を達成
11月6・7日に開催となった2010年大会は赤羽修弥による前人未到の3連覇という偉業で締めくくられた。現在まで3勝をあげている選手は5名いるが3年連続で勝利したのは赤羽ただ一人。だがこの試合、赤羽にとって楽なものではなかった。初日、10時の中間発表時点でだれより早くリミットメイクを達成した赤羽だったが、その後の追加はなく初日は4位で通過。そこからただ一人2日間10尾のフルリミットを持ち込んでの優勝であった。ウイニングルアーは前回と同じくネコリグ。ビハインドにあっても繊細さを失わない赤羽の精神力がもたらした3連覇であったと言えよう。
掲載は2011年1月号
このBasserオンラインでは、開催まで各選手のウイニングパターンを振り返る記事をアップしていきます。お楽しみに！
◆「KING OF KINGS」出場選手
Basser Allstar Classic優勝年順沢村幸弘 1988年
今江克隆 1991年、1992年
藤木 淳 1993年
河辺裕和 1995年、1999年、2006年
吉田秀雄 2000年、2011年
小野俊郎 2004年、2013年
橋本卓哉 2007年
赤羽修弥 2008年、2009年、2010年
小森嗣彦 2012年、2018年
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