アユ釣りのエキスパート6名に質問をしてみました。「あなたの考える友釣りの基本とは?」
アユ釣りのエキスパート6名に質問をしてみました
まとめ◎編集部
場荒れした釣り場ではどんなオトリ操作が有効ですか?
ADVERTISEMENT
ADVERTISEMENT
加藤達士さんのアンサー
1975年生まれ。三重県・鈴鹿市在住。長良川をホームにピンポイントショットで圧倒的な釣果をだす理論派。ダイワ鮎マスターズ2015年と2017年に準優勝
場荒れした釣り場というのは、すぐに掛かる追い気の強いアユは抜かれているということ。止め気味の操作で1ヵ所に時間をかけて野アユにオトリをアピールする。1ヵ所1分を目安に反応がなければ、次のポイントに打ち込む。反応があれば3分くらい待つ。時間を掛けないと掛からないアユだけが残っているというイメージで釣っていく。
君野貴文さんのアンサー
1978年生まれ。鳥取県・八頭郡在住。千代川をホームにする管理泳がせの雄。シマノジャパンカップでは2010年優勝ほか上位入賞多数
場荒れした釣り場は素直に追ってくるアユが少ない、または単純にアユが少ないので広範囲を攻める。反応があればいつもより長めに待つなどのオトリ操作が有効だろう。
ADVERTISEMENT
ADVERTISEMENT
西部俊希さんのアンサー
1991年生まれ。岐阜県・関市在住。長良川をホームに機動力と繊細な技術が持ち味の若手実力者。G杯アユは2017年優勝、シマノジャパンカップは2022年優勝
初期は管理泳がせのような少しゆとりを持った泳がせ系操作が有効だ。トーナメントの特にブロック大会では下見で散々釣られた状況で早朝から釣ることになる。場荒れに加えて活性の低いアユも釣らなければならない。釣り人の意思でオトリを野アユに接近させる引き釣りよりは、オトリの意思で野アユに近づいてもらう泳がせ釣りのほうが数につながりやすいと思う。
廣岡昭典さんのアンサー
1980年生まれ。和歌山県・田辺市在住。日高川龍神地区をホームにする廣岡兄弟の次男。G 杯アユは2016年優勝、報知アユ釣り選手権は2011年、2019年優勝
場荒れすると、誰もがフィネスに走りがち。「ボル引き」のような大胆な技で釣果が爆発するのは意外とこんな状況かもしれない。
ADVERTISEMENT
ADVERTISEMENT
松田克久さんのアンサー
1969年生まれ。群馬県・高崎市在住。ヤナギの使い手として知られ多彩な釣技を繰り出す。シマノジャパンカップは2007年優勝ほか上位入賞多数
オトリをゆっくりと泳がせて待ちの時間を長めにする。場荒れしているからといって特別なことはしていない。
谷口輝生さんのアンサー
1977年生まれ。京都府・京都市在住。極細ナイロンに大バリ仕掛けと大胆な仕掛けを使った独特な技術が知られ、G杯アユ2005年優勝。報知アユ釣り選手権は2022年優勝
オバセて上飛ばし。など泳がせるとよいと思う。
このページは『鮎釣り2024』を再編集したものです。質問は全部で32問。すべて読みたい方はぜひ本誌をお手にとってみてください。