ヘビキャロにしかできないことを、伊藤巧さんにお伺いしました。
魚散る秋の特攻リグ。迷ったらキャロ!
文と写真◎編集部
ヘビキャロにしかできないことを、伊藤巧さんにお伺いしました。
この記事は「Basser2021年11月号」を再編集しています
伊藤 巧(いとう・たくみ)
学生時代より利根川で開催されるTBCトーナメントに参戦し、優勝・入賞多数。2016年にはAOYを獲得。
2019年よりB.A.S.S.セントラルオープンに参戦し、初年度でエリートシリーズ出場権を獲得。
2020年はスモールマウス戦で3戦連続決勝進出するなどトップカテゴリーでも快進撃を続け、2021年最終戦・セントローレンスリバーで悲願の初優勝を遂げた。
好きなものはネコ、嫌いなものはカメムシ。
NORIES https://www.nories.com/
TechStard https://www.techstard.com/
こちらの記事は 好評発売中の月刊Basser2021年11月号から抜粋したものです。実釣編や使い方は本誌に掲載されています。迷ったらキャロ!迷わずにご覧ください! ↓↓↓
目次
キャロライナリグは釣れる!
「とても釣れるのに、あまり使われていないリグ」
これが、記者がキャロライナリグに対して持つ印象だ。本特集を通してキャロの有効性と釣れっぷりを読者の皆様に知ってもらいたく、真っ先に取材相手として名前が挙がったのが伊藤巧さんだった。自他ともに認めるキャロ・フリークで、類似リグであるスプリットショットも多用するほど。その理由はもちろん、「釣れるから」だ。
今回はヘビーキャロライナリグに焦点を絞って、伊藤さんなりの活用法を見せてもらった。
自他ともに認めるキャロ・フリークである伊藤巧さん
ヘビキャロの出し所
伊藤「ヘビキャロの出し所は明確です。ズバリ、バスがボトムにいる、もしくはボトムのベイトを捕食するなどボトムへの意識があるとき。そのなかでも、とくにボトムを横方向に動くルアーに反応がいいときは、ヘビキャロの独壇場になることもあります。巻きキャロなどの例外を除いて、バスやベイトが浮いてしまっているときに投げるリグではありません」
リーダーがあるぶんワームが多少浮くことはあるが、あくまでボトム付近にいるバスを釣るためのリグというのが、伊藤さんにとってのヘビキャロだ。
伊藤さんがキャロ専用に開発したシンカーがビーツTG(リューギ)。とにかく根掛からないのが特徴だ
ヘビキャロの有効なシチュエーション
投げ込むスポットに関しても明確な得手不得手がある。構造上、着水点やリグの空中姿勢のコントロールが難しく、シンカーの着水音も大きくなってしまう。よってカバーや杭などピンスポットを撃つのには適しておらず、バスの頭上を直撃するようなアプローチはしない。リザーバーを例にとると、有効なシチュエーションとその難易度は以下のようになる。
◎フラットな地形とそこに絡むオダなどの沈みモノ(難易度:低)
◎岬周りやブレイクなどの地形変化(難易度:中)
具体的なアプローチの前に、まずは「なぜヘビキャロなのか」というところを整理してみたい。
ピンに投げ込むのが難しいキャロだが、どうしてもオーバーハング下などに入れたいときはリーダーを70㎝ほどに短くし、その分タラシを長めにとってサイドハンドやバックハンドでキャストする。難易度はやや高め
後編はヘビキャロのメリットをご紹介します!!
伊藤巧さんに訊く!ヘビキャロのメリットと有効なシチュエーション 後編
- 1
- 2
伊藤巧さんのヘビキャロの使い方やタックル、地形別攻略は本誌で紹介しています!ぜひご覧ください