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編集部2021年9月14日

バークレイ・デックスシリーズ開発者 瀧澤 國俊(たきざわくにとし)さんが影響を受けたスピナーベイト

ブラックバス Basser バス釣り

ルアーメーカーの数だけ開発 者がいる。メディアをにぎわすプロアングラーにスポットライトが当たりがちだが、ルアーを作るのは開発者である。ここでは、近年注目を集めるバークレイ・デックスシリーズ開発担当の瀧澤さんに話をうかがった。開発者として影響を受けたルアーを聞いてみよう。

スピナーベイト万歳!

 ルアーメーカーの数だけ開発者がいる。メディアをにぎわすプロアングラーにスポットライトが当たりがちだが、ルアーを作るのは開発者である。ここでは、近年注目を集めるバークレイ・デックスシリーズ開発担当の瀧澤さんに話をうかがった。開発者として影響を受けたルアーを聞いてみよう。

この記事は「俺たちのヘビロテBASSルアー大全」を再編集しています

 

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瀧澤國俊(たきざわ・くにとし)

デックスシリーズの担当開発者。プロアングラーとの共同開発など、実際の釣り 場へ赴き、開発のヒントを自らも常に探し続ける求道者

 

こちらの記事は 「俺たちのヘビロテBASSルアー大全」に掲載されています。バスプロ、ルアービルダー、釣具店の方々が自信を持っておすすめするヘビロテルアーを忖度なしで大掲載!!!本当に釣れるルアー教えます↓↓↓

 

 

 

スピナーベイト開発の苦労を知る開発者

 「影響を受けたルアーをひとつ挙げるとすれば、スピナーベイトですかね。

 これは、開発者的に苦労の多いカテゴリーで、作ったことがある人にしか分からないと思いますが、もう一度作れといわれたら嫌ですと答えてしまい そうです(笑)。

 影響されたルアーというよりは、完成度が高いなと思ったのは、ノリーズのクリスタルSだったり、メガバスのVフラット、エバーグリーンのDゾーンです。ほかにもたくさんありますが。

 スピナーベイトというのは、ほかのルアーにくらべると非常にパーツが多くて、その素材ひとつで動きの性質が変わる んですね。ブレード、アーム、 ヘッド、ヘッドの素材、ビーズに至るまで。すべてが合わさっ てひとつのルアーになるわけで す。何かひとつでもパーツや素材を変えてしまうとトータルバランスが崩れてしまうこともあるため、試作品の段階では、 ABS樹脂製プラグと違い、 現場で微妙な修正やチューニン グができません。その都度、ゼ ロからプロトを作らなければならないという点で、苦労するルアーだと思います。各社、苦労されてるはずです」

 すべてのパーツが一体となってひとつになるスピナーベイト。各社の開発の裏側こそ見えないが、名作が生まれる背景には苦労があるはずだと、開発者ならではの目線で瀧澤さんは語ってくれた。

 

基本性能の向上と、エンドユーザーへの配慮

瀧澤さんが製品開発をするうえで大切にしているのは、ユーザーの目線だという。

「高価なルアーは、ロストしたくない気持ちが強くなるので、結果、タイトに攻めきれないという人もなかにはいるはずです。だから、ロストしてもダメージが少ないワームにはしってしまう人がいると思います。ワームのような点の釣りで釣れない魚、つまり、巻きもののような線で釣れる魚を初めから捨ててしまうのは、もったいないと感じていました。なので、誰が使っても同じ動きを出せて、基本性能が高く、ロストしにくいものを突き詰めようと思ったのがデックス・スピナーベイト開発のきっかけです」

 ユーザー目線からもの作りが始まり、性能については、ほかでも語られている部分が多いが、実はこのスピナーベイトには、ユーザーへの配慮が多く隠されていたのだ。

「スピナーベイトのアーム角度は、その性能が引き出せる最適な角度になってるはずですが、使ってるうちにアームが広がってしまうのを、初心者は手で調整して使うことを知らない人もかなり多いです。なので、ある程度の復元性を備えたチタンアームを採用することで広がりにくくしました。チタン素材だとバイブレーションが弱くなるという誤解もあまりすが、それはパーツのバランスで作り出せるので、チタンが原因ではありません。

 また、ラバースカートのフレア感にもこだわっています。水中でスカートがキレイにフレアするよう特殊な構造でスカートを装着しています。ぜひ確認してみてください。ヘッドも樹脂タングステンを使っていますが、その価格帯のなかのアイテムとしても限界まで勉強させてもらいました」

 釣る機能を高めたうえで、初心者でも手が出せる価格という、ユーザー思いの開発者が送り出したデックス・スピナーベイト。一度お試しあれ。

 

ノリーズ/クリスタルS
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瀧澤さんも愛用していたルアーのひとつクリスタルS。トータルバランスに優れ、実績は折り紙つき。ノリーズ 田辺哲男が生み出した、日本が世界に誇るスピナーベイトだ

デックス/デックス スピナーベイト
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基本性能の高さもさることながら、コストパフォーマンスにも優れるスピナーベイト。フックのサイズを一般的なサイズより大きくすることで、全国の野池から琵琶湖まで、あらゆるフィールドに対応できるように設計されている基本性能を高めるバランス。

 

 

 

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田辺哲男のスピナーベイト道場

 

 

 

 

 

 

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