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つり人編集部2025年10月21日

ヒラメの締め方と血抜き方法

今回は釣ったヒラメを美味しく持ち帰る方法を説明したい。「釣った魚は鮮度がよい」ということで、ただクーラーに入れて持ち帰ってはいないだろうか。

今回は、釣ったヒラメを美味しく持ち帰る方法について説明したい。

「釣った魚は鮮度がよい」と信じ、ただクーラーに入れて持ち帰ってはいないだろうか。特に船のヒラメ釣りでは、釣ったヒラメをバケツに入れ、沖上がりまで放置している光景をよく目にする。

しかし、魚は死んだり弱ったりすると、体内で蛋白分解酵素が多く発生し、鮮度の低下が速くなる。加えて、血抜きが不十分なため、肉に血が回り、生臭さの原因にもなってしまう。ヒラメやマダイなどの白身魚が持つ、上品な甘味がこれでは台無しだ。

釣った魚は、元気な内にしっかりと締め、血抜きをしてから氷の入ったクーラーで保存するのが最善である。この方法で持ち帰ったヒラメで作る刺身は絶品だ。ぜひ、その違いを味わっていただきたい。

写真と文◎岡崎 孝

ヒラメの締め方

1.背中を手前にし、エラの付け根に刃先を入れ
1.背中を手前にし、エラの付け根に刃先を入れる
2.血管と背骨を切るようにしっかりと刃先を入れる-1
2.血管と背骨を切るようにしっかりと刃先を入れる-2
2.血管と背骨を切るようにしっかりと刃先を入れる
3.尾の付け根に刃先を当て、こちらも骨を切れるまで刃先を入れる。
3.尾の付け根に刃先を当て、こちらも骨を切れるまで刃先を入れる。
4.ヒラメの頭と尾を持ち、曲げながらしっかりと血を絞り出す。出た血は海水で洗い流す
4.ヒラメの頭と尾を持ち、曲げながらしっかりと血を絞り出す。出た血は海水で洗い流す
5.氷にヒラメが直接当たらないように、濡れた新聞などを氷の上に敷く。
5.氷にヒラメが直接当たらないように、濡れた新聞などを氷の上に敷く。ヒラメを置き「下氷」の状態にして持ち帰る。小さいクーラーでは、ヒラメを重ねないと入らないが、重ね過ぎると氷が効かなくなるので注意が必要だ。

水に漬けないように持ち帰る

氷が解けた水をそのままにしておくと、ヒラメの切り口から水分が肉に入り込み、水っぽくなる。溶けた氷の水でヒラメがヒタヒタにならないように、クーラーの底にスノコを敷いてもよい。もしくは、濡らした新聞でヒラメを一尾ずつ包み、厚手のビニールに入れ、しっかり口を止めてから氷水に浸してもよい。

※この記事は『つり人』2016年2月号に掲載したものを再編集しています。

美味しい鮮魚料理 料理-ヒラメ

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