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編集部2021年12月5日

ドライブビーバーマグナムの使い時・使いどころ その2(最終回)

ブラックバス Basser バス釣り バス釣りルアー別解説

ドライブビーバーマグナム 7in/約40gのこのド級ソフトベイトをどう扱えばイイのか、釣果を重ねてきたプロスタッフたちに聞いた

デカイが効く!ドライブビーバーマグナムの使い方解説

文◎編集部 写真◎編集部/O.S.P

ドライブビーバーマグナム 7in/約40gのこのド級ソフトベイトをどう扱えばイイのか、釣果を重ねてきたプロスタッフたちに聞いた

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折金一樹さんの見解

 山岡さんが名前を挙げた、ビーバーマグナムが効きそうな釣り場に亀山湖がある。その亀山湖を始めとする房総半島リザーバー群に精通する折金一樹さんは、このビッグワームをどう見ているのか。

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折金「釣れますね。バンバン釣れるわけじゃありませんけど、必要なルアーです。亀山湖のように季節によるバスの移動が少なくて、いるエリアには年中バスがいるタイプの釣り場では、魚にプレッシャーが掛かりやすい。年中小さいワームで直撃されてますから。で、そういう魚ほど、インパクトの強いルアーに反応することがある。今日はビーバーマグナムで押し切るぞー、と意気込むのではなく……、そういう楽しみ方もアリっちゃアリですが、フツーの釣りをして移動する前に1投してみるとか、アクセント的に使うのがおすすめです。フツーにやって食わなかった魚が釣れたりすると、ビーバーマグナムの威力を実感できて面白いし、こういうことが実際にあるんだとイイ経験になるはずです。あとは単純にデカいルアーにデカいバスが反応しやすい春ですネ」

 

どうアワせる?●山岡さんの場合

 ビッグワームやロングワームの悩みどころがアワセだ。ワームの全長に対してフックの占める割合が低いため、バイトがあってアワせても、フックまでちゃんと口の中に入っていないとすっぽ抜けてしまう。

山岡「バイトがあったら、すぐさまクラッチを切ってラインを送れるようにします。同時にロッドを倒してフッキングのストロークを確保。すぐにググっと明確に重みが伝わってきたらクラッチを戻してアワせます。アヤしいな(すっぽ抜けそうだな)という感触のときは、ラインテンションを張りすぎないように注意しながら聞いてみて、持って行ってからアワせます」

magnum-beaver (7)山岡さんの場合は「アタる・即クラッチを切る」。どうアワせるかの判断はそれからだ

 基本的に即アワセはしないと言う。その山岡さんがYouTube動画を観て、アワセ方が気になる人がいるという。

山岡「折金さんは、けっこう早いタイミングでアワせているように見えます」

 

どうアワせる?●折金さんの場合

 というわけで、折金さんに聞いてみた。

折金「フォール中やスイミング中など、リグが動いているときやラインにテンションが掛かった状態でバイトがあったときは、バスが不充分な体勢で食ってきて、フックまで口の中に入っていないかもしれない。なので即アワセはせずに、ちょっと持って行かせてからアワせます。といっても、そうして送ったからといって、ガブガブとくわえ直してくれるとはかぎりませんけどネ。

magnum-beaver (8)バサロパドルの付け根にザックリ歯型が。持って行かせてから充分な体勢でアワせてこの結果は仕方ない!この程度ならそのまま使い続けられるが、補修剤があればなおよし 

 余談ですが、亀山でビッグワームを使っていて、ぴゅーッとラインが走るアタリはレアです。一方で七色はそういうアタリが多い印象。これは、バスの生息密度の違いが原因なんじゃないかなと。七色のほうがバスの密度が高くて、食ったとき周囲にほかのバスがいるケースが多い。なので、ワームを食ったバスはほかのバスに獲物を横取りされないように走る。ビッグワームやロングワームでラインが走るアタリを掛けるのは難しいです。

 一方で、アタってすぐに体勢を整えて即アワセするのは、リグをボトムに置いておいて食ってきたとき。ラインがノーテンションの状態で食ってきたときです。そういうときはイッパツでキレイに吸い込んでいることが多い。ならば吐かれる前にアワせます」

 

Fix-A-Lure (SPIKE-IT)

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magnum-beaver (11)補修剤は、ワームが壊れてから使用するのではなく、フックをセットする前に塗って乾かし、補強材として使うのがおすすめ。ラインアイ、クランク部、ゲイプが通る表と裏、フックとワームが接するこの4 ヵ所を補強しておこう

 

両氏の共通認識とは!?

「スポットを直撃しなくてイイ」

 7 inのボリュームと40gの大質量、そこからくり出されるメガバサロアクション。ハイアピールの権化であるビーバーマグナムを使うコツとして、ふたりが共通して言うのが「ねらうスポットを直撃しなくてイイ」ということだ。

 バスが潜んでいそうなカバーがあったとしても、ビーバーマグナムならそのアウトサイドエッジに落とすだけでカバーの中にいるバスも気づく可能性が高い。

 そして、バスにルアーを発見させて、バスのほうから能動的にルアーへアタックさせたほうが、より深いバイト(いわゆる本気食い)を得られることが多い。さらに、バスがビーバーマグナムにバイトしたそこはカバーの外だ。ラインが何かに干渉することく、フッキングパワーをロスなく伝えることができる。でかバス率が高いゆえに、掛けてからランディングまでの難易度も大幅に下がる。と、イイことづくめだから「スポットを直撃しなくてイイ」のだ。

 ビーバーマグナムのチカラを信じ、「見つけて食ってこいや」の精神ででかバスをねらおう。

 
magnum-beaver (12)O.S.Pプロスタッフの北田朋也さんは霞ヶ浦のオカッパリでグッドサイズをキャッチ
 
 
 
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