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つり人編集部2025年12月2日

アオリイカのさばき方と下処理 【手順を写真付きで徹底レクチャー】

釣ったアオリイカを刺身で味わう!実は魚をおろすより簡単なイカのさばき方を伝授。甲の処理、内臓の抜き方から、食感を左右する「薄皮」をペーパータオルで綺麗に剥ぐプロのコツまで。ゲソやエンペラの下処理も網羅した、失敗知らずの完全ガイドです。

葛島一美◎料理・文・写真

アオリイカのさばき方

最初に外皮が覆っている背の中心線をねらって甲に当たるまで切れ目を入れる
最初に外皮が覆っている背の中心線をねらって甲に当たるまで切れ目を入れる

切り口を開いて透明な甲を取り出す
切り口を開いて透明な甲を取り出す

甲の下には内臓が隠れているので、頭とゲソをつかんで内臓と一緒に胴体からはがし取る
甲の下には内臓が隠れているので、頭とゲソをつかんで内臓と一緒に胴体からはがし取る

この際、墨袋を破れないうちに取り除いておいたほうが安心。胴体は水洗いをして水気をふき取っておく
この際、墨袋を破れないうちに取り除いておいたほうが安心。胴体は水洗いをして水気をふき取っておく

次は皮はぎの段階。まずは爪先と指先を胴体とエンペラの接合部に潜り込ませ、胴体からエンペラを引きはがしたら……
次は皮はぎの段階。まずは爪先と指先を胴体とエンペラの接合部に潜り込ませ、胴体からエンペラを引きはがす

包丁でエンペラだけ切り取る
包丁でエンペラだけ切り取る

胴身と左右エンペラ2枚に切り分けた状態
胴身と左右エンペラ2枚に切り分けた状態

外皮をはぐには胴身の内側(裏身)を上にして下縁に沿って細い筋目を入れる。この際、下の外皮まで切らないように要注意
外皮をはぐには胴身の内側(裏身)を上にして下縁に沿って細い筋目を入れる。この際、下の外皮まで切らないように要注意

胴体を返し、外皮が付いた表身を上にして筋目を入れた下縁をつかみ、折り返す感じで外皮とその下の薄皮を一緒にはがしていく。
続いて胴体を返し、外皮が付いた表身を上にして筋目を入れた下縁をつかみ、折り返す感じで外皮とその下の薄皮を一緒にはがしていく。一手ずつ力を入れながら行なうこと

胴体の途中で薄皮が切れてしまった場合は、乾いたペーパータオルを使って切り口から根気よく擦り上げる。
胴体の途中で薄皮が切れてしまった場合は、乾いたペーパータオルを使って切り口から根気よく擦り上げる。薄皮は胴体に対して縦に走っているので、横からめくり上げるのがコツ。また、刺し身用は裏身に付着している薄皮も擦り取るとよい

エンペラの外皮も切り口からはぐ
エンペラの外皮も切り口からはぐことができる

ゲソ側の下処理

キモを使う時は頭との付け根でカットしておく
アヒージョのように、アオリイカのキモを使う時は頭との付け根でカットしておく

目と目の間に切れ込みを入れる
目と目の間に切れ込みを入れる

2つの目玉を取り出す
2つの目玉を取り出す

最後に足の付け根にあるくちばしも取り除く
最後に足の付け根にあるくちばしも取り除く

アオリイカ 美味しい鮮魚料理 料理-アオリイカ

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列島をゆるがすコロナウイルス。けれども、日増しに暖かくなる春の日を、じっと家にこもって過ごすのはやっぱり体によくない。その点、手軽な海の釣りは、風も気持ちよく、大人も子どもも、思い切り深呼吸しながら時間を過ごせる。ウミタナゴ、メジナ、クロダイ、カレイ、アオリイカ、カサゴ……。元気な魚たちが泳ぐフィールドで、がんばろう、ニッポン! そのほか、3名手の渓流解禁レポート、里川で見つかる美味しい道草、みちのくタナゴ旅など旬の釣り満載でお届け。