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編集部2021年9月12日

痴虫 /松本光弘さんが語る、影響を受けたバス用ルアー

ブラックバス Basser バス釣り

トップウォーターブランド痴虫の代表である松本さん。インディーズブランドの枠を超え、今では日本各地で知る人ぞ知る存在だ。  そんな、天才肌のビルダー松本さんが影響されたルアーとは。

ペンシルベイト無限大説!

 

 トップウォーターブランド痴虫の代表である松本さん。インディーズブランドの枠を超え、今では日本各地で知る人ぞ知る存在だ。
 そんな、天才肌のビルダー松本さんが影響されたルアーとは。

この記事は「俺たちのヘビロテBASSルアー大全」を再編集しています

 

chimushi-matsumoto

松本光弘(まつもと・みつひろ)

1977年、大阪府生まれ。まつもと・みつひろ。トップウォータールアーブラ
ンド「痴虫」を展開するルアービルダー。トーナメントシーンで、幾度もウイニングルアーとなるルア
ーを排出。自身もJBⅡ霞で2度優勝経験を持つ

痴虫

「海馬」シリーズのほか、ダブルスイッシャー「ボルチ」やシングルスイッシャー「ポム」、ポッパー「あおきくん」などをリリースしてきた。立ち上げは2004年
https://chimush1.exblog.jp/

 

 

こちらの記事は 「俺たちのヘビロテBASSルアー大全」に掲載されています。バスプロ、ルアービルダー、釣具店の方々が自信を持っておすすめするヘビロテルアーを忖度なしで大掲載!!!本当に釣れるルアー教えます↓↓↓

 

 

 

ペンシルを見直す時が来た。   

 トップウォーターブランド痴虫の代表である松本さん。インディーズブランドの枠を超え、今では日本各地で知る人ぞ知る存在だ。

 トップウォーター=遊びではなく、結果、そして釣果にこだわった機能的なトップウォータープラグをコンセプトにもの作りを展開する。牛久沼などのローカルトーナメントで幾度となくウイニングルアーとなった沼海馬はあまりにも有名だ。

 そんな、天才肌のビルダー松本さんが影響されたルアーとは。

 「僕は今、ペンシルベイトを見直しているんです。なので今回はテーマでいうとズイールです。

 僕が釣りを始めたのは中学3年生の頃で、当時はズイールのルアーがまったく手に入らないし、売っていたとしても高価でとてもじゃないけど買えな かったんですね。ある時、ズイールのビデオを買って、擦り切れるほど繰り返し見ていた時期があって、そのなかでも印象的だったのが、テラー35。

 えっ、こんなに首振りアクショ ンさせてバスを釣るのか! と 興奮しながら、絶対買ってやる と、なけなしのお年玉を握り しめて、釣具店をめぐりよう やく手に入れたルアーは、チマ チマプロップっていう。テラーは 全然買えなかったですよ。でも まぁ、チマチマプロップもボッコボコに釣れたので印象には残って いたんですけどね。

 それで、高校生になって、一 緒に釣りをする友達ができて、 そいつと釣りへ行った時のこと。 高校生になってもズイールの人 気は衰えず、テラー 35 はあいか わらず手に入らなかったんです が、その釣り友達が、金持ち の友達から借りパクしたテラー 35 を釣り場に持って来たんです よ。そうしたら、これってどう やって使うの? というので、 ここで擦り切れるほどズイール のビデオを見ていた僕が、こうやって使うみたいだよと見よう 見まねで再現したんです。

 そしたら1投目で、ボッコー ンとバスが釣れてしまって、ふたりでスッゲー! って大興奮し た記憶は忘れません。

 ということで、影響されたルアーはズイールのテラー35です。必死こいて手に入れたチマチマプロップじゃないっていう(笑)。

  僕自身、今はルアービルダーとして活動して15年ほど経つのですが、ペンシルベイトというカテゴリーが苦手でした。というのも、完成されたルアーがあ まりにも多かった。痴虫ブラン ドのコンセプトは、今までにない新しい発想を取り入れたものしか製品にしないので、それらを超えるようなイメージもアイ デアもなかったのが正直なとこ ろです。なので、ダイブ機能を持たせた東所沢というペンシ ルベイトを 13 年前に作りました が、それ以降、ペンシルベイトを 作ることはなかったんです。

 ですが、Hー1グランプリや相模湖、津久井湖などのクリアウォーターで釣りをするなかで、ペンシルベイトの高速引き(ポイント周辺に何度も投げて、高速で使う)などで反応がよかったので、ペンシルやばいなと。無限大だなと。

 そこで得た、新たなヒラメキから新しいルアーをイメージし、形にしてみました。

 その新作を持って亀山ダムで試してみたところ、案の定(偶然かもしれないですが)、バスが釣れてしまって、それが本当にうれしくて。現在、色々なペンシルの開発に没頭している日々です。

  

  まだ、全部をお見せできないのが残念ですが、そのうちのひとつが西所沢(写真参照)だったりします(笑)




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ズイール/テラー35
ズイール旋風が巻き起こっていた時代に手に入れることが困難とされた。釣具店の店長
も、生意気だ! と子供相手には商売をしてくれないほど(!?)人気が高かった


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痴虫/東所沢95
痴虫ブランドではあまり知られていない東所沢。ペンシルでありながらダーターのように
ダイブさせて使い、魚を引っ張りあげるペンシルベイト

 

 

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痴虫/西所沢95
東所沢をひっくり返して使い始めたので西所沢。プロトなので形は変わるかもしれない
とのこと。ダイブさせないでスイスイ首を振れる設計





 

 

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