<img height="1" width="1" style="display:none" src="https://www.facebook.com/tr?id=170559842213036&amp;ev=PageView&amp;noscript=1">
編集部2021年11月30日

奈良県/津風呂湖のバス釣り 吉川永遠さんに訊く!津風呂湖のワカサギパターン

ブラックバス Basser バス釣り バス釣りルアー別解説

この記事では、バスフィッシング初心者のために、よく使われるルアーをタックルの選び方から使用法まで基本を詳しく解説します。今回はシャッドについて紹介します!

ミドスト&ホバストによるバンク攻略

まとめ◎編集部

この記事はBasser2021年1月号の記事を再編集しています

ワカサギの支配率が高いフィールドのロコアングラーに、釣果に直結するメソッドを教えてもらった。今回は津風呂湖のワカサギパターンを紹介する。

yoshikawa-tsuburo (6)

吉川 永遠

(よしかわ・とわ)1999年生まれ。奈良県出身。津風呂湖をホームとする気鋭のアングラー。2020年よりJBTOP50に昇格。昨年、亀山湖で行なわれた若手限定トーナメント「WZBT」では準優勝。ライブスコープを用いた沖の中層攻略やサイトフィッシングを得意とする。

津風呂湖のワカサギパターン

■シーズン

10月下旬~1月上旬

 

■キーとなる要素

・風の巻くスポット

・バンクに寄ったワカサギ

 

中層を泳ぐバスのレンジに送り込むミドスト

 津風呂湖で安定した釣果が期待できるワカサギパターンはミドストとホバストです。ワカサギがいれば年中有効ではあるのですが、とくに効くのが晩秋から初冬にかけて。

 津風呂湖のワカサギは沖のディープフラットに溜まることが多いですが、風が吹いて湖流が発生すると、風(流れ)が巻く岬の裏やワンドなど、バンクの近くに寄せられます。バスにとっては捕食しやすいポジションにワカサギが入ってくることで、パターンが成立するのです。

 ミドストでねらうのは風の巻くスポットで、かつ傾斜の急なバンク。バスが上下方向の移動がしやすい岩盤系のバンクがおすすめです。こういったエリアで魚探をかけ、4〜5mくらいのレンジにワカサギが浮いていたらチャンスです。

 ボートを岸から5mくらいにつけ、そこから岸と平行かやや沖に向かってフルキャスト。ワカサギのレンジまで沈めたら、ロッドを縦捌きで揺らしながらミドストで水中を引きます。

 ミドストというと、水中を平行に引かなければいけないイメージがありますが、慣れないうちは少しづつ浮いてきてしまうことがほとんどです。それでも食うので問題はないのですが、あまりにワカサギのレンジから離れてしまうのもよくないので、自信のないうちは最初のカウントダウンでワカサギのレンジより下からスタートしてください。

 また、魚探にワカサギが映らなくなっても、あくまでそれはボートの真下のことで(2D魚探の場合)、周囲にはワカサギやバスがいる可能性はありますので、あまり魚探画像にとらわれないようにしてください。

 また、ルアーの回収時の軌道変化でスイッチが入るバスもいるので、回収途中で一瞬ポーズを入れるのも忘れずに!

バスエネミースティック3in+ヴェスパ0.9~1.3g
(エバーグリーンインターナショナル/リューギ)

yoshikawa-tsuburo (2)ミドスト用。リブのある面を下にするとロールをさせやすくなり、上にするとテールだけを揺らすアクションをさせやすい

 

 


ラストエース75+ヴェスパ0.9~1.3g
(エバーグリーンインターナショナル/リューギ)

yoshikawa-tsuburo (3)

ミドスト用。リブのある面を下にするとロールをさせやすくなり、上にするとテールだけを揺らすアクションをさせやすいミドストでフラッシングが欲しいときはラストエースを使用。フックをチョンがけにしたほうがボディーが暴れてフラッシングさせやすい

 

  • ミドスト用タックル

ロッド:フェイズPCSS-64UL ドリフトマスター(エバーグリーンインターナショナル)

リール:イグニスタイプR250S(ダイワ)

ライン:バスザイルマジックハードR3Lb(エバーグリーンインターナショナル)

 

居着きのバスを浮かせて食わすホバスト

 ミドストがワカサギ(≒バス)のレンジまでルアーを送り込む釣りなら、ホバストはバスを浮かせて食わす釣りです。ミドストはベイトについて中層を泳ぐバスをねらう「線」の釣り、ホバストはバンクのくぼみやレイダウンに着いてワカサギを待ち伏せしているバスをねらう「点」の釣りのイメージです。

 ホバストはできるだけルアーの移動距離を抑えたいのと、ルアーを目視しながらの釣りになるので、ボートポジションは近くてOK。バスがいそうな岩盤のくぼみやレイダウンの際に投げたら、ロッドをシェイクしてラインを小刻みに震わせながら、ゆっくりと沈めていき、ルアーが見えるか見えないかのレンジに達したらなるべく手前にこないようにじっくり中層を漂わせてください。

 バスがルアーに対して浮いてきたりチェイスしてきたりしたら、シェイクを止めずにルアーをゆっくり沈めてやるとよく食います。チェイスに対してトゥイッチを入れたりイレギュラーなアクションをさせるのは、ホバストに反応したバスには効かないことが多いです。

 

ラストエース80F+ホバーショット#2
(エバーグリーンインターナショナル/リューギ)

yoshikawa-tsuburo (4)

このソフトベイトの場合は、腹部に1/64ozのシンカーを入れることで、水中姿勢が水平に近づく.

 

  • ホバスト用タックル

ロッド:ファクトHFAS-61ULST(エバーグリーンインターナショナル)

リール:イグジスト2506(ダイワ)

ライン:バスザイルマジックハードR3Lb(エバーグリーンインターナショナル)

 

◆関連記事

山岡計文さんがホバストのコツを解説!

 

 

おすすめ記事

記事検索

  • 検索フィールドが空なので、候補はありません。

月刊つり人 最新号

つり人 2020年5月号

列島をゆるがすコロナウイルス。けれども、日増しに暖かくなる春の日を、じっと家にこもって過ごすのはやっぱり体によくない。その点、手軽な海の釣りは、風も気持ちよく、大人も子どもも、思い切り深呼吸しながら時間を過ごせる。ウミタナゴ、メジナ、クロダイ、カレイ、アオリイカ、カサゴ……。元気な魚たちが泳ぐフィールドで、がんばろう、ニッポン! そのほか、3名手の渓流解禁レポート、里川で見つかる美味しい道草、みちのくタナゴ旅など旬の釣り満載でお届け。