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編集部2024年5月31日

【ロックフィッシュ】テキサスリグの使い方

魚種別釣りガイド ロックフィッシュ NorthAnglers

最適な装着方法からシンカーの選び方の秘訣まで、詳しい解説でサポートします

最適な装着方法からシンカーの選び方の秘訣まで、詳しい解説でサポートします

特徴

特徴

ジグヘッドリグとは異なり、状況に応じてシンカーの重さ、フックのサイズや形状を自分好みに組み合わせることができる。シンカーは中通しタイプを選ぶ。フックはオフセットと呼ばれる、リグを組んだときにハリ先を隠せるタイプを使用する。オフセットフックは障害物に引っ掛かりにくく、根掛かりを回避しやすいが、魚が掛かった際にアワセを強く入れないとフッキングしにくい。

 

 

使用するもの

ワーム、フック、シンカー、ペグ(シンカーストッパー)、ビーズ

ワーム、フック、シンカー、ペグ(シンカーストッパー)、ビーズ

 

 

フック選択

フック選択

ワームのサイズや形状に合わせるため、さまざまなフックが市販されているが、注目すべきはフトコロ部の広さ。ワームを装着した際、フトコロ部に適度な隙間ができるフックを選ぶこと。オフセットフックは魚がワームにバイトした際、ワームが下側にズレ、ハリ先が出てフッキングする仕組み。そのためフトコロ部に多少の余裕がないとワームが下側にズレず、ハリ先が出ずにフッキングが悪くなる。

フトコロはゲイプとも呼ばれ、ナローゲイプとワイドゲイプがある。ナローゲイプはワームの形状が薄い、あるいは細いタイプに適している。また、口の小さい魚でもフックが奥まで入りやすい。ワイドゲイプはワーム形状が太いタイプにマッチ。その形状からナローゲイプよりもバレにくい。

また、すべてのフックにいえることだが、軸の細いフックをファインワイヤ、逆に太いフックをヘビーワイヤという。前者はフッキングがよく、後者は耐久性にすぐれる。両者の中間的な太さもある。

 

 

シンカーの形状

バレットタイプ

バレットタイプ

昔からテキサスリグでよく使われるタイプで弾丸をイメージした形状。海藻などの障害物に対してすり抜け性能がよい。スイミングでねらうときも水の抵抗が小さく、ワームのアクションを引き出せる。主にシャッド系ワームのスイミング、ピンテール系ワームのリフト&フォールのメソッドで持ち味が活きる。

 

 

ボールタイプ

ボールタイプ

岩などに挟まっても食い込みにくく、かつ外れやすい形状。根のきつい岩礁帯やブロック周りを攻略するのに適している。ワームが立ち姿勢になりやすく、ホッグ系ワームと相性がよい。穴の中に落とし込むと転がりやすく、より奥までリグを届けられる。ただし細かな藻が生えている場所だとすり抜けが悪い。

 

 

シンカーの素材

最もポピュラーな素材で価格は安め。欠点は柔らかいこと。岩などに食い込みやすく変形しやすい。また、公害性が問題になっている

ブラス

真鍮素材。ガラスビーズと組み合わせると、より高い音を出してアピールする。ここで紹介する3種類のなかで最も比重が軽い。鉛より高価でタングステンより安価

タングステン

比重が重く、ほかの素材に比べると同重量で最もコンパクト。そのため遠投性にすぐれている。硬度が高く、丈夫で感度がよいのも利点。高価なのがネック

 

鉛、ブラス、タングステン

※左から、鉛、ブラス、タングステン。重さはいずれも14g。サイズはこれだけ違う

 

 

付随パーツ/ビーズ

付随パーツ/ビーズ

プラスチックやガラス製が知られる。ビーズを装着するとシンカーと接触した際、音を出してアピールするだけでなく、色付きなら輝いてフラッシング効果も期待できる。音がよく響くのはガラス製。カラーはワームと同色にしたり、ワームと違う色にしてアクセントを加えたり、透明で音だけでアピールしたり、いろいろ試してみたい

 

付随パーツ/ペグ

付随パーツ/ペグ

障害物や藻の隙間に落とし込みたいときなどは、ペグと呼ばれるシンカーの移動を抑制するストッパーを装着する。ゴム素材が多い。ペグを装着しないと障害物の隙間の入り口にワームだけが引っ掛かり、シンカーだけが隙間に落ちていくことがある。そうすると魚が釣れないだけでなく、根掛かりも起きやすい。なお、シンカーの遊動範囲を狭くし、ワームとシンカーを連動させると、メリハリの利いたアクションを演出できる

 

 

セット方法

ペグの輪にラインを通す

01.ペグの輪にラインを通す

 

ペグを持ってライン側にズラす

02.ペグを持ってライン側にズラす

 

シンカーをラインに通す

03.シンカーをラインに通す

 

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04.ビーズをラインに通す

 

フックにラインを結ぶ(28g前後の重いシンカーを使用する場合、ソフトビーズなどで結び目を保護したい)

05.フックにラインを結ぶ(28g前後の重いシンカーを使用する場合、ソフトビーズなどで結び目を保護したい)

 

ワームとフックの長さを比べ、ハリ先を出す位置をあらかじめ確認しておく

06.ワームとフックの長さを比べ、ハリ先を出す位置をあらかじめ確認しておく

 

ワーム頭部の中心からハリを刺し、ワームキーパー(オフセットクランクから アイまでの部分)の長さ分だけを差し込んだら腹側に抜く

07.ワーム頭部の中心からハリを刺し、ワームキーパー(オフセットクランクから アイまでの部分)の長さ分だけを差し込んだら腹側に抜く

 

ワームをオフセットクランクの下までズラす

08.ワームをオフセットクランクの下までズラす

 

ワームをくるりと反転させ、フックキーパーにセット

09.ワームをくるりと反転させ、フックキーパーにセット

 

ここでハリ先を出す位置を再確認する

10.ここでハリ先を出す位置を再確認する

 

ワームを少し折り曲げ、10で確認した位置からハリを真っすぐに刺し込んで……

11.ワームを少し折り曲げ、10で確認した位置からハリを真っすぐに刺し込んで……

 

ワームに貫通させてハリ先を抜く。ハリ先は必ずワームのボディー中心から出るように。なお、ハリ先はほんのわずかだけワームに刺しておくと根掛かりしにくくなる

12.ワームに貫通させてハリ先を抜く。ハリ先は必ずワームのボディー中心から出るように。なお、ハリ先はほんのわずかだけワームに刺しておくと根掛かりしにくくなる

 

最後に微調整し、横から見てワームが真っすぐにセットできていればOK

13.最後に微調整し、横から見てワームが真っすぐにセットできていればOK

 

 

 

 

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※このページは『North Angler’s 2024年6月号』を再編集したものです

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