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編集部2017年8月25日

サバ釣り/愛知県南知多町・篠島南新堤

全国おすすめ釣り場 愛知 サバ

今夏(2016年)の伊勢湾奥には過去に例を見ないほどサバがわいている。下カゴ式のサビキ仕掛けでねらえばビギナーでもたやすく束釣りできるほどで、ファミリーで賑わう各港の堤防や岸壁では子どもたちの歓声が上がっている。

釣り味抜群の20㎝超えが知多半島に回遊

案内◎伊藤 巧

知多半島全域に中型のサバが回遊しており、家族サービスにもってこい。繊細なタックルで1尾ずつ釣るとおもしろい

伊藤 巧
昭和44年生まれ。愛知県在住。美味い魚を求めて東奔西走。クロダイかかり釣りとアオリイカのヤエン釣り、ビワマスのレイクトローリングが大好き。今年はサーフの尺アジ釣りに燃える予定。下手釣り集団チーム白馬車&江戸前なめろう隊所属

この記事は『つり人』2016年10月号に掲載したものを再編集しています。

ライトゲームをはじめ釣り方はいろいろ


今夏(2016年)の伊勢湾奥には過去に例を見ないほどサバがわいている。下カゴ式のサビキ仕掛けでねらえばビギナーでもたやすく束釣りできるほどで、ファミリーで賑わう各港の堤防や岸壁では子どもたちの歓声が上がっている。しかも、梅雨が明けるまでは12㎝までの小型だったが、7月下旬には20㎝を超える中型の群れが愛知県の知多半島一帯に回遊。クロダイなど他の魚をねらう人にとっては泳力のあるサバは厄介な存在だが、これを積極的にねらうと実におもしろい。20㎝を超えているので食べ方の選択肢も多く、9月も俄然ファミリー向けのイチオシターゲットだ。サビキ釣りだとすぐにクーラーが満杯になってしまうので、1尾ずつ丁寧に釣るとおもしろい。

おすすめはライトゲーム。アジやメバルをねらうライトタックルを流用すればよい。2g程度のジグヘッドにピンテールワームをセットしてキャストすれば、すぐにヒットしてくる。これといって難しいテクニックは必要なく、ワームを激しく動かすとスイッチの入ったサバが飛びついてくる。極小のミノーやシンキングペンシルなど、水面直下を泳ぐプラグやジグにも好反応を示す。表層で誘えばチェイスからヒットまで丸見えなので子どもたちも大喜びだ。

20㎝もあれば引きは強いので、ライトタックルならば充分楽しめるはず。とにかくよく釣れるので、ルアー釣りに入門したいと考えている人にはちょうどいい。

また、ノベザオのウキ釣りも、中型がメインになってから俄然釣り味が増した。硬調の渓流ザオよりも軟らかいメバルザオのほうが心地よい引きを堪能できる。釣り方は簡単。2㎏のオキアミにメジナ用の軽い配合エサを1袋混ぜ合わせた寄せエサをカップの小さいヒシャクを使って足もとにパラパラと撒きながらサバを寄せて釣る。寄せエサに群がるタイミングに合わせて仕掛けを放り込めば、すぐに勢いよくウキが消し込む。ウキは感度のよい小型棒ウキがよい。きっちり浮力を調整することが大切だ。

ライトゲームやウキ釣りにおいて、サバは外道として扱われることが多い。しかし、堤防周りをテリトリーとするどの魚よりも泳ぐ速度は速く、かわすことは至難の業だ。それならいっそのこと本命に置いてしまおう。サバを積極的に釣るというのも悪くない。

混雑と無縁の篠島で開放感に浸る


中型のサバが釣れているのは、知多半島西岸全域。中でも知多市の新舞子マリンパークや常滑市のりんくう釣り護岸、南知多町の豊浜港釣り桟橋は、大勢の釣り人が連日アミコマセを効かせているのでサバの寄りもよい。ただし子どもたちが夏休み中とあって、いずれの場所も週末は混雑するので、早い時間に釣り座を確保したいところ。ちなみに朝マヅメにサオをだせば15~20㎝のアジもヒットする。

また、人目を気にせず開放感に浸りながら遊びたいのであれば、知多半島先端の師崎港から高速船で10分ほど走った沖に浮かぶ篠島に渡るといい。船着場に建てられた島の駅シノジマのレンタルサイクルを利用すれば、篠島全域で釣りを楽しめる。ちなみに本命の釣り場は南新堤周辺。表層にサバが群れ、その下にはクロダイやカワハギなど多彩な魚がエサを待っている。

tokai (4) 観光開発が遅れている篠島に訪れる多くは釣り人。船着き場のレンタルサイクルで島をラン&ガンしたり、楽しみ方はいろいろ。南新堤が釣りやすい

交通●南知多道路を終点まで走り、師崎港から名鉄海上観光船で篠島へ。
問合先●イシグロ半田店(℡0569・26・1496)



2017/8/25

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