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編集部2024年10月15日

【つり人編集部】ブルーカレントⅢを持ってちょい投げに行ってきました

月刊つり人ブログ

オールラウンドなルアーロッドである「ブルーカレントⅢ」ならさまざまな釣りをワンタックルで楽しむことができる。今回はつり人編集部員のアマノとトガワが千葉県・富津エリアを探検し、涼しい時間帯だけでも充分楽しめるチョイ投げでキスをねらった。

オールラウンドなルアーロッドである「ブルーカレントⅢ」ならさまざまな釣りをワンタックルで楽しむことができる。今回はつり人編集部員のアマノとトガワが千葉県・富津エリアを探検し、涼しい時間帯だけでも充分楽しめるチョイ投げでキスをねらった。

写真と文◎編集部

 

PROFILE

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アマノ

月刊つり人と書籍を担当。釣りは「広く浅く」でも「狭く深く」でもなく「狭くて浅い」お池のシャローランナー。死ぬかと思った、とか、お化けにびっくりしたなど、釣り場の恐怖体験を聞くのが好き。

 

トガワ

トガワ

2000年生まれ。6歳で始めた小物釣りを経て、15歳からはバス釣りまみれ。ルアーも服も目立ってなんぼの23年間を過ごす。現在は釣り総合誌「月刊つり人」の編集部所属。入社直後は「バス小僧」や「柄物番長」のあだ名で呼ばれていたが、ここ最近は「アジング小僧」へと改名されかけている

 

 

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快適な海釣りがしたい!

今年の夏もうだるような暑さが続いている。小社がオフィスを構える千代田区・神保町はまさにコンクリートジャングル。最高気温が35℃を超えるような日は1歩たりとも外に出たくないほどだ。とはいえ、夏はアユや渓流などの淡水の釣りが楽しい季節。当然編集部員たちの活性は上がり、全国の河川で取材やプライベート釣行に明け暮れている。そんな中、編集部員のトガワは「川に浸かれるアユ釣りや渓流釣りは涼しくて快適だけど、そろそろ海釣りも恋しくなってきたな」と思っていた。そこで「一緒に海釣りに行きたいんですが、どんな釣り物がオススメですか?」とオフィスでキーボードを叩いていたアマノに相談してみると、シロギスをねらうのはどうかというアドバイスをもらった。

トガワの中ではシロギスは乗合船やサーフからの遠投でねらう魚だという印象が強い。しかし、夏から秋にかけてはルアーロッドと軽いオモリを使って堤防やサーフからねらう「チョイ投げ」でも釣れるらしい。チョイ投げのタックルは投げ釣り専用タックルに比べると比較にならないほどライト。重いオモリを背負わせることはできないが、これからの時期はシロギスが岸寄りの浅場に集まるため10g程度の軽いオモリで充分だそうだ。

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用意したミニミニジェットテンビンは3号(11.25g)と4号(15g)

 

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2本バリの短い仕掛けと3本バリの通常の長さの仕掛けを準備した

 

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暑がりな我々は 投げ釣りに向かない

「日中の堤防は地獄のような暑さだし、重たい荷物を持って灼熱のサーフを歩くのはしんどいよね。海水浴場の営業時間ともバッティングしない朝方の涼しい時間帯に絞って堤防から釣りをしてみようか」

とアマノ。投げ釣りファンは必要な小物を詰めたベストを着用し、サオ掛け付きの小さなクーラーボックスのみを持って行くから軽快にサーフを釣り歩くことができている。ただ、暑がりの我々はクーラーボックスにドリンクや氷をたくさん詰めるし、投げ釣り用のベストも持っていないためバッカンやバッグが必要。それに加えて重たい撮影機材を持ちながらサーフをひたすら歩いていくのは想像しただけでもじんわりと汗ばむ。場所によっては車を横付けにして楽しめる堤防ならこの時期でも快適に違いない。さっそく2人は釣り場とタックルセッティングを考えることにした。

 

サーフ×堤防が好ポイント

今回釣り場選びでお世話になったのは千葉エリアの釣り事情に詳しい「ソルトマン」の古山和彦さん。話によるとシロギスは釣れているようだがまだ時期が早いとのこと。外房エリアは安定した釣果が出ているが型は小さいものが多いらしい。「釣果にムラがありますが、釣れれば20㎝クラスの良型が望めますよ」と教えてもらったのは富津エリアの下洲港。

「シロギスは砂地を好む魚なのでサーフが主な釣り場です。それに、チョイ投げは投げ釣りに比べて飛距離が出ないのでサーフに突き出した堤防が好ポイントになります」

と古山さん。シロギスは上げ潮のタイミングで反応がよいということも教えてくれた。2人は本命ポイントを下洲港に定め、反応が乏しければ「サーフに隣接している堤防」を探してみるという作戦を立てた。

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7フィート台のライトゲームロッドをチョイス

2人が使用したロッドはライトゲームロッドである「ブルーカレントⅢ」シリーズ。

アマノが選んだのは1g前後の軽量ジグ単の操作を得意としながらもキャロライナリグやフロートリグの遠投までこなすことができる711だ。遠投先でのジグ単の状況を把握するための高い感度や10g前後のウエイトを背負えるパワーを持ち合わせている。ボトムの状況の把握や小さなアタリに対応することが大切なキス釣りにも好適だろうという判断でのチョイスだ。2000番のスピニングリールとPEライン0.5号、フロロカーボンリーダー1.75号を組み合わせた。

トガワが選んだのはシリーズの中でもオールラウンドに活躍する74。ジグ単やキャロライナリグ、フロートリグ、軽量メタルジグ、プラグなど多彩なライトゲームに対応している1本だ。チョイ投げ未経験だったためオールラウンドな設計のモデルをチョイスした。2500SのスピニングリールとPEライン0.6号、フロロカーボンリーダー1.5号を使用した。

テンビンは3、4号のジェットテンビンを、仕掛けは6~8号のハリが付いたチョイ投げ仕掛けの全長が短い2本ハリタイプと3本ハリタイプを用意した。エサはジャリメを50g購入した。

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2人が使用したロッドは右2本の「ブルーカレントⅢ」シリーズ。繊細なティップを搭載しているため感度が高く、キスの吸い込むようなアタリも食い込ませやすい。プルプルという小気味よい引きもめいっぱい堪能できるロッドだ。 本シリーズは同メーカーがロッドにおける基礎性能として定めた「軽い」、「よく飛ぶ」、「強い」という3 つの要素を追求して開発されている。ソルト用ルアーロッドだが繊細なティップと粘り強いバットパワーが特徴で、あらゆる釣法や魚種に対応できる。 左の1本は「ブルーカレント TZ/NANO」の93。大型のアジやメバルに好適なロッドだが、強いバットパワーを活かしてチヌ、シーバス、ロックフィッシュの引きにも対応する。今回はキスの泳がせ釣りでマゴチをねらう際に使用した。

 

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ひったくられる痛快なアタリ

下洲港に到着したのは午前5時半。満潮は午前8時なので、ちょうど古山さんが言っていた上げ潮のチャンスタイムだ。気温も27℃で爽やかに吹く海風が心地よい。港の西側、布引海岸の方向にキャストできる堤防に釣り座を構えた。

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大海原に向かってフルキャストを繰り返すのは爽快そのもの

 

まずはジェットテンビン3号と6号のハリが付いた2本バリ仕掛けをセットして30mほど沖にキャストする。誘い方がよく分かっていないトガワがアマノの釣りを観察していると

「おお! いいアタリ!」

とアマノが鋭くロッドを煽る。残念ながらフッキングはしなかったが、魚からの反応はよさそうだ。続けて2投目、今度はフッキングの後にしっかりとロッドが曲げ込まれた。穏やかな海面の水面直下できらめいていたのは目測18㎝の美しいシロギスだ。

 

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ちょい投げでお目当てのシロギスが釣れた!

 

「感度がいいロッドを使うとめちゃくちゃ楽しいよ。ほとんどボートからの釣りと同じ感覚のライトさで投げられるしアタリがビンビン伝わる!」

と感動するアマノを見て、トガワもさっそくキャスト。バッド部分ましっかりと曲げ込んで反発を利用し、11.25gの3号オモリを気持ちよくキャストできる。アマノの誘い方の真似をして誘っていると、気持ちのよいアタリが手もとに伝わった。ドキドキしながらラインが伸びる先を見つめていると、朝日に反射した白い本命がテンビンの後ろを追ってきた。

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感度のよい竿を使うとアタリがよくわかる

 

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シンプルな誘いで強烈なアタリが出る

実践していた誘い方はとてもシンプル。まずは仕掛けをキャストして着底を待つ。次にロッドを斜め45度上に構え、ティップが5㎝ずつ移動するくらいの細かさで仕掛けをさびく。真上までティップが移動したらラインスラックを回収して再びさびく。細かいアタリがあってもそのままのペースでさびき続け、激しいアタリに変わったら鋭くフッキングして取り込んだ。

太陽が高くなるまでの間に2人合わせて計6尾のシロギスをキャッチ。18~20㎝クラスの良型が揃った。堤防の目の前に見える富津海水浴場の海の家からBGMが流れ、風が湿り気を含み始めた。エサもなくなってしまったので早々に納竿。涼しい時間のうちに満足感が高い釣りをすることができた。

シロギスは秋が深まるにつれてベストシーズンに突入する。ルアータックルを流用した痛快なアタリを味わってみてはいかがだろうか。

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シロギスは光が当たると美しく輝くきめ細かい魚体が魅力だ

 

 

 

※このページは『つり人 2024年10月号』を再編集したものです。

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