人気メーカー3社がタッグを組み、新たなステップへ
ATLAS JAPAN HOLDINGS株式会社設立
Basser編集部=写真と文
左より株式会社ヴァルケイン代表・菊地栄一氏、デュオ代表・安達政弘氏、レイドジャパン代表・金森隆史氏、デュオ・礒部彰則氏。アトラスジャパンホールディングスの代表は安達氏と金森氏が就くこれまでメーカー同士がコラボレーションしたり、業務提携して新たな製品を開発することはあったが、ここまで大きな変革は国内であっただろうか。
株式会社デュオ、レイドジャパン株式会社、株式会社ヴァルケインという人気メーカーがジャンルの垣根を越えてグループ化し、新たにアトラスジャパンホールディングス株式会社を立ち上げることが発表された(2021年4月1日スタート)。
説明会でマイクを取ったデュオ代表の安達政弘氏によると、当初は最大限のシナジー効果を得られるとして、レイドジャパン代表の金森隆史氏、ヴァルケイン代表の菊地栄一氏と企業合併を視野に話を進めていったが、結果として経営統合という形に落ち着いたという。ちなみに経営統合とは“経営統合を行なう会社が共同で持ち株会社を新たに設立し、それぞれの会社が新設された会社の傘下へ入る”こと。つまり、新設したアトラスジャパンホールディングスの傘下にデュオ・レイドジャパン・ヴァルケインの3社が入る形となる。
なお、当面の間それぞれの会社はこれまでどおり独自にルアー開発を進めるとのことなので、私たちユーザーに大きな影響はなさそうだが、現時点ではスタートしたばかりなので可能性の域は脱しえないものの、今後の展開として傘下に入るメーカーが増えていけば各得意分野を活かした新たなブランドが登場するかもしれないという。
これまでさまざまなことにチャレンジしてきた3社だけに今後の展開から目が離せない。
2021/03/24