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野の自然食・山菜図鑑/ウド(ヤマウド)

釣りとの相性ぴったり

写真と文◎浦壮一郎
雪解けを迎えた春の渓。河畔林の足もとや山肌に目を凝らすと、芽吹きを迎えた多くの山菜を見つけられる。なかでも見つけやすく食べやすい、おすすめをピックアップ。

070-075-sansai_cs6 (7) ウコギ科タラノキ属の多年草
分布:北海道・本州・四国・九州
生育地:里山や低山帯の林。林道沿い、渓流沿いの斜面などに多い
食べ頃:5~6月。標高が高く雪渓が残る地点などでは初夏でも食すことができる


 雪解けが終わり周囲の森が芽吹き始めた新緑の頃、渓流沿いの斜面などに濃い緑色の若い芽が出始める。ほどよい苦みが特徴のウドは数ある山菜のなかでも人気ベスト3に入るのではないだろうか。

 食べ方もいろいろと工夫できる。皮をむいてから時間が経つと黒ずんでくるのが特徴だが、それを防ぐため酢水に10分程度さらす。生食の場合はこれがアク抜きになる。また炒め物にも合うし、サッと塩茹でしてからの酢味噌和えも美味しい。これが持ち帰る場合の調理方法なのだが、渓流釣りに出掛けているのならその場でも食したい。

 釣行の際、釣り道具の傍らに小型のナイフを忍ばせておき、釣りの合間にウドを見つけてはほおばる。これが一番美味しく感じるのだ。採れたてのウドの皮をむいて味噌またはマヨネーズをつけるだけ。アク抜きはせず、そのため独特の苦みはあるが、それがまた美味しい。

 なお、ウドには人によってまれに食物アレルギーがあるらしい。自分は大丈夫か、念のため注意しておくほうがよいだろう。

 茎の部分を食べるのが一般的だが、葉の部分も天ぷらにすると美味。刻んで炒め物にしてもいい。

070-075-sansai_cs6 (8) 渓流沿いの崩れた斜面によく見かける


2018/4/12

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