ミッドサマーのバスを追いかけ唯一のリミットメイク&5㎏オーバーを達成 バス釣りの専門誌バサーが、バス釣りのテクニックから道具、試合の最新情報、初心者のバス釣り入門までバスフィッシングのすべてを公開しています。
ミッドサマーのバスを追いかけ唯一のリミットメイク&5㎏オーバーを達成
サイト・ビー=まとめ
7月26日に霞ヶ浦で行なわれた2019 THE WILD CARDは村川勇介選手が5尾5015gをウエイインし、オールスター本戦への出場を決めました。試合当日は出場16名中ノーフィッシュが4名、リミットメイクは村川選手のみと非常に厳しいコンディションとなりました。
関東が梅雨明けしたのはつい数日前。
まだ状況が完全なサマーパターンには移行しきっていない霞ヶ浦で村川選手が追いかけたのは、季節の変わり目に敏感に反応し、いち早く動き出す大型の個体でした。
具体的にねらっていたのは本湖の沖にあるマンメイドストラクチャーや、流入河川の上流域など水通しのいいエリアやスポット。
しかし、直前のプラクティスで桜川などの流入河川の水質が悪化していることに気づき、本湖のマンメイド撃ちをメインに据えました。
使ったのはフォールクロー2.5inのダウンショットリグやフォールクローラー5inのスナッグレスネコ。これらをストラクチャーにタイトにフォールさせ浮いたバスをねらいました。
この釣りで2尾のグッドフィッシュをキャッチした村川選手が次に向かったのは境川下流の竹のレイダウン。
ここはプラの段階からエビが目視できたりそれを追うボイルが頻発していたりしたストレッチでした。
本番では「普段ならそんな奥までは入れない」というほど濃いカバーの奥の奥にエスケープツインのチェリーリグをねじ込み、3尾のバスをキャッチ。
唯一のリミットメイクを達成したのです。
村川選手は2011年にW.B.S.のAOYを獲得し、翌年のオールスターに初出場。
そこから2年連続で準優勝に輝きましたが2017、2018年は出場がかなわず「いつかまた必ずオールスターに出場する」という強い気持ちを抱き、長年勤めた職場から再就職を決めるなど私生活でもトーナメントの参戦環境を整える努力を続けてきました。
「オールスタークラシックに優勝という名の忘れ物を獲りに行く」と決意を語った村川選手。
2019年のBasser Allstar Classicの出場枠に、熱く闘志を燃やす選手がさらにひとり加わりました。
村川選手の釣りのさらなる詳細、また全選手の釣りは後日サイト・ビーやBasserにてお伝えします。お楽しみに!
◆表彰式インタビュー
◆村川選手コメント
ワイルドカードを制した村川勇介さんの優勝コメントです!#BACワイルドカード2019 pic.twitter.com/mc8qppduKV
— Basser編集部 (@Basser_editor) July 26, 2019
■RESULT
1位 村川 勇介選手 5尾5015g
2位 千葉 恒太選手 4尾4985g
3位 平本 直仁選手 4尾4350g
4位 高山 陽太郎選手 3尾2915g
5位 内山 幸也選手 3尾2325g
6位 市村 修平選手 4尾2320g
7位 黒田 健史選手 2尾1810g
8位 篠塚 亮選手 2尾1415g
9位 上杉 真琴選手 1尾1120g
10位 安達 真秀選手 1尾1065g
11位 大高 哲也選手 1尾965g
12位 竹内 一浩選手 1尾740g
13位 江尻 悠真選手 0尾0g
13位 蛯原 英夫選手 0尾0g
13位 小田島 悟選手 0尾0g
13位 草深 幸範選手 0尾0g
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今号の特集は「濁り」。バスの活性を著しく上げ、時に下げることもあるこの現象を掘り下げます。
過去に濁りに見舞われた取材でのケーススタディーに始まり、水温や流入量による濁りの立体的な捉え方、良い濁りと悪い濁りの違い、濁り始めから濁りが抜けるタイミングまでの釣りの切り替え方、ルアーローテーションの具体例、科学的見地から考える濁りへの対処など、注目トピックが満載です。
モデルとなるフィールドは八郎潟、桧原湖、霞ヶ浦、利根川、亀山湖、津久井湖、琵琶湖、七色貯水池、そしてアメリカなど多岐にわたります。
また、JBTOP50レポートでは最年長優勝記録を「59」に更新した沢村幸弘さんの強さの理由を詳報。試合後の追加取材では、フィジカルを維持するための日々のトレーニングや、メンタル強化に繋がるゴルフへの取り組み、ボートデバイス(魚探)の選定理由などを明かしてくれています。
2019/7/26