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編集部2021年12月14日

千葉県/高滝湖のバス釣り 阿部進吾さんに訊く!高滝湖のワカサギパターン

ブラックバス Basser バス釣り バス釣りルアー別解説

ワカサギの支配率が高いフィールドのロコアングラーに、釣果に直結するメソッドを教えてもらった。今回は阿部進吾さんによる高滝湖攻略!

バスそのものをねらい撃つシューティングのキモ

写真と文◎編集部

この記事はBasser2021年1月号の記事を再編集しています

ワカサギの支配率が高いフィールドのロコアングラーに、釣果に直結するメソッドを教えてもらった。

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阿部 進吾

(あべ・しんご)1972年生まれ。秋田県出身。元JBTOP50選手で、いち早くパワーフィネスをトーナメントに持ち込んだことで知られる。高滝湖ではバスとワカサギを誰よりも釣る。

高滝湖のワカサギパターン

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■シーズン

10月末~1月

■キーとなる要素

・リアクションによる食わせ

・ワカサギのレンジ

・魚探とマーカーブイによる正確なスポット把握

 

ワカサギのレンジと魚探掛け

 晩秋から冬にかけての高滝湖の効率的な釣り方を紹介します。高滝湖のバスはワカサギをメインベイトとしていますが、極論を言えば湖の全域にワカサギがいますので、ワカサギを探すことがバスの釣果につながるということはありません。

 なので、エリアの絞り込みはワカサギの存在ではなく「湖流」で行ないます。この時期はターンオーバーの影響で水が動く場所がいいですが、水温が下がるタイミングでもあるので流れの当たりすぎもよくありません。そうなると「メインチャンネルの近く」が有望になります。ちなみに、高滝湖のメインチャンネルは土砂の流入などで変わっていますので、マップを参考にしてください。

takataki-main-channel

 次に見るべきは、ワカサギのレンジです。たとえば、魚探で2mにワカサギの群れが確認できたら、その日は湖全体のワカサギが2mにいると思ってOKです。そして、水深2mに絡んだオダや、ブレイクなどを釣ります。バンクを流しながら巻いて当てに行く釣りもありますが、魚探があるのであればバスを見つけて直接ねらうのが一番効率的で釣果も望めます。

 ここからは、2Dやダウンスキャンなど、ボートの真下を映し出す魚探を使用している前提の話をしますね。まず、その日のバスやワカサギのポジションの指標にしやすいのが「鳥居前スロープ」です。スロープとその台座が水深0〜4mまで沖に伸びて沈んでおり、ワカサギのいる水深や、バスがスロープ(ブレイク)の上にいるのか、下にいるのかなど、その日のポジションの傾向を掴みやすいです。

 魚探掛けのゴールは「どのレンジのどの範囲にどれくらいのバスがいるか」を知ること。そのために、古典的ではありますがイラストのように(次項で解説!)X軸、Y軸と交差するように魚探をかけるのが一番正確です。その際、起点となる場所(バスが映り始めたところ)にマーカーブイを撃てばさらに精度が上がります。

takataki-abe-web (4)マーカーブイがあればキースポットを見失わず撃てる

 魚探映像からそれをバスかどうか判断する方法は、魚探によって異なってくるのでここでは触れません。が、なるべく指向角の狭いもののほうがボートの真下を正確に映せるのでお勧めです。

魚探掛けの手順

 

takataki-abe-web-map

①X軸方向の魚探掛け開始

②バスが映ったタイミングでマーカーブイを投入。ボートを折り返すタイミングは「バスが映らなくなったら」

③Y軸方向の魚探掛け開始

④②と同じ要領で、バスが映ったらブイ投入(ブイは2個あるとよい)

⑤X軸、Y軸両方の魚探掛けを行なった結果、バスのいる範囲(イラスト内の赤いゾーン)が特定できた。マーカーブイのおかげでスポットを見失わずじっくりと食わせにかかることができる

 

秋はリアクションが絶対

 ここからやっと食わせ方の話です。大事なのは、とにかく「リアクション」。ソフトベイト・ハードベイト、縦・横問わず、スピードやフラッシングなど、リアクション効果の高いルアーを入れます。秋はターンオーバー、冬は低水温、そしてフィッシングプレッシャーで、スローな食わせが効くことはほとんどありません。僕のルアーセレクトを例に、「縦・横」「強・弱」などいくつかのリアクションベイトを用意してください。ただ、この時期はとくにワカサギを追うタイミングなので、横方向のリアクションが基準になります。

 スピナーベイトはスローロールでフラッシングのリアクションねらい。ジグヘッドは縦横どちらもOKです。縦の場合はリグがボトムから10〜15㎝浮くくらいの1段シャクリで小刻みにボトムを小突きます。ポーズはいりません。横の場合は、ロッドではなくリールのハンドルを高速で「グリッ」と1回転させ、ボトムを横方向に高速移動させます。シャッドは速巻きで使用。ここぞというところでアクションをつけるもアリです。

 

おすすめルアー&タックル

TEE-BONEスピナーベイト(ケイテック)

takataki-abe-web (1)ロッド:66Mソリッドティップ(デジーノブランクによる自作)
リール:レボLT(アブ・ガルシア)
ライン:エクスレッド10Lb(東レ・モノフィラメント)

ジャバスティック3.5in+モノガードラウンドジグヘッド1/8oz(イマカツ/ケイテック)

takataki-abe-web (3)ロッド:63XUL(デジーノブランクによる自作)
リール:セオリー2000(ダイワ)
ライン:エクスレッド3Lb(東レ・モノフィラメント)

 

ハイカットDR(O.S.P)

takataki-abe-web (2)ロッド:カレイドスピンコブラクワトロ7・ソリッドチューン(エバーグリーン)
リール:セオリー2500(ダイワ) ライン:PE0.3~0.6号
リーダー:エクスレッド3Lb(東レ・モノフィラメント)

◆関連記事

川村光大郎×高滝湖 食わせとナチュラルリアクション :第1回(全4回)

 

 

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