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編集部2021年11月19日

「KING OF KINGS」出場選手のオールスターウイニングパターンを振り返る。吉田秀雄選手編

ブラックバス Basser バス釣り

出場選手のオールスターウイニングパターンを一人ずつ振り返っていきます。今回は2000年の第14回大会、2011年の第25回大会を制している吉田秀雄選手です。

時代をまたいだ2度の優勝はどちらも「中層」がカギに

 12月3~4日(金~土)の2日間にわたって開催する歴代のBasser Allstar Classic優勝者のみのトーナメント「KING OF KINGS」。出場選手が決定しました。

◆オールスター「KING OF KINGS」の詳細はこちら!
【ライブ配信】オールスター「KING OF KINGS」開催決定!
オールスター「KING OF KINGS」出場選手決定!


この記事では出場選手のオールスターウイニングパターンを一人ずつ振り返っていきます。今回は2000年の第14回大会、2011年の第25回大会を制している吉田秀雄選手です。

吉田秀雄

2000年(霞ヶ浦水系)、2011年(利根川)ウイナー。
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メインパターンはラバージグの中層スイミング

 20世紀最後のオールスタークラシックは、この節目に相応しく、史上最大のトーナメントウォーターが設定された。霞ヶ浦の土浦新港を発着場所に、北利根川、常陸利根川、北浦のみならず、閘門を抜けた先の利根川までもが競技水域に含まれたのである。

 この大会を制したのは吉田秀雄。ガード付きのキャリラバ3/8ozと10年物のホッグヘアーの組み合わせで、杭にサスペンドしているバスを中層スイミングで攻略した。当時でいえばホンガリング、今でいえばミッドストローリングに近いこの高度なテクニックの威力は凄まじく、吉田は2位以下を2kgも突き放して圧倒的勝利を収めた。

 また今大会には、現在でもベテラン・中堅として各方面で活躍している深江真一、関和学、庄司潤、西村嘉高が初出場。勝った吉田を始め、21世紀を前に次世代アングラーの台頭を強く印象づけるオールスタークラシックとなった。

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掲載は2001年2号
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「水を見る旅」とシャッドの中層巻き

 2011年のオールスターは、11月19日、震災の爪痕の残る利根川の「水の郷さわら」で開幕した。冷たい雨が降る初日、吉田はISワスプ55の中層巻きとスリーピース3inのヘビーダウンショットでリミットメイク。暫定1位で2日目を迎えた。

 2日目になると前日の雨と夜間に吹いた台風並みの強風で状況が激変。26人の選手のうち12人がノーフィッシュに終わるタフコンディションとなった。吉田はこの日、貴重な朝の2時間を「水を見る旅」に費やす。上流の若草大橋まで要所に入りながらもロッドをもたず移動を繰り返したのち、勝負するエリアを下流域に決めると、ダウンショットの消波ブロック撃ちで2尾を立て続けにキャッチ。

 その後はISワスプ55に持ち替え、ブロックの入った護岸の中層など確信の持てるコースを丁寧に通し、リミットメイクを達成。2位の小森嗣彦に130g差で10年越しの勝利を収めた。

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掲載は2012年2月号
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このBasserオンラインでは、開催まで各選手のウイニングパターンを振り返る記事をアップしていきます。お楽しみに!


◆「KING OF KINGS」出場選手

Basser Allstar Classic優勝年順
沢村幸弘 1988年
今江克隆 1991年、1992年
藤木 淳 1993年
河辺裕和 1995年、1999年、2006年
吉田秀雄 2000年、2011年
小野俊郎 2004年、2013年
橋本卓哉 2007年
赤羽修弥 2008年、2009年、2010年
小森嗣彦 2012年、2018年



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