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編集部2021年9月4日

東京/お手軽!ハゼのミャク釣り入門 その3(最終回)

ハゼ 河川・湖の釣り 全国おすすめ釣り場 河川/湖沼 東京

日本の各地で広く釣れるマハゼ。 多彩な釣り方はあるものの道具立てがシンプルで、すぐに始められるのが「ミャク釣り」だ。 今回は浅場・深場・河口と特徴が異なる3 つの釣り場の攻略法を小誌おなじみの小もの釣りフリーク、坂本和久さんに解説していただく。

都内イチオシハゼ釣り場!

写真と文◎編集部  

この記事は『つり人』2020年10月号に掲載したものを再編集しています。

 

日本の各地で広く釣れるマハゼ。
多彩な釣り方はあるものの道具立てがシンプルで、すぐに始められるのが「ミャク釣り」だ。
今回は浅場・深場・河口と特徴が異なる3 つの釣り場の攻略法を小誌おなじみの小もの釣りフリーク、坂本和久さんに解説していただく。

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今回の先生 坂本和久さん。普段は中野でお弁当屋さんを営んでいる

 

 

当日のポイント① 旧中川/特徴=浅場

 

見釣りを楽しみながらハゼの動きを学ぼう

 

旧中川は上下流部ともに荒川に接続しているが、いずれも水門が閉じてあり潮の干満の影響は受けない。 そのため潮回りを気にせずに釣りをすることが可能。オススメのポイントは江東新橋の下流、右岸側にある島だ。 この島は周囲が浅くハゼが溜まりやすいためどこにサオをだしても釣果有望。

またハゼの姿が見えるので、どのようにエサに集まり、そして食いつくのかを観察しながら釣りをすることができる。 まずはこのような浅いポイントで見釣りをして、水中でのハゼの動きをイメージできるようになろう。

 

仕掛けを投入する場所は捨て石周りが基本だ。 水深が浅いので川底を見て沈んでいる石を捜しながらポイントを打っていく。

旧中川は杭の少し手前からストンと深くなっている。 杭の周りではマハゼよりもダボハゼといわれる外道が釣れる場合が多いので手前の浅場をねらおう。

手前を釣るのでサオの長さは2・1m程度のものがベストだ。長いサオは重いのでアワセが遅れたり、手返しが悪くなったりしてしまうので注意。

 

 

 

 

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交通:最寄り駅は東武亀戸線・亀戸水神駅。徒歩で約6 分

 

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江東新橋の下流にある島のような場所。ハゼが多い人気釣り場だ

 

当日のポイント② 小名木川/特徴=深場

 

オモリを変えて流れに対応

墨田川と旧中川を結ぶ河川で、垂直護岸されており水深が深いことが特徴だ。

坂本さんによると旧中川と同様に潮の干満の影響はほぼないそうだ。ただし、流れが生じるタイミングがあり、そのときにはオモリの重さを0・8号にするなどの対策が必要。

川は全体的にほとんど変化がなく、ハゼはまんべんなく生息している。どこでも釣れる可能性がある。

小名木川や北十間川・横十間川のように水深がある河川で釣りする場合は、3・6m程度のサオを用意するとよい。 水深が深く、底に沈んでいる障害物などが見えないため、まずは何も考えずに仕掛けを投入する。オモリが着底したらイトを張って待つ。

この時も着底してからの5秒間は全神経を集中してアタリを取る。深場での釣りの場合、目印よりもサオ先を見ていたほうがアタリを取りやすい。 誘ってみてもアタリがない場合は、一度仕掛けを回収し、そこから少し離した場所に再度仕掛けを投入する。このように投入し直したほうが魚の反応が得られる場合が多い。

ハゼは密集してることが多く、もしアタリがあったならそのポイントを重点的に探るべし。

 

 

 

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交通:最寄り駅は都営新宿線・西大島駅。徒歩で約7分

 

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両岸とも遊歩道が整備されサオをだしやすい

 

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壁際にも付いている可能性がある。沖から足もとまで丁寧に探ろう

 

当日のポイント③ 多摩川/特徴=河口

 

満潮で浅瀬にハゼが差してくるタイミングがねらいめ

 

先の2河川とは異なり、潮の影響を大きく受ける釣り場だ。干満の差が激しく、干潮時に釣りをするためには干潟を歩く必要があるためオススメしない。

満潮近くであれば、ハゼは足もとまで差してくる。ただし満潮のピーク、潮止まりだとやはり活性が落ちてしまう。 満潮の前後1、2時間、潮がよく動くタイミングをねらって釣りに行こう。

基本的なポイントは桟橋周り。ポイント的には旧中川と同じように浅いが、水が濁っており、底が若干見える程度。 桟橋周りの岩や根の周りをタイトに探っていくことが釣果をあげるコツ。干潮時にどこに岩が入っているかを確認しておこう。

根の周りで実績が高いため、根掛かりが頻発する。仕掛けを多めに用意しておくと安心だ。 サオは2・4m程度がちょうどよい。また多摩川はハゼの密度が他の2河川と比べると低く、アタリが出づらい。

このような場合にはアタリを待つか、もしくは誘いを掛ける時間を長くするとよい。混んでいるポイントだと移動がままならないので空いているポイントに入り、積極的に動いて魚がいる所を捜そう。

 

 

 

 

 

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交通:最寄り駅は京急空港線・穴守稲荷駅。徒歩で約10分

 

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桟橋周りだけでなく開けたところにもハゼはいる。底に沈んでいる石の周りを丁寧に探ろう

 

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干潮時には干潟が現われる

 

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桟橋のような障害物周りにはハゼが付きやすい。また桟橋の周りには流木や石なども多いため好ポイント

 

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1日の釣果。3つの釣り場で合計約200尾!

 

 

 

 

 

 

 

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