ドライブビーバーマグナム 7in/約40gのこのド級ソフトベイトをどう扱えばイイのか、釣果を重ねてきたプロスタッフたちに聞いた
デカイが効く!ドライブビーバーマグナムの使い方解説
文◎編集部 写真◎編集部/O.S.P
ドライブビーバーマグナム 7in/約40gのこのド級ソフトベイトをどう扱えばイイのか、釣果を重ねてきたプロスタッフたちに聞いた
目次
ドライブビーバーマグナムについて解説してくれるのは・・・!?
山岡計文(やまおか・かずふみ)さん
使用タックル
ロッド:フェンウィックエイシスACES70CHJ(ティムコ)
リール:ジリオンSV TW1016SV-SHL(ダイワ)
スプール:NEO(K.T.F.)
ライン:ソラローム®エクスレッド20Lb(東レ・モノフィラメント)
折金一樹(おりかね・かずき)さん
使用タックル
ロッド:ブラックレーベルBLX SG721H+FB(ダイワ)
リール:スティーズA TW 1016SHL(ダイワ)
ライン:モンスターブレイブZ16 ~ 20Lb(ダイワ)
「マグナム」の提案者
元となったドライブビーバー3.5inが発売されたのは2017年9月、O.S.P を率いる並木敏成さん主導のもと、プロスタッフのひとりである小林明人さんが開発を担当した。
横扁平のボディーに対して縦に取り付けられた2枚のパドルを動力源とし、全身を上下に大きく振る「バサロアクション」は、発売直後から全国のバスとアングラーを魅了。ラージ、スモールを問わず各地で釣れまくり、多くのプロトーナメントや釣り大会で優勝・入賞ルアーとなった。
発売から2年を経た2020年1月、全国に散らばるO.S.Pプロスタッフに「欠かせないルアー」のアンケートをとったところ、ソフトベイト部門の1位に輝いたのは当然のようにドライブビーバー3.5inだった(同4 inと3 inも多く得票)。
こうしてバスとアングラーに強烈なインパクトを与えてきたドライブビーバーに、「7in/約40g 」というさらなるインパクトを付加したのが、この「ドライブビーバーマグナム」である。5in、6inをすっ飛ばしてここまでの巨大化を望んだのは、山岡計文さんだった。
ドライブビーバーマグナム( O.S.P)折金さんと山岡さんが共通で多用するのはフットボールヘッドTG(リューギ)。3/16oz(5g)や1/4oz(7g)といった軽めの出番が多い。フックも両氏共通でリミット#6/0(リューギ)を使っている。折金さんはノーシンカー(フックをセットした状態でゲイプの内側に1/16oz程度のネイルシンカーを挿入することも)、山岡さんはフリーリグの使用頻度も高い
「僕がほしかったのは、キャストしているアングラーも何が起こるのかわからない、使っていてワクワクするルアーです。それで、ビーバー系としてオンリーワンの特徴を備えているコレがでっかくなったら……、見た目もアクションもド迫力で、でっかいバスが釣れそうじゃないですか? ことの発端はそういう遊びゴコロだったのですが、超真剣にO.S.Pに提案したところ開発がスタートしまして……」
完成したのが「ドライブビーバーマグナム」だったというわけだ。山岡さんがその名を馳せる七色貯水池は、ルアーによる日本記録を輩出したフィールド。その上池にあたる池原貯水池もまた七色以上のポテンシャルをもつ日本屈指のビッグバスレイクである。
ドライブビーバーマグナムはどう使ったらいいのか。まずは山岡さんに聞いた。
フロリダ種の血がマグナムを求める?
山岡「僕が子どものころから釣りをしてきた七色・池原は、昔から伝統的にビッグベイトやロングワームが有効とされてきた湖で、実際に効きます。その理由を考えたとき、もしかしたら大型化するフロリダバスの血がでかいエサを求めるんじゃないかなと」
側線の上にあるウロコを数えたり、DNAを検査したりしたわけではないが、フロリダ種あるいはフロリダ種とノーザンラージの交雑種と思しきバスが釣れるフィールドは池原・七色だけではない。
山岡「琵琶湖、亀山湖、相模湖あたりはそれっぽいバスが釣れますし、やはりビッグベイトやロングワームが効果的なフィールド。テスト段階からビーバーマグナムでよく釣れていた湖でもあります」
ワーム単体でも質量があるため、操作時にラインが張ってしまうのはやむを得ない。が、フォール中やステイ中はラインテンションをゆるめた状態でバイトに備えよう
「濁り」など、セオリーで使うのはもちろんアリ
2017年、ドライブビーバー3.5inの発売直後に霞ヶ浦でJBエリート5を勝った山岡さん。この水系ではマグナムサイズも同様に効くと確信している。
山岡「霞ヶ浦水系など水が濁り気味のフィールドでは、強い波動で気づかせて、寄せてバイトを得ることができると思います。それと、普段は水がクリアなフィールドに雨などで濁りが生じたときは、もう絶対といってイイくらい効く。2020年の秋は雨がほとんど降らず、池原・七色がそういう状況にならなかったのは残念です。楽しみにしてたのに……」
O.S.Pプロスタッフ浦川正則さんは旧吉野川のオカッパリとボートでグッドサイズをキャッチしている
次回は折金さんによる解説と、2人のアワセ方をご紹介します!
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