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編集部2024年2月6日

【パックスタイルA4 S66MLで楽しむ】東京湾奥ボートシーバス【編集部】

月刊つり人ブログ

コンパクトながらも本格仕様で人気のロッド、パックスタイル。あなたならこのロッドを使ってどんな場所でどんな魚をねらう? この連載ではパックスタイルを使って楽しめる釣行の一握りを紹介! 今回は東京湾奥の港湾部へボートシーバスに繰り出した。

コンパクトながらも本格仕様で人気のロッド、パックスタイル。あなたならこのロッドを使ってどんな場所でどんな魚をねらう? この連載ではパックスタイルを使って楽しめる釣行の一握りを紹介! 今回は東京湾奥の港湾部へボートシーバスに繰り出した。

写真と文◎編集部

 

 

PROFILE

ナガシマナガシマ

1994年生まれ。家族4人と釣り具を乗せてもスペースに余裕のあるデリカD:5が愛車。バイクで釣りに行く時にはパックロッドが相棒だ。つり人副編集長

 

トガワ

トガワ

2000年生まれ。最近ジムニー(JB23)を入手。釣り道具満載の状態だと定員は2人が限界。ワンピースロッドが積めないことが発覚したため、パックロッドに惹かれている。つり人編集部所属

 

 

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都会で楽しむ釣り、湾奥ボートシーバス

都会で楽しむ釣り、湾奥ボートシーバス

仕事が立て込んでいて遠出する時間はないけれど大きい魚が釣りたい……。そんなサラリーマンアングラーのわがままを満たしてくれる魚の筆頭がシーバスだろう。東京都内を流れる荒川や多摩川、隅田川など都市河川や運河を泳ぐ彼らは昼でも夜でも釣れるチャンスがある。出勤前でも退勤後でも釣りに行くことができ、ヒットすれば迫力あるファイトで楽しませてくれる。

10月末、小誌の取材でいつもお世話になっている工藤靖隆さんにシーバスが釣れているかナガシマが聞いてみると「よかったらボートを出すので新人君と一緒に乗りませんか?」と誘ってくれた。オカッパリの通いこむ楽しさも捨てがたいが、いろいろな場所に移動しやすいボートのほうが魚と出会える可能性は高い。とにかく魚が見たいナガシマは二つ返事で誘いを受け、先月号のシーバス特集以来、ルアーを着々と増やしているトガワも誘った。

予報を確認するとどうやら日中は南風がなかなか強く吹き、夜になるとさらに強まるようだ。もともとナイトゲームの予定だったが、工藤さんと相談して風が強くなる20時頃には帰港するようにして、午後イチから出船することになった。

 

 

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バックパックに収まるルアーロッド

当日は船が係留してあるマリーナまで小型バイクでナガシマは向かった。渋滞の多い都内でも楽に走ることができる小型バイクは首都圏では移動する際にとても便利だ。釣りではウエアや釣具をどう持ち運ぶかがネックになるが、ボートシーバスであれば25L程度のバックパックを用意すれば膨張式ライフジャケット、ルアーケース×2、2500番スピニングリール、フィッシュグリップなどの小物類、デッキブーツもすべて入る。

しかし、バイク釣行の一番の難敵はロッド。ナガシマは学生時代にバイクで釣りに行くことが多かったが、2ピースはもちろん、4ピースでも仕舞寸法が中途半端なものだと持ち運びに悩むことが多かった。バックパックには入れることはできず、薄いサオ袋だけの状態で野ざらしで走行するのは破損が怖いからだ。今回使うパックスタイルA4 S66ML(LUXXE)はバックパックの中にすんなり入ってしまう26・5cmという驚きの仕舞寸法。加えてセミハードケース付属なので移動時の破損も心配無用だ。

用意したルアーは主に7~11cm程度のミノーやバイブレーション

用意したルアーは主に7~11cm程度のミノーやバイブレーション

 

ナガシマは小型バイクでマリーナへ。写真ではバッグの外にロッドケースを出しているが、25Lのバッグに余裕で入ってしまう

ナガシマは小型バイクでマリーナへ。写真ではバッグの外にロッドケースを出しているが、25Lのバッグに余裕で入ってしまう

 

マリーナに着き、準備を済ませたらいざ出港。「最初に羽田沖に行こうと思っていたけど意外と風あるからそこまで行くには波があるかも」と工藤さんが言った矢先に見えた荒川の河口ではウサギが跳んでいる。作戦変更、豊洲周辺の運河筋を移動しながら打っていき、新木場の台船周りをメインに釣ることとして舵を切った。

 

強い南風が吹く中、ボートを出してくれた工藤さんは全国各地のシーバスを釣り歩くシーバスフリーク

強い南風が吹く中、ボートを出してくれた工藤さんは全国各地のシーバスを釣り歩くシーバスフリーク

 

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キャスト精度で釣果が変わる

今年の東京湾は例年とようすが違うようで11月になっても湾奥に青物が入ってくることがなく、河口に溜まったコノシロの群れにシーバスが着いていないと工藤さんは言う。新木場までの道のりは台船や橋脚の際にバイブレーションを投げてチェックしていくが反応はない。お台場の辺りではイナッコの群れを見つけ、雰囲気はよさそうだったので11cmのジャークベイトを投げてみるがここでもノーバイト。風が強くなる前に本命の新木場へ向かった

新木場でもねらいは台船周り。船の際や船同士の隙間へピンポイントキャストを決めて、台船の下に潜んでいるシーバスをねらう釣り方だ。ボートシーバスでは正確なキャストが求められることが多いのだが、比較的張りのあるS66MLはクセがなくてピンポイントキャストもしやすい。最初のポイントはナガシマがキャスト。7cmミノーを船に沿ってゆっくりリトリーブしていくとゴンッというアタリの後に重みがロッドに乗り、合わせると一気にバットまで絞り込まれた。「いいんじゃないの~?」と言う工藤さんにランディングしてもらったのは湾奥の魚らしく日焼けした60cmオーバーだった。

デイゲームでキャッチ!

デイゲームでキャッチ!

 

トガワも負けじとキャストを繰り返すがなかなかヒットに至らない。「シーバスはバスと違って線の釣りだよ。ねらいのポイントに投げ込むんじゃなくて通すイメージ。あと巻きが早すぎるかな。ルアーがブリブリ泳がないスピードで巻いてみて」と工藤さんがアドバイスする。

助言通りにポイントの先に着水させ、ゆっくりリトリーブするとすぐにヒット! と思いきやヘッドシェイクでバレてしまった。その後も台船周りを巡ったがアタリはあるものの掛かりきらない。

台船周りの釣りでは隙間の奥に投げ込むことも多い。張りのあるパックスタイルはピッチングでもオーバーヘッドでもコントロールしやすかった

台船周りの釣りでは隙間の奥に投げ込むことも多い。張りのあるパックスタイルはピッチングでもオーバーヘッドでもコントロールしやすかった

 

工藤さんのアドバイスどおりにリトリーブするとトガワにもヒットしたのだが残念ながらフックアウト

工藤さんのアドバイスどおりにリトリーブするとトガワにもヒットしたのだが残念ながらフックアウト

 

 

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ジャーク&ポーズにセイゴは好反応

日が暮れ始めると予報より早く風が強くなってきたため、帰りながら通るポイントを釣っていくことになった。運河筋は高層マンションが風を遮ってくれていて意外と穏やか。

定番のポイントである明かりのある水門周りをまずはねらう。水門の際の明暗をただ巻きで通しても反応が少ない。小型ミノーを使ってジャークと長めのポーズを繰り返していくと、動かすたびにセイゴが下から突き上げてくる様が見えるが小さすぎるのかなかなかヒットには至らない。続いて運河に掛かる橋脚の明暗もチェック。魚は見えたものの反応は薄い。ここではナガシマが50cmクラスを1尾追加。

水門周りでは大きくてこのサイズだが、アタックしてくる姿が見えて面白い

水門周りでは大きくてこのサイズだが、アタックしてくる姿が見えて面白い

 

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9本継とは思えないほど滑らかな曲がりでファイトも安心して楽しめた

 

さらに進んで荒川の橋脚をチェックしたが南風を遮るものがない荒川は風が強く船が安定しない。さらに潮止まりで川の流れが止まっていたことで橋脚の明暗に流し込むドリフトの釣りが成り立たず、数回ショートバイトがあっただけであえなく終了となった。

帰港後、「今日は条件が悪すぎたね。今度は釣れる時においでよ」と言う工藤さんに「調子がいいときはいつでも連絡ください! 飛んでいきます」とトガワ。パックスタイルであればカバンの中はもちろん、デスクの引き出しに忍ばせておくこともできてしまう。いつ呼ばれても急行できそうだ。

 

 

 

 

※このページは『つり人2024年1月号』を再編集したものです。

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