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編集部2021年9月3日

東京/お手軽!ハゼのミャク釣り入門 その2(全3回)

ハゼ 河川・湖の釣り 全国おすすめ釣り場 河川/湖沼 東京

日本の各地で広く釣れるマハゼ。 多彩な釣り方はあるものの道具立てがシンプルで、すぐに始められるのが「ミャク釣り」だ。 今回は浅場・深場・河口と特徴が異なる3 つの釣り場の攻略法を小誌おなじみの小もの釣りフリーク、坂本和久さんに解説していただく。

着底してから5秒間。手元に伝わるハゼのアタリワンダーランド!

写真と文◎編集部  

この記事は『つり人』2020年10月号に掲載したものを再編集しています。

 

日本の各地で広く釣れるマハゼ。
多彩な釣り方はあるものの道具立てがシンプルで、すぐに始められるのが「ミャク釣り」だ。
今回は浅場・深場・河口と特徴が異なる3 つの釣り場の攻略法を小誌おなじみの小もの釣りフリーク、坂本和久さんに解説していただく。

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今回の先生 坂本和久さん。普段は中野でお弁当屋さんを営んでいる

 

 

バックパック1つでエサの保存から魚の持ち帰りまでバッチリ

 

東京都内にはたくさんのハゼ釣り場がある。

中野区在住の坂本さんは都内での釣行の場合、車を使うよりも電車やバスなどの公共交通機関を使用することがほとんど。

電車釣行の際、すべての持ち物をバックパック一つに詰めている。その中には渓流用のクリールと保冷バッグとサオが収納されている。 「クリール」とは釣った魚を入れておくビクで、釣りの時は肩掛けにして、釣れたハゼをポンポンとその中に入れる。 中には保冷剤代わりの冷凍した500mlのペットボトルが入っていて、釣ったハゼをすぐに氷締めにできる。

ポイント移動の時はハゼをフリーザーバッグなどに入れ替えて、保冷バッグに移す。保冷バッグはハゼの持ち帰り、イソメの鮮度保持、飲み物の保冷ができるので必需品だ。

イソメはひとつまみほどのイソメをエサ箱に移し、残りは保冷バッグに入れておく。エサ箱はプラスチック製でも構わないが、木製だと温度が上がりづらくイソメが長持ちするためオススメ。

 

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坂本さん愛用のアウトドア用のバックパックにはミャク釣りに必要な道具がすべて入る

 

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移動時はエサ箱も保冷バックに。ここには保冷剤と凍ったペットボトルを入れておく

 

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そのポイントで使う分だけエサ箱に移す。ちなみに坂本さんはフタの裏に磁石を付け、ハリを保持できるようにしている

 

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常に肩掛けしている渓流用のクリールの外ポケットに仕掛けやオモリを入れる

 

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移動のタイミングでハゼをクリールからフリーザーバッグに入れ替えて保冷バックへ

 

 

着底後の5秒間がチャンス

 

どんな釣り場でも共通しているのは、仕掛けを投入してオモリが底についてから5秒までが非常に重要であるということ。 「着底してから5秒間は最もアタリが出るタイミングです。でもこの間にアタリを取っていない方が非常に多い。

これを取れるか取れないかで釣果が大きく変わってきます」と坂本さん。

常にハゼからのアタリがあると思って、いつでも合わせられるように体勢を整えておく。 オモリが着底してからの5秒間にアタリがない場合はそのまま10秒ほどアタリを待つ。それでもアタリが出ない場合は、空アワセをしてから回収し少しポイント変えて振り込み直す。

一通り周囲を探り終えてもアタリが出ない場合にはオモリの着底から10秒待った後に誘いを入れよう。

 

アタリがなければ誘いを入れてみる 

誘い方はトントントンとその場で仕掛けを1㎝ほど上下させる。その時ずっとトントンと動かすのではなく、ちょっと止めたりテンポを変えてみたりと変化をつけるとよい。

20秒くらい誘って、アタリが出なければ、空アワセをしてから仕掛けを回収し、投入ポイントを変える。サオが届く範囲をまんべんなく探ってもアタリがない場合には1、2歩移動する。 このように頻繁に投入地点を変えて、食い気のあるハゼを捜すことが肝要だ。

アタリの出方はさまざまで、「コンッ」や「コツッ」といった手もとに来るアタリもあれば、目印が動くだけのアタリもある。

さらに全くアタリを出さずハゼがエサをくわえているだけというパターンもある。そのため着底してから秒待った後や仕掛けの回収時には必ず空アワセをしよう。

ハゼが釣れる時のアタリは小さいことが多い。激しく「ブルブル」っとくるのはハゼがエサをくわえて逃げようとしている時のもの。この段階で合わせても掛からない場合が多い。

 

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エサ付けがキモ! 食い込み重視でイソメは胴部をメインに使用。タラシは出さずに短く切ってハリ先を出すこと

 

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魚にいじられてハリ先が隠れてしまうとハリ掛かりが悪くなる。きちんと付け直そう

 

 

 

小さなアタリ、大きな釣果

  

「ブルブル」の前には必ず手もとに小さなアタリがあるか目印に変化が出るはず。神経を集中してアタリを拾っていこう。

一度でもアタリがあった場合、エサがずれていたり、取られていたりする。 エサがないのはもってのほかだが、ずれているだけでもハリ掛かりは大きく変わってくる。アタリがあったらこまめにエサをチェックしよう。 アタリにならない違和感に合わせるというのも数を釣るうえでは大切なことだそう。

「ミャク釣りをやり込んでいくと、なんか食ってるなあとか、かじってるなあという感覚が分かるようになります。違和感があったら積極的に合わせましょう」。

もしバレてしまっても大丈夫。ハゼは一度ハリ掛かりしても再度食ってくることが多い。この場合、魚が少し移動するので、掛かったポイントの周囲に仕掛けを投入するとよい。

 

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最終回はポイント紹介!

 

 

 

 

 

 

 

 

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