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マダイ釣り/青森県東津軽郡外ヶ浜町/平舘漁港出船 

楽しみ方色々!! 初夏の平舘沖マダイゲーム

協力◎高橋俊雄
090-101_zenkokutsuriba07_cs6 (17) 大型マダイをキャッチしたますへいの常連さん


この記事は『つり人』2017年7月号に掲載したものを再編集しています。

全国トップクラスの魚影


 春から初夏にかけて、マダイの群れの多くが産卵場になる陸奥湾へと入ってくる。ゆえに陸奥湾内はもちろんだが、その湾口にあたる平舘沖も湾内へ入る時期、出ていく時期にマダイの密度が濃い好釣り場になる。平舘沖では4月中旬から釣れ始まり、5~6月が産卵前の荒食いシーズン。一昔前なら3~4㎏の良型を1人で10枚、20枚と上げることもあった。近年は釣り船が増えて釣果が分散したのか、そこまでの釣果はなかなか出ないが、魚影の濃さはいまだ全国トップクラスだろう。

090-101_zenkokutsuriba07_cs6 (18) 同地ではパラシュートアンカーを入れて流し釣りでねらっていく

 ただ、ポイントや釣り方が確立されたことでマダイのスレも進行したのか、魚探には映るがなかなか食わないという話も多く聞こえるようになった。しかし、中には周りよりも突出した釣果を出す船、釣る人がいるのは確かであり、ゲーム性は高くなり、価値がより上がったといえよう。

090-101_zenkokutsuriba07_cs6 (21) 090-101_zenkokutsuriba07_cs6 (22) 鳥山やナブラの下では、マダイがこぼれたベイトを食い漁っていることも多い

090-101_zenkokutsuriba07_cs6 (20) 春~初夏はワラサ、イナダのヒットも多い

多彩なねらい方


 青森では昔からスプーン、バイブレーション、ジグなどのルアー系リグにアオイソメを付けてマダイをねらうスタイルが定着していることからも分かるように、釣りに対する考え方が柔軟だ。ゆえに、鯛ラバ、一つテンヤなど新しい釣り方が浸透するのも東北の中で最も早かった。これは受け皿となる釣り船もしかりで、他の人とオマツリしない範囲であれば使用リグを特に制限せず、色々なリグを使うことができる船も多い。特定の仕掛けにこだわるもよし、複数の仕掛けを状況によって使い分けるもよし。その人のスタイルが尊重された地域といえる。

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 主に使用される仕掛けの使い分けは以下の通り。

・メタルジグ
 重さは40~60gがメインで、30~80gを用意しておきたい。ただ巻きで使用する。早アワセが基本。青もののヒットを避けたい時はあまり使用しないほうがよい。

イチオシギア
ジャズ『爆釣JIGⅡ』
090-101_zenkokutsuriba07_cs6 (25) 平舘沖マダイジギングの代表格。コストパフォーマンスに優れ、マダイを想定したフックが標準装備されているのでそのまますぐ使えるのも魅力。基本は何も付けずのただ巻きだが、アオイソメを付けてもよい。

・鯛ラバ
 重さは60~80gがメインで、ただ巻きで使用する。タナが絞りにくく広範囲をねらいたい時に有効。いつの間にか掛かっているくらいの向こうアワセでよく、女性や初心者にもおすすめ。

・一つテンヤ
5~10号がメイン。重さが他のリグよりも軽いので、メインラインをPE0.5~0.6号とワンランク細くしてバランスを取りたい。潮流が緩い時、フォールに反応がよい時に有効。

・ブラー&アオイソメ
20gがメイン。ラインがまっすぐ真下に垂れるような潮流が極端に緩い時のベタ底ねらいで有効。ただし、カレイ類のヒット率は高まる。

090-101_zenkokutsuriba07_cs6 (24) 鯛ラバに食ってきた良型マダイ

090-101_zenkokutsuriba07_cs6 (19) 一つテンヤにヒット。良型マダイがサオを絞った

090-101_zenkokutsuriba07_cs6 (23) メタルジグにも好反応を示した

平舘沖のセオリー


 釣り方問わず、平舘沖ではマダイのタナをいかに見極めるかが大事。メインとなる水深50~60mラインでも、イワシやコウナゴ類が回っている時は水深20~30mの中層でのヒット率が高くなる。船長の指示ダナの上下約10mの範囲をカバーするようなねらい方が基本だ。しかし、魚探に反応があるのにその層で食わない時や魚探にあまり反応が映らない時は、思い切って底から10mの範囲をしつこくねらう、あるいはアオイソメを付けてベタ底状態でねらったほうが功を奏すことも多い。周りの釣り人の状況もチェックしてヒットパターンを見出したい。

 ますへいの俊雄さんによると、「いかにマダイに仕掛けを長く見せるかが大事です。魚探でベイトやマダイのいるレンジを把握した後、バーチカルにねらうだけではなくキャストしてタナまで沈めてからそのタナ付近をスローに横引きすると確実にヒット率を上げられるようですよ」とのこと。バーチカルにねらって、仕掛けを替えてもアタリがない時はスピニングタックルでキャストしてみるとよいだろう。

 いずれもミチイトのPEラインに関しては1m、10m単位でマーキングされたタイプが必須で、ベイトタックルの場合はカウンター付きリールを使用するのが望ましい。

 平舘沖は6月が最盛期。7月になると釣り船の数が減るのだが、逆にその時期に美味しい思いをしている船もあるとの噂も。どんな釣りでもそうだが、とにかく通った者勝ちなのは間違いなさそうだ。

ますへい
090-101_zenkokutsuriba07_cs6 (26) 住所=青森県青森市新田2丁目18-16
電話=℡017・782・9029
参考までに平舘周辺の乗り合い料金は6000円.

090-101_zenkokutsuriba07_cs6 (2) 交通●東北自動車道・青森ICを下り、R7を青森市内方面へ。油川バイパス新城入口交差点から国道280号線を北上し、蓬田、蟹田を通過すれば右手に平舘漁港がある。青森ICからは約40km、約50分で着


協力◎高橋俊雄
青森市の釣具店「ますへい」店長。店内はサクラマス、クロマグロなどコアな釣りから手軽な防波堤の釣りまで幅広くフォローする品揃え。もちろん、マダイにも力を入れており、釣り船の紹介もしてくれる。俊雄さん自身はシーバスやサクラマスの他、最近はアジングにハマっている

2018/6/4

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