この記事では出場選手のオールスターウイニングパターンを一人ずつ振り返っていきます。今回は2004年の第18回大会、2013年の第27回大会を制している小野俊郎選手です。
2度目の栄冠はどちらも執念の逆転劇
12月3~4日(金~土)の2日間にわたって開催する歴代のBasser Allstar Classic優勝者のみのトーナメント「KING OF KINGS」。出場選手が決定しました。◆オールスター「KING OF KINGS」の詳細はこちら!
【ライブ配信】オールスター「KING OF KINGS」開催決定!
オールスター「KING OF KINGS」出場選手決定!
この記事では出場選手のオールスターウイニングパターンを一人ずつ振り返っていきます。今回は2004年の第18回大会、2013年の第27回大会を制している小野俊郎選手です。
小野俊郎
2004年、2013年(利根川・霞ヶ浦水系)ウイナー。2日間で10尾11㎏超をウエイイン
表彰台の2位から5位に歴代のオールスタークラシックウイナーが並んだ2004年大会を制したのは小野俊郎だった。そのスコアは何と11kg超(2日間計10尾)という、2位以下とはまさに桁違いの勝利だった。しかし、1日目のトップに立ったのはその小野ではなかった。リードしたのは恋瀬川河口でクランキングを炸裂させた吉田幸二。そのスコアは何と、4尾ながら5610g。そこには2尾の2kgアップ(いずれも50cmオーバー)が含まれていた。
1日目、リミットメイクに成功して5090gを持ち込みながら吉田を追う立場で2日目を迎えた小野は、この日も前日と同様に恋瀬川に入った。そしてピンスポットからヤミィのノーシンカーリグで絞り出したスコアは6370g。ウエイインショーでの小野の派手なパフォーマンスは、この選手のクールな印象を覆すものだった。また、トータル11kg超のスコアは近年不調がささやかれていた霞ヶ浦の復活をギャラリーに印象付け、同水系のバスフィッシングを大いに盛り上げることにも繋がった。
掲載は2005年2月号
執念と実力の逆転劇で2度目の栄冠
2013年は暦の上でも冬に突入する11月30日・12月1日の開催となった。プラクティスではシャッドやスピナーベイトなど巻き物でリアクションバイトをねらう釣りで好反応を得ていた小野だったが、初日はコンディションの変化に悩まされ3尾3020gというスコアに終わってしまう。この日、トップに立ったのはW.B.S.で好成績を残していた村川勇介。得意のシャローの釣りで4尾5420gを持ち込んだ。2日目、小野が手にしたルアーはスモラバ(ベクタージグ+ベクターバグ)だった。初日の午後にキャッチした2尾をヒントに、リアクションの釣りから食わせの釣りへ、180度釣り方をシフト。この思い切った決断が功を奏し、佐原の消波ブロック帯から1kgクラスのキャッチを重ね、見事リミットメイク。村川に410g差で逆転し2度目の栄冠を手にした。
掲載は2014年4月号
このBasserオンラインでは、開催まで各選手のウイニングパターンを振り返る記事をアップしていきます。お楽しみに!
◆「KING OF KINGS」出場選手
Basser Allstar Classic優勝年順沢村幸弘 1988年
今江克隆 1991年、1992年
藤木 淳 1993年
河辺裕和 1995年、1999年、2006年
吉田秀雄 2000年、2011年
小野俊郎 2004年、2013年
橋本卓哉 2007年
赤羽修弥 2008年、2009年、2010年
小森嗣彦 2012年、2018年
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