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編集部2018年12月28日

ELECTRIC×LUNKER KILLER対談 Basserとファッション:後編

Basser バス釣り

ファッションで「バスフィッシングをもっとカルチャー化したい」という熱い思いや、おふたりのバスフィッシング愛を話してもらいました。 バス釣りの専門誌バサーが、バス釣りのテクニックから道具、試合の最新情報、初心者のバス釣り入門までバスフィッシングのすべてを公開しています。

「バスフィッシングをもっとカルチャーに」

サイト・ビー=まとめ

 2018年秋、BasserはELECTRIC、LUNKER KILLERの両ブランドとコラボして偏光グラス「SWINGARM」をリリースしました。このコラボ実現の立役者となってくれたのがLUNKER KILLER代表の斎藤輝彦さんとELECTRIC FISHINGブランドマネージャー奥村太朗さん。同モデル誕生のキッカケを伺った前編に続き、後編の話題は「バスフィッシングにおけるファッション」へ。ファッションを通じて「バスフィッシングをもっとカルチャー化したい」という熱い思いや、おふたりのバスフィッシング愛を話してもらいました。

elec-glass-ga Basser×ELECTRIC×LUNKER KILLER、3者コラボで実現した偏光グラス「SWINGARM」




◆プロフィール

斎藤輝彦(さいとう・てるひこ)
2018年秋に20周年を迎えたフィッシングアパレルブランド「LUNKER KILLER」代表。中学生のころからファッションに興味をもち、主に都内の古着ショップやインポートショップで洋服を買い漁る青春を送る。バスフィッシング歴は28年。自身のバスボートを駆って利根川や琵琶湖への釣行を楽しんでいる。


◆LUNKER KILLER
http://www.lunker-killer.com/


奥村太朗(おくむら・たろう)
ELECTRIC FISHINGブランドマネージャー。サーフィンやスノーボードなどいわゆるヨコ乗り系スポーツ界で支持されている同ブランドを日本のフィッシングシーンに紹介。また、「GIRL」「CHOCOLATE」「PRIMITIVE」など、米国発のファッションブランドを取り扱うチャーリー・トレーディングのジェネラルマネージャーを務める。釣りの原体験は小学生のころ。ここ1年半はバスフィッシングにどっぷりのめり込み、週1ペースで亀山湖ののむらボートに通っている。


◆ELECTRIC
https://www.electriccalifornia.com/


聞き手:アライ
つり人社siteB担当。趣味は釣りとアニメと映画というオタク気質で、高校時代まで母親が買ってきた服を着ていた。SNS等で自分を発信する機会が増えたのでただいま身だしなみを勉強中。ホームは牛久沼で、今年の釣行日数は36日。


ヨコ乗りの波がBasserに



 最近、ヨコ乗り系のファッション業界のなかで、バスフィッシングを始めた人が増えていますよ。昨日も釣具店でこんな道具買ったんだけどって言って、見せに来てくれた人がいました。その人の釣りの格好がめちゃくちゃオシャレなんですよ。カルチャーがミックスするとカッコいいものができるんですよね。


 こういうことって釣り業界にとっても絶対いいことだと思う。別のカルチャーとつながっていくのはすごく楽しいことだし、釣りだけで終わらずに文化として広がっていくっていうことだから。俺もそれをやる立場にいたいと思い、これまでLUNKER KILLERをやってきた。


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 でも、この業界でバスアングラーが増えたっていうのは、落ち着いて考えてみたら必然だなと思います。というのは、俺たちの業界はスケートカルチャーとか、サーフィンとか、ビンテージのバイクに憧れたりとかっていうアメリカからやってきたものがベースになってるじゃないですか。ならなんで同じアメリカのフィッシングカルチャーをいままでフィーチャーしてなかったの? っていう後悔がちょっとあります。今からでもやっていこうよって。


 アメリカから入ってきたものって、ファッションもそうだけど単純にカッコいいよね。バスフィッシングは誰でも手軽に始められるし、内容も複雑でやりがいもある。昔やっていて最近また復活っていう人も多いし。そういう人たちにもBasserを読んでもらって、釣り雑誌もイケてるねって思ってもらえたら嬉しい。


 オールスターの会場でも毎年気合の入った服装のお客さんを見かけます。


 ますます盛り上がっているよね。この間の2018年大会もホントに最高だと思った。とくに俺は沖田護選手を応援していたから、2日目にあのウエイトを、しかもフロッグで利根川の最上流で釣ってくるっていうのは燃えたね~。準優勝ですごく悔しいけど、バスフィッシングの面白さを魅せてくれた。


okita LUNKER KILLERがサポートする沖田護選手。初日9位で折り返した2日目、フロッグで3尾4335gをキャッチして準優勝

 俺の場合は、初めてのバサクラで驚きだらけでした。スケートとかほかのジャンルのイベントはよく出展してますけど、まずあんなに朝早くから人がいるイベントは初めて(笑)。そしてウエイインのときの緊張感。こっちは8000人もいた観客のうちのひとりなのに、そのひとりにまで選手の感情が伝わってくるすごさ。その結果を気にしながら選手の帰りを待ってるっていうのもほかにないですよね。


 セコンドみたいな感じ(笑)。


 そこに出展させてもらって、いちばんびっくりしてありがたかったのが、ELECTRICのブースに朝から並んでくれた人がいたんですよ! その状況には感謝しかなかったです。先頭の男の子に何回ありがとうって言ったか。


booth 奥村さん「くじ引きカルチャーがあるのも面白いですよね」

 自分が思っていたより知名度があったんじゃない?


 いや、BasserやLUNKER KILLERとコラボさせてもらって、いろんな人が応援してくれたおかげです。だから、これからも俺が担当している限りはブランドとしてバスフィッシングへのサポートをずっと続けさせてもらおうと思いました。


流行のスタイルを釣りの世界にも


 オールスターのタイミングでは、Basser × LUNKER KILLERとBasser × ELECTRICで、それぞれ個別のコラボアイテムもリリースさせてもらいました。


 Basser × LUNKER KILLERはコーチジャケット、スウェットパンツ、ニットキャップの3アイテム。スウェットパンツにパーカーを着て、その上にコーチジャケットを羽織って、釣りに行くっていうスタイルで休日を楽しんでほしいです。


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 朝イチに釣りに行って、そのまま渋谷にショッピングにも行けますっていうスタイルですね。


 ここ数年流行っている90年代スタイルをフィッシングへ落とし込んでみました。


 うちの会社のメンバーでコーチジャケットを持っていないのはひとりもいないと思います。コーチジャケットにもいろいろあって、まさにこのBasser × LUNKER KILLERのモデルのように内側にボアが入っていて冬でも暖かく着られるものとか。だから4着くらいはみんな持ってるんじゃないかな。そのくらい定番のアイテムですよ。


dsc00110 lk-coach-boaa 裏地にボアが入って保温性が高い「Basser×LUNKER KILLER Coach Jacket」



 そういうファッションの定番が釣りのシーンにも当たり前のように入ってくる流れを作りたいんです。


 以前、斎藤さんからストリートの流行が釣りに入ってくるまでにけっこう時差があると教えてもらいました。


 2~3年くらいはあるかなぁ~? ワークキャップやフラットバイザーのキャップが、アングラーに浸透してきたときもやっぱり3年くらい後だった。


 ファッションについて、バスアングラーのなかにも系統があるように思います。トーナメントの釣りをやり込んでいるような人と、奥村さんのようなスタイルの人には違いがありますよね。そのことについてどう捉えていますか?


 ELECTRICがアメリカでサポートしているアングラーたちと話していたら、「俺たちはストリートアングラーだ」って言うんです。トーナメントシャツを着て大会に出場するようなアングラー、彼らは「ワッペンアングラー」と表現していましたけど、そういうアングラーとは違うんだと。


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 それはあるよね。でも、俺がブランドを始めてもう20周年なんだけど、最初のころは釣りをファッションとして捉えること自体がなさすぎた。釣りしない人からよく言われたのは、「必ず胴長履くんでしょ?」とか「絶対ベスト着るんでしょ?」とか(笑)。そういう状況で洋服の仕事をしてきて、釣りも好き過ぎて、なんとか釣りをカッコよくしたいなと思って立ち上げたのがLUNKER KILLER。釣りをしている旦那さんや彼氏、お父さんがカッコいいと思われたほうがいいよねと。


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 うちの親父とかも釣りに行く日は必ず釣りの洋服を着て行っていました。昔はユニフォーム感がありましたよね。今はそんなことないですけど。


 Basser × ELECTRICのコラボはロンTだよね。ロンTもアパレルやストリートだと流行ってる。


 右袖のBasserロゴに「Magazine」まで入れたのがこだわりです。マガジンとのコラボって新しいし、ロゴっていちばん大切なものだから。そこにELECTRICのシンボルであるボルトストライプパターンの柄を入れさせてもらいました。


elec-tee-righta s__31571977 右腕にボルトストライプパターンのBasserロゴが入った「Basser × ELECTRIC CO-LAB L/S TEE」



 元のロゴを壊さずうまいデザイン!


 今シーズンは蔵王の雪山でおなじ柄の雪上車仕様のランクルを走らせています。この「稲妻=ELECTRIC」っていうことをバスアングラーの皆さんにも知ってもらいたいですね。


sangoro_electric 写真提供=チャーリー・トレーディング

カルチャーがミックスすることで広がる世界



 オールスターをはじめとしていろんな釣りのイベントに出させてもらうようになって、スケーターのカルチャーと近いものがあるなと思ったのがVANSの存在ですね。


 バスアングラーでVANSを履いている人が結構いるよね。


 VANSを履いてロッドを振っているのがカッコいいですよね。


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 釣りばっかりをやってきてしまったのでそういうのに疎くて……。


 ストリートファッションの定番のシューズですよね。


 逆に俺たちはそういうのが当たり前になりすぎちゃっているのかも。アウトドアブランドのアウターを着てVANSを履くのって昔からあるスタイルだけど、そういったスタイルで釣りをしたらカッコいいんじゃないかなと。それとVANSのよさって、ソールがフラットでエレキが超踏みやすい(笑)。


 スケーターってひと口に言っても、アメリカ西海岸のカルチャーに影響されたドッグタウン系ハードコアなスケーターもいれば、東海岸のNYカルチャーなどに影響を受けSUPREMEなどを着て街中をおしゃれに滑るというスケーターもいる。スケートっていう傘の下で各スタイルが確立されている。だからバスフィッシングのなかにスタイルの流派ができてもいいんじゃないかなと。


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 最近、俺が新利根川でレンタルボートの準備をしていたときに、隣のボートの人に「ホームは房総ですか? セッティングですぐわかりますよ」って言われたんですよ。なんで俺が普段亀山しか行ってないの知ってるんだろうってびっくりしたんですが(笑)、それもひとつのスタイルですよね。オカッパリでも琵琶湖のアングラーと霞ヶ浦のアングラーは違うかもしれないし。そういうスタイルのひとつになりたいと思ってます。将来的にはうちの偏光を掛けている人が「エレクっぽいね」って言われるようになってほしい。誰が見てもエレクっぽいねっていうバスアングラーが増えてくれればいいなって。


 その出だしの大事なときに僕みたいな人種が着てしまっていていいんですか?


dsc_4580PRしなきゃと思ってちょくちょく着てるんですが……

 ぜんぜんいいですって! まだ何が「エレクっぽい」のかということもわかってないので、そうやって知り合った人たちに着てもらって、俺たちで作り上げるものがいつかの「エレクっぽい」になるんじゃないかなと思っています。それってまさにELECTRICを通して俺たちがやっていきたいことで、カルチャーのミックスなんですよ。「SWINGARM」の例のように、サーファーからバスアングラーに紹介、バサーからもカルチャーを紹介していくっていう流れで面白いものを作っていきたい。せっかく釣りの世界にかかわらせてもらえることになったので、いままで釣りをしていなかった俺のような人たちにも楽しさを広めていきたいですね。


 奥村くんが言っているのは、ストリート系のおしゃれを楽しんでいる人たちが入ってきたら、それはそれで釣りのシーンとしていいよねっていうことだよね。逆にそれってアライくんのような釣りにどっぷりな人にとってはどう? 


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 僕は、休日は釣りに行くかアニメを見るくらいしかやってこなかったオタクなので、ファッションについてはぜんぜん触れてきませんでした。釣りはひとりで行くことが多いし関係ないかなと。でも、最近はSNSで釣果を発信する機会が増えたので、釣りを知らない人にアングラーの一例として自分のダサさが拡散してしまうのもイヤです。だから身だしなみも勉強していかなきゃと思っていて、そんなときに釣りを通して奥村さんのような人と知り合えたのはラッキーでした。逆に言えばバスフィッシングをしていなかったら一生知り合う機会がなかっただろうなと。ストリートアングラーっていい言葉だなぁって思いますよ。


 俺としては、アングラーがみんな一斉に「オシャレになろうよ!」っていうことは思ってない。いきなり全部変えようっていうのもイヤじゃない?


 わざわざカッコつけて行くっていうのも違いますもんね。


 ファッションにも興味をもってくれるアングラーがいたら、なにか1アイテム変えるだけでいいと思う。キャップをいつもと違うのにしてみたり、今回のコラボで出したコーチジャケットを今持っているパーカーと組み合わせてみたり。


 自分としては、俺たちの仲間が釣りに行くことで、その感覚で釣りに行っていいんだ!って思ってほしいです。たとえば今日はオーバーオールを着ちゃってますけど、このカッコでロッドを持って釣り場に立っても変じゃないんだ、って。


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 ひとつ聞きたいんですけど、釣りに行くと靴が泥まみれになったり、バス汁が服に付いたりしちゃう問題があるじゃないですか。それはどう解決すればいいですか?


 正直気にしてないですね。というかバスの匂いとかあんなに幸せなものほかにないですよ。


 大丈夫ですか? 侵されてますよ!


 でもこういう人が侵されていくのが、また次につながるんですよ(笑)。


 釣り楽しいです。もっとバス釣りたい!


斎藤さん、奥村さん、ありがとうございました。2018年12月、原宿のELECTRICショールームにて



 
第10回オカッパリオールスタークラシック
ザ・キャノンボール/四国の四人編



 前号のBasser Allstar Classicに続き、今号ではスターたちの「オカッパリ」バトルを特集! 10回目の開催を数える今回の舞台は、なんと四国四県! 折金一樹さん、北大祐さん、早野剛史さん、藤田京弥さんら2018年に輝きを放った、いま大注目のアングラーたちがお遍路道を駆け巡ります。

 4名全員が旧吉野川以外のフィールドでオカッパリをするのは初めて。これまで見たこともなかった釣り場がほとんどを占めるなか、たった2日間下見をしただけで、四国各地で引き寄せ合うように出会う選手たち。このメンバーがガチでエリアを見極めるとこうなるのか……。

 ボートを降りてもトッププロ半端ないって! テクニックも、釣果も、節目の第10回大会にふさわしい素晴らしいものに内容になっています。

 「米国ツアー最前線」では、前号に引き続き雨貝健太郎さんが激動のアメリカトーナメントシーンを詳報。B.A.S.S.からの移籍を決意した選手、そして招待を蹴って残留した選手へのインタビューから競技フォーマットまで、26ページの大ボリュームでお届けします! 年末年始にゆっくりできる人にも、できない人にも、とにかく読み応え充分の一冊です。


 

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2018/12/28

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