編集部2021年4月23日

【フライ編】朱鞠内湖シーズン攻略!メーター級のイトウも夢じゃない

全国おすすめ釣り場 北海道 NorthAnglers イトウ

この記事では、釣果の出やすい時期やフライで実績の出た攻略法を紹介していく。これから朱鞠内湖を訪れる人は、ぜひ参考にしていただきたい。


道北の幌加内町に位置する「朱鞠内湖」。一定のルールのもと、誰もが気軽にイトウ釣りを楽しむことができ、幻のイトウを求め、海外からも釣り人が訪れる人気のフィールドだ。

朱鞠内湖は日に日にフィールドの状況が変化し、攻略が難しいと言われている。恐らく複数回通っていても、未だイトウに出会えてない人も多いのではないだろうか。

この記事では、釣果の出やすい時期やフライで実績の出た攻略法を紹介していく。これから朱鞠内湖を訪れる人は、ぜひ参考にしていただきたい。

憧れだった1m級のイトウも夢じゃない!

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朱鞠内湖は近年、釣り人の間で「釣れるようになった」との声が多い。その背景には、漁協が積極的なイトウの保護策に乗り出したことがある。さらに、2013年に「シングル&バーブレスフックの使用」と「キャッチ&リリース」を遊漁規則に位置づけたことも、成果となって出てきている。

これらのイトウ保護策を通じて、じわじわとイトウの釣果情報が増加。毎年コンスタントに90cm台や1m以上のイトウが釣れている。最近は、以前のような、シーズン全体を通して「大型のイトウは1〜2尾しか釣れない」というレベルではないようだ。

手の届かない憧れだった1m級の大型イトウは、かなり現実的な存在になってきた。

好機は解禁から6月上旬まで

渡船を含めたウェーディングの場合、解禁から6月上旬までが好機とされている。理由は、湖の水位と水温が関係してくるためだ。暖かくなり溶けた残雪が湖に流れ込むと、水位はグングンと上昇する。

水位が上がった状態では、ウェーディングをして探れるポイントが限られてしまう。例年では6月中旬に満水状態となってしまうため、広く探れる6月上旬までがチャンスだ。

次に水温も釣果と関係してくる。解禁直後はまだ湖の水温は低く、イトウの活性も上がらないため、釣果に繋がらないことが多い。5月の中旬〜6月上旬にもなると、水温は適温となり釣果は上を向き始める。メーターオーバーが釣れるタイミングも、まさにそのような条件が整った時だ。

反対に、水温が上昇する6月中旬以降はイトウの姿もあまり見かけなくなる。そして釣り人の姿が減っていくのも、水温が上がる6月中旬以降からだ。

渡船を使えば6月中旬以降も楽しめる

水温が上昇する6月中旬以降、渡船を使えば一般的なシーズンよりも長く楽しめることが、ここ最近で明らかになってきた。なぜなら、渡船を使うことで、まだ水温が低い場所を捜しあてることができるからだ。

実際に7月に入っても水温の低いインレットなどのエリアで、イトウの釣果が報告されている。「もうシーズンは終わった」と諦めずに、積極的に渡船を使えばイトウに出会えるかもしれない。

「前浜」はシーズン終盤に強いことも

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漁協の管理棟前の前浜は、意外にもシーズン終盤でも水温が低いことがある。そのためチャンスは6月下旬から、長ければ7月上旬まで続く。また、前浜にはウグイが産卵する砂利場がある。

6月中旬以降は産卵するウグイを狙って、イトウがそのエリアを回遊するため、十分に可能性はあるだろう。なお、7月〜9月は、イトウ釣りを目的とした「シュマリナイ湖ワールドセンター」がプライベートガイドツアーを実施する。

夏場もイトウ釣りを楽しみたい人は見逃せないが、人数限定のため予約が難しくなっている。気になる人は早めにチェックしておこう。

高水位を意識したタックルが人気

朱鞠内湖で人気のあるロッドは、12〜13フィートの8番クラス。ラインの組み合わせは、10m前後のスペイ系のシューティングヘッドが人気スペックだ。

「高水位」というフライフィッシャーにとってハードな状況では、取り回しがよい短めのロッドが人気だ。また、イトウの場合は大型フライが効果的である。そのため、打ち返しがスムーズにできることなども重要視された結果、短めのロッドが選ばれている。

濁り時は違うアプローチが必要

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濁り時は「アピール力の差」で釣果が左右されてしまう。フライの場合は、水中の波動や水面のスプラッシュなど、アピール力のあるアプローチを意識しよう。

濁り時で実績のあったフライは、「フローティングフライのポッパーヘッド」。波紋を発生させやすいポッパー系のフライは、濁り時のイトウにも効くのだろう。

イトウを保護する「釣りの8つのルール」

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朱鞠内湖には、イトウの保護を目的とした釣りのルールが定められている。その中でも代表的なのが「シングル&バーブレスフック」の使用と「キャッチ&リリース」だ。

他にも禁漁とされる区間や、使用する電動船によっては規制を受ける場合があるため、念入りにチェックしておこう。

遊魚時間 遊魚時間は日の出から日の入りまで
使用する針 シングル&バーブレスフックのみ使用可能

 

ハリは2本以内

ダブル&トレブルフックは使用不可

採捕に関する規制 イトウはキャッチ&リリース
全面禁漁の河川 ブトカマベツ川、泥川、蔭の沢川は全面禁漁
ヤマメに関する規制 朱鞠内湖に流入する全ての河川で、ヤマメが禁漁
使用する船に関する規制 12V以外の電動船外機は使用不可(エンジン使用禁止)
ボートを使用する場合 ボートを利用する場合は、沖釣り届書に記入すること
遊魚料 大人1日1,100円(中学生以下は半額)現場での販売は現場徴収料金600円を加算。

 

1ヶ月券は4,500円

フィールド状況に応じた戦略を

漁協や各関係者のおかげで、今では気軽にイトウ釣りができる朱鞠内湖。憧れだったメーター級のイトウも、現実的に可能な存在になりつつある。

貴重な1尾と出会うためには、日に日に変化する湖の状況を把握し、しっかりと準備をすることが重要だ。「気がつけば好機を逃した」ということにならないためにも、釣果情報は待たず早めに行動していきたい。

2021/04/23

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