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編集部2017年8月4日

バイブレーションはサウンドを使い分ける

Basser バス釣り

トーナメントでもファンフィッシングでもバスを手にするためには基本が一番大事、という宮崎さんに夏の霞ヶ浦の釣り方を教わりました。 バス釣りの専門誌バサーが、バス釣りのテクニックから道具、試合の最新情報、初心者のバス釣り入門までバスフィッシングのすべてを公開しています。

宮崎友輔 「基本」を大事に霞ヶ浦を釣る :第2回

Basser編集部=写真と文

B.A.S.S.エリートシリーズやバスマスタークラシックなど米国の最高峰トーナメントへの参戦経験をもち、現在はオープンシリーズにエントリーしている宮崎友輔さん。
トーナメントでもファンフィッシングでもバスを手にするためには基本が一番大事、という宮崎さんに夏の霞ヶ浦の釣り方を教わりました。
今回は、ラトル音の有無で迷いがちなバイブレーションプラグです。


この記事はBasser2016年9月号に掲載したものを再編集しています。


ピーカン時に有効なサイレント


 取材日はフロッグやスピナーベイトのほかバイブレーションプラグも投入し、バスの3バイト1フィッシュとキャットフィッシュ1尾の釣果を得た。この時はテストを兼ねてT.D.バイブレーション・スティーズカスタムのプロトタイプを使用しており、サイレントとガラスラトルモデルを使用していた。しかし、すべてサイレントをキャストしていたときに魚からの反応があった。

「ハイアピールとローアピールの両極端ですね。今回は晴れ間がのぞいて風もなかったからローアピールのサイレントを重点的にキャストしました。サウンドの選択は好みの部分も大きくて絶対の正解はないけど、魚の反応から見て間違いじゃなかったと思う。

 ガラスラトルモデルはローライトコンディションや風が吹いたとき、濁りが入ったときなどに使います。あとは意外かもしれないですが春先の低水温でタフなときもハイサウンドの出番が多いです。タフなときはよりナチュラルな方向に行く人が多いですが、本来はタフなときほどアピールを強くして気付かせやすくする必要があるんです」

miyazaki-18 T.D.バイブレーション・スティーズカスタムのサイレントモデルのプロトタイプで石積みをねらう。普段ならスクエアビルのクランクベイトをキャストするシチュエーションだが、「テストなので」と宮崎さん。クランクベイトでもバイブレーションでも、角は何回かルアーを通して重点的にねらうべきスポット


miyazaki-19 恋瀬川河口の橋脚を巻いてバスをキャッチ。晴天無風で巻き物には厳しいコンディションかに思われたが、ローインパクトのサイレントモデルが効果を発揮した。キャスタビリティーがよく、レンジキープしやすいフラットサイドクランクととらえて使えば、橋脚脇や護岸際など活躍の場がイメージしやすい

減水時、上流でシャローを釣る miyazaki-22
 大山のスロープからボートを降ろした宮崎さんは、はじめ古渡、西ノ洲エリアをメインに釣りをした。しかし、この日の霞ヶ浦は減水傾向でバスが徐々にシャローから散り始めていることが感じられた。フロッグ、スピナーベイト、バイブレーションとシャロー向けの道具立てで臨んでいた宮崎さんが下した決断は霞ヶ浦の最上流、恋瀬川に向かうこと。減水時はまず下流から流れが出て水位が下がるので、上流ではまだバスがシャローにとどまっている可能性があるのだ。この判断でキャッチできたのがT.D. バイブレーション・スティーズカスタムでの1尾だった。

T.D.バイブレーション・スティーズカスタム
 
53S:53㎜、10.5g / 65S:65㎜、16.5g / 72S:72㎜、20g
miyazaki-21 ノンラトルのサイレントモデル、ガラスラトルモデル、低音のウーファーモデルをラインナップ。ガラスラトルモデルは宮崎さんがどうしても欲しかったというモデル。「W.B.S.のトーナメントに出ていたころからオリジナルのT.D.バイブレーションのブラスラトルはとてもよく釣れた。それをさらに進化させ、ブラスとガラスラトルをミックスさせたのが、ガラスラトルバージョンです」と宮崎さん。タイプR譲りのシミーフォールもGood
ロッド:ブラックレーベルBL-FM701MHFB(ダイワ)
リール:タトゥーラ103SH-TW(ダイワ)
ライン:エクスレッド16Lb(東レインターナショナル)
ルアー:T.D.バイブレーション・スティーズカスタム72S-S(ダイワ)



「ガラスラトルモデルはブラスラトルとの配合にこだわって、シャラシャラ系の軽いサウンドにしています。アクション面ではより細かく機敏なバイブレーションが出るようにアレンジしています。

 ノンラトルバージョンは固定ウエイトならではのヌメヌメ感を強調したアクションです。バイブレーションのなかではフラットサイドクランクに近くよりナチュラル感の強いモデルです。遠投しやすくレンジをキープしながら長い距離を巻いてこられるフラットサイドクランクのイメージで使ってもらうのがいいですね」

 T.D. バイブレーション・スティーズカスタムのサイレントモデルでは、恋瀬川河口の橋脚にてバスをキャッチできた。


  
 
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2017/8/4

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