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潮干狩りに行ってみよう! 準備~アサリ獲り解説編

〝潮干狩りの超人〟こと原田知篤さんが解説!

解説◎原田知篤 写真◎編集部
118-121-shiohigari_cs6 (1)a 愛用の熊手と網を手にする原田さんは元プロのオーボエ奏者で横浜在住。趣味が高じて〝潮干狩りの超人〟と呼ばれている

一年の中でも、大きな引き潮が日中にやって来る春。
そこで楽しめるのが潮干狩りだ。
海の恵みを自分で獲るワクワク感は格別。
春の大潮にあわせて、近くの海岸に出掛けてみよう。


マテガイ獲り解説編

最高に美味しい貝の持ち帰り方

潮干狩りの基礎知識

シーズン:3~7月。なかでも大きく潮が引く4~5月の中潮~大潮の日が最適
場所:潮干狩りができるのは太平洋側。施設のある潮干狩り専用の海岸がおすすめ
時間帯:少しずつ沖に出て行ける干潮2時間前くらいからが最適
料金:場所によるが400~1800円程度。持ち帰りは2㎏まで無料が多い
アドバイス:潮干狩り場周辺は車が非常に混む。公共交通機関がおすすめ

潮干狩りで使う道具たち


118-121-shiohigari_cs6 (2) 潮干狩りはリュック一つで気軽に出かけられる遊び。獲った貝を持ち帰るためのクーラーもリュックの中に入れている

118-121-shiohigari_cs6 (5) とりあえずアサリを獲るなら熊手と網があればOK。最小限の道具で楽しめるのも潮干狩りの魅力

118-121-shiohigari_cs6 (3) 超人のリュックの中身はこの「7つ道具」
上段左から……マテガイ獲り用の塩、砂出し用の海水を持ち帰るためのペットボトル、小型クーラー
下段左から……マテガイ用ジョレン、忍者熊手、貝網、タオル

118-121-shiohigari_cs6 (6) 裸足の潮干狩りは足で大地や貝を感じられるのがメリット。通はこちらを好むが、岩場や護岸にある牡蠣殻には注意。小さな子どもならやはりウオ―タシューズなどを履くと安心

アサリの見つけ方

118-121-shiohigari_cs6 (4) やって来たのは横浜市の金沢八景にある「野島公園」。右手奥に人が並んでいるが、「アサリロード(アサリのある筋)」はこのように海岸線に沿って走っていることが多い。ただし、他の場所にもアサリはいて、手前の岩陰をねらう手もある

POINT! アサリの目
118-121-shiohigari_cs6 (7) 潮干狩り場に着いたら「アサリの目」を捜す。水管を引っ込めた跡(穴)でも見つかれば、そこにアサリが必ずいる証拠。穴がたくさんあれば、そこがアサリの集合場所だ

118-121-shiohigari_cs6 (8) よく見ると2つの小さな穴がくっついて出来ている

POINT! アラムシロガイ

118-121-shiohigari_cs6 (10) 海の掃除屋アラムシロガイが集まっている場所もアサリがいる可能性が高い。アラムシロガイは小さな巻貝で、生きものの死骸に取り付いて集団で食べる。見つけたらそっと取り付いている相手を見てみよう。もしアサリだったら、その近くには元気なアサリもいる可能性が高い

118-121-shiohigari_cs6 (11) これがアラムシロガイ。やはりアサリ(左)に付いていた。ちなみにこんなに小さな巻貝だが、アラムシロガイもたくさん獲ればよい出汁が出て美味しい。集団で食事をしているので、数を揃えるのも小さい割に容易だ


118-121-shiohigari_cs6 (13) 海草アマモの下はアサリが獲りにくいため、ねらう人が少ない。そのため最後までアサリが残っている可能性がある。手足にアマモが絡みつくが、気持ち悪がらずに挑戦してみるとよい

118-121-shiohigari_cs6 (16) 奥の波打ち際に比べて圧倒的に人がいないアマモの草原だが、アサリはここにもたくさんいた。アマモは花も実もなる陸の草の仲間で、コンブやワカメなどの海藻とは異なる。こうした場所にはメバルやヤガラなどの幼魚も多く、別の意味でも楽しい潮干狩りになる

118-121-shiohigari_cs6 (23) アサリは集団で固まっているので、ポイントを見つけたら集中的に探って一帯のアサリを全部獲るつもりで掘る。ポイントを見つけるまでは、動き回りながら熊手で探していく。アサリの殻のガリガリという音が熊手の先から伝わってきたら、大漁への知らせだ

118-121-shiohigari_cs6 (14) よい型のアサリが獲れた時には人に見せたくなる!

POINT! アサリとシオフキの見分け方

118-121-shiohigari_cs6 (17) 左のシオフキと右のアサリは大きさが似ているので間違えやすい。シオフキは殻に爪を立てるとツルっと滑るが、アサリにはヤスリ状のギザギザがあってガリガリという感触が伝わる。シオフキは身も小さく砂も抜けにくいので、持ち帰る人はほとんどいない

118-121-shiohigari_cs6 (18) 表面の質感のほかに、蝶番から見るとシオフキはボールのように膨らんで丸い形状なのに対し、アサリは平べったい。太ったアサリが獲れたと喜んでいるとシオフキだったりする

118-121-shiohigari_cs6 (15) アサリの模様は千差万別で一つとして同じ模様がない。ここにあるのはすべてアサリ。シオフキなど他の貝と迷った時も模様の有無を見る。模様がないものはアサリでない可能性が高い

118-121-shiohigari_cs6 (19) 複数のアサリの中に1つだけシオフキが混じっている。さてどれでしょう? 正解は手前右の茶色い貝。模様が少なくて怪しかったら、迷わず殻に爪を立ててみる

118-121-shiohigari_cs6 (20) 大きさにドキッとするのが大きく白いカガミガイ(奥)。アサリと比べると大きさがよく分かる。身の黒い部分を取り除くと食べられる

118-121-shiohigari_cs6 (21) 潮干狩りの外道3兄弟。左からシオフキ、バカガイ、カガミガイ。どれも砂抜きに一手間掛かるので持ち帰らないことが多い

118-121-shiohigari_cs6 (22) 外道3兄弟を横から眺める。写真では確認しづらいが、バカガイとシオフキは蝶番の役目を果たすじん帯が外からは見えない(アサリは見える)。実際殻を閉じる力も非常に弱い。カガミガイは力持ちで殻も強いし貝柱の力も強い

この記事は『つり人』2018年5月号でも読むことができます。

ファミリーみんなで楽しめる潮干狩りの最新ガイドが新登場!


春から夏が旬の海遊びの大定番「潮干狩り」。小さい子どもがいても家族全員で楽しめる安全さと美味しさが魅力です。美味しいアサリをザクザク採る基本から、〝超人〟として知られる名手の裏ワザ、さらにアサリのほかにも楽しい、アカニシ、マテガイ、アナジャコなど他の貝や生きものの採り方まで大公開。もちろん、採ったアサリを美味しく食べるために必要な砂抜き・塩抜きなどの後処理、美味しい料理方法もしっかり掲載しています。そして、潮干狩りはなんといっても、「いつ出かけるべきか」を正確に把握することが大切。巻末に収録した「2019年度版 潮干狩りカレンダー」をチェックすれば、日本全国の海辺で潮干狩りを楽しむのに最適な日がひとめで分かります。さあ、令和の海遊びは潮干狩りで始めましょう!

定価:本体648円+税
AB判68ページ


 

2019/4/17

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