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編集部2023年6月20日

ヒラメのルアー釣りのコツ|潮汐・情報収集・気象・観察・ラン&ガンのコツなど

ヒラメ 魚種別釣りガイド

ヒラメをルアーで釣りたいなら必読!潮汐、情報収集、気象、観察、ラン&ガンの5つの要素に焦点を当て、コツを3分でわかるように解説。初心者から上級者まで、釣果アップを目指す人必見の情報が満載です。

潮汐・情報収集・気象・観察・ラン&ガンの5つが大切

写真・文=相内康夫(小樽市)

潮汐(タイドグラフ)

ヒラメ

海は干潮、満潮を繰り返し、常に潮が動いている。ヒラメに限らずベストだと思う潮回りは、中潮の朝マヅメ、夕マヅメだと思う。潮が程よく動き、捕食行動が活発でバイトが多発する。短時間で複数尾をキャッチすることもある。

真夜中や日中でも、潮がよく動いているときはキャッチ率が上がる。逆に若潮、長潮の潮回りは、他の条件がよくてもあまり釣果は上がらない。私の印象では、ボトムから3m上をスイミングしても一気に魚が上がってきて食いつくのが中潮。1m上でも食いつかないのが若潮といった感じだ。潮の流れによって、ヒラメのやる気が左右される。

釣りに行く際、まずはタイドグラフを見ることをおすすめしたい。

 

 

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情報収集

SNS、情報サイトの普及により、ヒラメが釣れているポイントが容易に分かる便利な時代になった。それらを元に「あそこらへんのフィールドがよさそうかな?」と大まかな地域を絞り、実際に魚をキャッチすできることもあるだろう。

ただし、逆にSNSの情報発信には充分な注意も必要だ。大挙して釣り人が押し寄せると、ゴミ問題や駐車問題が起こりかねない。そこで暮らす方々にも配慮して、投稿には充分に配慮をしたい。

また釣り場を新規開拓する際には、グーグルマップで上空からの地形を見る。たとえば「ここは11時方向に離れ岩があって根掛かりしそう」とか、「この消波ブロックは岸から8mくらい沖に沈んでる」、「ここは砂地だな」といったことを確認する。

そしてフィールドで会った釣り人には挨拶し、会話をすることも大切。現場で最新情報を交換できる。

 

 

気象

ヒラメ

フィールドの気象条件は刻々と変化する。風、波の変化には注意が必要だ。弱い風か、風を背に受けられるポイントを選択することが大事。強烈な出し風の場合は上手く風に乗せ、通常以上のキャスト距離を稼げて広範囲を探ることができる。

うねりが入るかどうかや、風向きによって釣りをしようと思ったポイントがシケていても他の場所はナギという場合もよくある。集中してキャスト、釣りができることが重要なので、風、波に関しては最新情報を入手したい。

 

 

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観察

ベイトの有無で釣果を大きく左右する。カタクチイワシ等が大挙して押し寄せ、上空、海面にそれをねらう鳥がいる場合は、大チャンスになる。潮流が変わるポイントや、離岸流が発生したり、地形が変化したりする場所は、ベイトが付きやすい。ポイントに到着したらまずは周囲をよく観察することが大切だ。

広いフィールドで闇雲にキャストするのではなく、まずはよく目を凝らして、こういった変化を探すことが大切だ。

また、離岸流や地形変化のある場所は沖に出やすいことや波がきれいに割れやすいことから、サーファーが集まる。「わざわざここでやらなくてもいいじゃん」とお互い思うかもしれないが、残念ながら場所は被ってしまう。沖の人に構わず釣りをする人もいるが、高切れしたら危険だ。キャストミスもする可能性だってあるだろう。ルアーが人に当たってしまったら悲惨だ。しっかり先行者を優先して釣りを楽しんでほしい。

 

 

ラン&ガン

ヒラメ

ここまで解説した要素を考慮して、いざポイントへ。ヒラメは1ヵ所ですぐに釣れることもあれば、まったく釣れないこともある。獰猛で、目の前にルアーを通すとすぐに食い付くヒラメ。1キャストごとにトレースラインを変え、バイトがなければそこにはいないと見切る釣りになる。ある程度時間を掛けての釣りとは逆で、短時間で見切る釣りはなかなか難しい。その判断が上手くできるのが、よく釣る釣り人だ。

テンポよく細かな移動をして、潮止まりのときは大きく移動するなど、判断と感でラン&ガンをしてほしい。どこかに必ずヒラメは潜んでいるはずだ。

広大なフィールドに出向き、ヒラメを足で釣る! これを心掛けることが、ヒラメキャッチへの近道だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

※このページは『ヒラメ釣り北海道』を再編集したものです。

 

 

 

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