バスの口に最初に触れる部分にもっと気を遣えば、低水温期に価値ある1尾を手にする可能性が上がる。ルアーアクションを変化させるものから、フッキング確率を上げる方法まで、フックにまつわる7つの試みを紹介する。
7人のプロがフックにまつわる効果的なチューンを公開!
この記事は『Basser』2022年3月号チューン特集号に掲載したものを再編集しています。Basserのバックナンバーは定期購読をお申し込みいただくとデジタル版バックナンバーが4年分以上読み放題! 詳しくはこちらをどうぞ!バスの口に最初に触れる部分にもっと気を遣えば、低水温期に価値ある1尾を手にする可能性が上がる。ルアーアクションを変化させるものから、フッキング確率を上げる方法まで、フックにまつわる7つの試みを紹介する。
この記事の内容
沖田 護(おきた・まもる)
1971年千葉県出身。TBCトーナメントでは2007年から2019年ま10度のAOYに輝くなど、無類の強さを誇る。
ペンチでフックを閉じるだけ!
リトルマックス1/4oz(エバーグリーンインターナショナル)
メタルバイブのフックチューン 低水温期に、沈みモノにタイトに着いているバスに対して、バーチカルにアプローチすることのできるメタルバイブは出番が多い。利根川をホームとする沖田護さんは、消波ブロック帯の中でじっとしているバスをねらうためにメタルバイブを使用するが、根掛かりを軽減するために実践するフックチューンがあるという。
「ダブルフックのVの字の間隔を狭めることで、根掛かりの回避能力を上げることができます。ペンチが2本あればできる簡単なチューンですね」
利根川の消波ブロック帯は低水温期にバスが集まりやすい1級スポット。ブロックの穴の中でじっとしているバスをメタルバイブでねらうときに、根掛かりの可能性が低くなればより強気にメタルバイブで撃っていくことができる。
上がチューン前のもので、下がチューン後
フックのチモトをペンチで挟んだ状態でフックを曲げていく。素手で曲げようとするのは危険なので絶対にやらないように
「さらに、リアフックをルアーの最後尾の鉄板に抱かせるように挟んでしまいます。こうすることで、ファーストフォール時の根掛かりをより防ぐことができます。リフト&フォールなど、アクションさせていくうちに外れてしまいますが、ファーストフォールのチャンスを無駄にすることなく攻められます」
リアフックをプレートに挟み込むと、ファーストフォール時の根掛かり回避能力がアップする
フックポイントの間隔はおよそ1/3ほど狭まっているが、ッキング性能にもそう影響しないという。チューン時には、ペンチでフックのチモトを抑えないと綺麗に曲げられないとのことだ。