編集部2021年8月25日

神奈川県/芦ノ湖 バス釣り おすすめシーズナルパターン 夏編(7月上旬~8月下旬)

全国おすすめ釣り場 河川/湖沼 神奈川 ブラックバス Basser バス釣り 芦ノ湖

2000年からいち早くプラスチックワームの使用を禁止した芦ノ湖では、美しい景色の釣りが楽しめる。そしてこうしたハードルアーの釣りを心行くまで楽しむためにはボートからの釣りが向いている。そんな芦ノ湖のシーズナルパターン夏編をご紹介!

日本のバス釣り生誕の地・芦ノ湖

解説◎中村宗彦

この記事は芦ノ湖・河口湖大明解MAPに掲載したものを再編集しています。

 

今から100年近くも前の1925年(大正14年)、日本で最初にブラックバスが放たれた湖、それが神奈川県・芦ノ湖。日本のバスフィッシング、いやゲームフィッシングのルーツとも言える湖だ。
 

ashinoko-daimeikai-006-009  (2)

 

 

ボート釣りで楽しむハードルアーの釣り

 

2000年からいち早くプラスチックワームの使用を禁止した芦ノ湖では、美しい景色の釣りが楽しめる。そしてこうしたハードルアーの釣りを心行くまで楽しむためにはボートからの釣りが向いている。

カバーやストラクチャーに対して攻略しやすいポジション取りができること。

それがボート釣りの最大のメリットだ。ミスキャストや根掛かりが減り、ミスキャストをしてもボートを近づけることでルアーを回収できるから恐れずに大胆な攻めが可能になる。

行動範囲もぐっと広がる。この恩恵を受けるのはバス釣りだけではなく、ワカサギやトラウトねらいでも同じである。ボート釣りの楽しさと難しさと奥深さを味わえるのが、ここ芦ノ湖なのだ。

 

ashinoko-daimeikai-044-045  (9)

芦ノ湖はハードベイトオンリー。ラバージグ、スモールラバージグ、スピナーベイトの使用はOKだがトレーラーはポークリンドのみ。フロッグもOK

 

夏:7月上旬~8月下旬の芦ノ湖

 

山上湖ならではの霧や雨など梅雨時の天気や日照時間で水温の上昇の仕方が大きく変わり夏への突入の仕方も変わる。

水温も上昇しシャロー、ディープ問わず魚も産卵の疲れから完全に回復。岬、大島、馬ノ背、浜などで活発にベイトを追い、元気に泳ぎまくるバスの群れを目撃することができるようになる。

岬など水通しの良い場所ではオイカワや春に生まれた小型のワカサギがあらゆる場所で目視できる。

浜や砂地ではエビの群れも多い。

岩にはゴリが付いている。ペンシルベイトやポッパー、ノイジー系のトップウォーターなどテンポよい流しでサーチし魚と出会うチャンスを上げていきたい。

魚のポジションが深いと思ったらスモラバ、フットボールジグ、ポークのダウンショットなどでねらう場所とベイトを合わせてくイメージをしながら攻めていく。

 

ashinoko-daimeikai-046-049  (16)

 

 

日差しの強い日中はシェードがカギ

 

 日差しの強い日中はシェードを作るオーバーハングに多くの魚が集まる。

太陽の位置でもシェードの位置は変化していくので時間を見ながらねらう場所も変化させる。

シェードの釣りはピンスポットに投げ込んでいくスキルが求められるのと絞り方を間違えると時間ばかりが過ぎ全体が見えなくなってしまうので注意が必要だ。

暑さによるスローなコンデションと魚の移動の速さ、ドシャローのシェードパターンとディープのベイトねらい……相反するねらい方が求められ、エリア・ルアー選択まで戦略次第で天国と地獄が背中合わせな季節でもある。

アングラー側にもスピーディーな動きが求められる。

クリアウォーターの共通の話であるが、粘らず「一撃で決める!」ことを意識したい。

「ここぞ!」というスポットには複数回入りなおす。

2~3回目の攻めで釣れることも多い。

単発ではあるがトップウォーターなどエキサイティングな釣りでビッグワンと出会えるのもこの夏のタイミングである。

ashinoko-daimeikai-046-049  (17)

 

 

朝夕のチャンスは逃さない

 

夏の晴れ間が広がる8月の2627℃といった最高水温のミッドサマーでは魚もスローになりがちではあるが朝夕には果敢にルアーを追うので朝イチのチャンスをモノにしたい。

ビッグペンシルやギルルアーなどスーパービッグワンをねらうストロングなパターンも存在する。

夏場はショアフィッシングで立ち込むような位置、岸に沿って魚が動いていることも多い。

まずは岸ギリギリでベイトを待つ魚たちがいることをイメージし、いきなり水中に入っていかず岸際を攻め、そこから立ち込むなど、沖ねらいに切り替えるべきだろう。

ここ近年では芦ノ湖漁協によるバスの放流も積極的に行なわれ比較的イージにキャッチできるようになっている。

避暑を兼ねて色々な釣り人に楽しんでもらえるのも芦ノ湖の夏と言える。

 

 

夏のおすすめタックル 

 

 

ashinoko-daimeikai-046-049  (11)

 

 

夏のおすすめタックル(右から)

  • ペンシルなどトリプルフックのファーストムービング用

ロッド:フルレンジC63ML/G(テイルウォーク)

リール:フルレンジ81R(テイルウォーク)

ライン:フロロクリスタル12Lb(サンヨーナイロン)

ルアー:ペンシルベイト

フック:カマキリトレブル#3(イチカワフィッシング)

 

  • 大型トップウォーター用

ロッド:フルレンジC65MH(テイルウォーク)

リール:フルレンジ81R(テイルウォーク)

ライン:フロロクリスタル12Lb(サンヨーナイロン)

ルアー:大型ペンシルベイト

フック:カマキリトレブル#2(イチカワフィッシング)

 

  • ラバージグ用

ロッド:フルレンジC65MH(テイルウォーク)

リール:フルレンジ81R(テイルウォーク)

ライン:フロロクリスタル12Lb(サンヨーナイロン)

ルアー:フットボールジグ&マーメイドホッグ(エコワンポークルアー)

 

  • シケイダー用

ロッド:フルレンジS67L(テイルウォーク)

リール:スピーキー2000HGX(テイルウォーク)

ライン:PE0.5+ディティールプレミアムプロハリス6Lb(サンヨーナイロン)

ルアー:シケイダー

フック:カマキリトレブル#14(イチカワフィッシング)

 

  • スモールプラグ用

ロッド:フルレンジS67L(テイルウォーク)

リール:スピーキー2000HGX(テイルウォーク)

ライン:PE0.5+ディティールプレミアムプロハリス6Lb(サンヨーナイロン)

ルアー:ベビーポッパー(ラッキークラフト)

フック:カマキリトレブル#10(イチカワフィッシング)

 

芦ノ湖で釣りを楽しむためのルールとマナー

 

●ハードルアーオンリー。プラスチックワームは使用も持ち込みも禁止!

・テールにソフト素材が使用されている場合ルアーの全長30%まで。

・フロッグは水面で利用されるため湖底に残されないことからOK。

・ラバージグ、スモールラバージグ、スピナーベイトの使用はOK。ただし、トレーラーはポークリンドのみ。

 

●遊漁証が必要

・大人1500/現場券3000/年間券18500円(どちらも中学生以下無料)令話21月現在。

 

●解禁期間と禁漁期間がある

・芦ノ湖で釣りが可能なのは解禁期間である32日~1214日(31日は特別解禁)に限り、12152月末は禁漁期間のため釣りはできない。

 

●禁漁区がある

・百貫の鼻~立岩を結んだ西側湖面は周年釣り禁止。

 

●体長制限がある

・ヤマメ、イワナ、ヒメマス、ニジマス、ブラウントラウト、コイは全長18㎝以下、オオクチバスは25㎝以下の採捕禁止。

 

●桟橋での釣りの注意点

・各桟橋に所有者が存在することを意識し、業者・観光客など人がいる場合はキャストしない。

・ロープや係留船などに引っ掛けた場合、オカッパリからでは回収できないため特に注意。

 

●同時に使用できる仕掛けはひとり2本まで

●撒き餌、フォーミュラー、合成素材付け餌の禁止

●芦ノ湖のオオクチバスにおいては第5共同漁業権漁場として特例化され遊漁については今までと同様に行うことができるが、生きたまま(生体)での持ち出しは外来生物法により絶対に禁止

●釣りの時間は組合が定める日の出1時間前~日没1時間後まで。夜釣りは絶対禁止

●ボートからの釣りをする場合は必ずライフジャケットを着用

●自家用船の持ち込みは芦ノ湖水上安全協会に届け出を提出

・動力船・ローボート・カヌー・手漕ぎ船などその他船種に関わらず全ての船を芦ノ湖水上安全協会が管理。湖上の安全を確保するために自家用船は必ず出航届を提出。

・芦ノ湖水産センターで受け付けを行っている。時間は830120013151600。船舶検査証・船舶操縦免許提示が必要。

 

●観光船の引き波や濃霧に注意

・引き波を受けることを前提にボートセッティングを行なうこと。特にローボートのハイデッキ仕様はバランスに注意する。

・芦ノ湖は各所に大岩や馬の背が沈んでいる。浅場ではペラをぶつける危険があるためエンジンで移動する際は一度静かに沖に出てから中央部を走行する。その際、エレクトリックモーターを降ろした状態で走行するのは危険なため必ず船内に引き上げる。

・芦ノ湖は霧が出やすい湖だ。携帯電話、魚群探知機のGPS、方位磁針が役に立つ。霧の中での走行はデッドスローを心がけ岸際を航行する際は特に注意すべき。座礁や岩へのヒット、観光船やウエーディングアングラーが出現する危険が潜む。ローボートやエレキ艇で湖を横切る場合は回避するスピードがないため霧が濃い場合は岸際を走行すべき。

 

●船舶免許を提示

・エレクトリックモーターやエンジンなど動力を使用する場合はレンタルボート店の受付時に免許提示が必要になる。

 

●キルスイッチの装着

・動力船を使用する場合キルスイッチを体に付けておくこと。万が一、操船者が落水時した場合でもエンジンが止まると同時にボートの暴走を防ぐ。

 

●国立公園内にあるためショアの場所取りや焚火は禁止

●駐車場以外の場所に迷惑駐車をしない

●その他

・ワーム禁止になり20年経った今でもボート店桟橋のロープやブイ、船に真新しいワームが引っ掛かっているという悲しい話も聞く。漁協も警察の協力のもと夜間のパトロールなど徹底しているが、ルールを守れない人がいまだに存在するという。釣り場を守れるのは釣り人しかいないことを今一度考えて欲しい。

・鵜などの水鳥が飛来しシャローの水中をかき回して魚が怯えている場合がある。そんな時はその場所をいち早くパスしたほうが賢明だろう。

・芦ノ湖はオーバーハングや倒木、沈みロープ、ブッシュなどが多い。根掛かり回収棒やルアー回収器を用意しておくことで救われるルアーも多いはずだ。自然へのインパクトが少ないだけでなく、それらの用意があることでより臆せず果敢に攻めることができるようになる。

 

 

 

 

おすすめ記事

記事検索

    月刊つり人 最新号

    つり人 2020年5月号

    列島をゆるがすコロナウイルス。けれども、日増しに暖かくなる春の日を、じっと家にこもって過ごすのはやっぱり体によくない。その点、手軽な海の釣りは、風も気持ちよく、大人も子どもも、思い切り深呼吸しながら時間を過ごせる。ウミタナゴ、メジナ、クロダイ、カレイ、アオリイカ、カサゴ……。元気な魚たちが泳ぐフィールドで、がんばろう、ニッポン! そのほか、3名手の渓流解禁レポート、里川で見つかる美味しい道草、みちのくタナゴ旅など旬の釣り満載でお届け。