タナゴ釣りは仕掛け作りが大きな楽しみ。 そんな中、最近、注目を集めているものにプロペラ仕掛けがあります。 実際は、そのプロペラ仕掛けの中にも、さまざまタイプがありますが、仕掛けの中の羽根部分が、クルリと回るというのが基本。
つり人2019年8月号連動動画も公開しました!
つり人編集部=写真と文
タナゴ釣りは仕掛け作りが大きな楽しみ。
そんな中、最近、注目を集めているものにプロペラ仕掛けがあります。
実際は、そのプロペラ仕掛けの中にも、さまざまタイプがありますが、仕掛けの中の羽根部分が、クルリと回るというのが基本。
ほかにも、親ウキ本体に羽根を取り付けたものや、親ウキの下のシモリ玉の間に、本格的なプロペラを付けたものなどもあります。
こんなタイプのプロペラ仕掛けもある
増田さんのプロペラ仕掛けは、親ウキは自然の素材であるカヤを削り出したもの。そして同じく自作のプロペラは、素材がシート状の精密ヤスリを切り出したもので、それを紫外線硬化タイプの接着剤をミチイトに垂らし、UVライトを当てて硬めたストッパーを利用して上下から固定しています。
増田さんの仕掛けのプロペラ部分(クローズアップ)
実際に使ってみると、本当によく出来ていて感度も抜群。ただ、シート状の精密ヤスリや、紫外線硬化タイプの接着剤&UVライトとなると、すぐには手に入らないという人も多いのではないでしょうか。
そんな中、編集部では、増田さんのプロペラ仕掛けに刺激を受けつつ、「これだけシンプルな構造なら、誰でも簡単に手に入る素材でも作れるのでは?」という話になりました。アイデアの主は小誌元編集長の鈴木(現会長)。実際の試作と試し釣りにお付き合いいただいたのは、都内の老舗鮨店の店主で、江戸前の釣りなら何でもたしなむ「おかめ鮨」の長谷文彦さん。
試作会場は千葉県の食堂兼釣り堀「市原園」。まずは座敷で仕掛け作り。左が鈴木で右が長谷さん
素材はずばり、「お菓子や湿布薬のパッケージの端部分」と「たなご小丸目印(オーナーばり)」。熱圧着されたパッケージの端は、硬さや薄さがプロペラ素材に使えそう。あとはストッパーがあればよいのですが、それはミチイトに簡単に付けられる市販のシモリでいいのでは?というわけです。
プロペラ素材として目を付けたのはこんな感じの各種パッケージ
あとは「たなご小丸目印」を用意
するとあっけないほど簡単に「プロペラ」が完成!
適当な親ウキを組み合わせ、オモリ調整をしたらさっそく試し釣り
するとあっけないほどよく釣れる!
プロペラの形状など、工夫のしどころはまだありそうですが、ともかく充分に楽しめます
この時の模様は、月刊つり人2019年8月号(6/25発売)でも詳しくレポートしています。また、鈴木が実演する簡単プロペラの作り方はつり人チャンネルでもご覧いただけます。
今回訪れた市原園のほかにも、すっかり暖かくなった今は、各地の釣り公園などでタナゴ釣りが気軽にできる季節。〝マイプロペラ〟で1尾を釣るのはかなり面白い。ぜひ気軽にチャレンジしてみてください。
つり人2019年8月号 6月25日発売!
特集は「今、都市河川が熱い! 夏は「川」クロダイ」。ピンと立った背ビレは、ライオンのタテガミのごとし。鉛のような銀鱗は武士の甲冑のようでもある。そんな風格漂う磯・堤防釣りの王様、クロダイが身近な都市河川で釣れている。それも手軽な釣法で、キャッチ率も高いというから驚きだ。なぜクロダイは川に入るのか? いかなる時がチャンスなのか? 各地のデータを集め、多角的に調査したところ、盛期は「夏」。憧れの1尾に出会える熱い川は、すぐそこを流れている!
そのほか、アユ解禁1ヵ月後の釣果倍増計画、ライトなアユ釣りの提案、鬼怒川の解禁速報、全国アユ河川解禁情報パート3など旬な情報をお届け。
そのほか、アユ解禁1ヵ月後の釣果倍増計画、ライトなアユ釣りの提案、鬼怒川の解禁速報、全国アユ河川解禁情報パート3など旬な情報をお届け。
2019/6/24