すでにコマセについている魚も? 黒潮の流れに要注目! 庄三郎丸の後藤船長によると、今日(8月2日)は前日の雷雨で魚が潜って食いが渋ってしまったのかキハダは上がらなかったものの、前日に出ていた船ではコマセで本命が出ていたとのこと。
すでにコマセで釣果あり!
つり人オンライン=文
例年8月1日に解禁となる相模湾のコマセを使ったキハダ釣り。シーズン序盤の釣況予測します。
▼コマセキハダの釣り方はこちらで詳しく解説しています▼
相模湾のキハダマグロ・コマセ釣り編【船の乗り方・道具解説・釣り方】 >>
すでにコマセについている魚も? 黒潮の流れに要注目!
相模湾では2007年に初めて回遊が確認されて以来、今ではハイシーズンともなると何10隻もの船団ができるほどに人気のターゲットとなっているキハダ。
本来は熱帯から亜熱帯に分布する回遊魚ですが、相模湾の海水温の上昇や大型のパヤオが設置されるようになったことで相模湾にも回遊してくるようになったと言われています。
最も愛好者が多いオキアミをコマセにつかう釣り方は、相模湾では例年8月1日に解禁となります。
一般的に、シーズン序盤のキハダは本来のエサであるイワシなどの小魚を捕食しており、オキアミをエサにするコマセ釣りでは反応が鈍い傾向があります。シーズンが進んでコマセのオキアミをエサだと認識し始めると釣果が上向き、フィーバーが始まります。
では、今シーズン開幕直後の釣況はどうなのか?
平塚市の老舗船宿・庄三郎丸の後藤船長によると、今日(8月2日)は前日の雷雨で魚が潜って食いが渋ってしまったのかキハダは上がらなかったものの、前日に出ていた船ではコマセで本命が出ていたとのこと。
本日キハダ狙いで相模湾に出船していたのは約30隻ほどと少なく、まだまだこれからといった状況だと言いますが、すでにコマセを食べている個体が出てきているのは朗報と言えるでしょう。
気になるのは今後の展望ですが、南方から回遊してくる魚であるだけにすべては黒潮次第なところがあり、予測するのはなかなか困難です。
なんとか黒潮の動向を予測する方法はないものかと探していたところ、見つけました。海洋研究開発機構(JAMSTEC) が8月14日までの黒潮のシミュレーション動画を公開していました。
■JAMSTEC 2023年8月14日までの黒潮「短期」予測 (2023年7月26日発表)
この動画を見ると8月6~7日ごろ、相模湾に水温の高い黒潮が流れ込む予測になっているのがわかります。
実際のキハダの動向をこのシミュレーションから予測するのは乱暴ですが、来週からお盆にかけて釣行を計画している人がいたらチャンスかもしれません。
●コマセキハダおすすめの船宿
庄三郎丸
https://www.shouzaburo.com/
住所:神奈川県平塚市千石河岸57-17
TEL:0463-21-1012