東京からもアクセスしやすい栃木県や長野県のキャンプ場をご紹介します。イワナやヤマメ、アユなどをねらえる釣り場の近くの場所をピックアップしました
渓流釣り場の釣り場を3つご紹介します
写真と文◎編集部
ナラ入沢渓流釣りキャンプ場
アユルアー専用区とテンカラC&R釣り場へのアクセス良好!
四季折々の景観を楽しめる美しい大自然に囲まれたキャンプ場だ。釣りや食事、キャンプ、バーベキューなど多彩なレジャーを堪能することができる。標高約740 mに位置しているため夏でも涼しく快適に過ごせるだろう。
キャンプ場付近の国道沿いにはおじか・きぬ漁協管轄の男鹿川が流れている。キャンプ場前の道を降りてすぐにたどり着くのは水生橋〜赤沢橋の区間で設定されているアユルアー専用区。水の透明度が高いためアユの付き場を探しながらランガンするとよいだろう。キャンプ場より5km上流の横川エリアは主にイワナを、水生橋より下流ではイワナやヤマメ、アユをねらえるポイントだ。また、三依地区の入山沢合流〜大高橋の区間はテンカラ専用のC&R 区間、川治地区の小網ダム上流100m〜川治ダムの鬼怒川と五十里ダムまでの男鹿川はルアー、フライ、テンカラ専用のC&R 区間となっている。
キャンプ場内の釣り堀ではイワナ、ヤマメ、頂鱒をねらうことができる。3 時間3500 円(練り餌かイクラ、サオ付)の時間釣りと釣った魚の重量で料金が決まる目方釣りから好きなほうを選ぼう。なお、目方釣りは魚種ごとに池が分かれている。時間釣りはゆっくりとした時間を楽しみたい場合に、目方釣りは子どもに挑戦してもらう場合や魚種を選びたい時にオススメだ。レンタルできるサオはエサ用のみだが、タックルを持参すればルアーとテンカラも楽しめる。夏の期間は魚の掴み取りも可能。釣りや掴み取りした魚は1 尾150 円で炭火焼にすることができる。家族や友達、子ども、シニアまで、幅広い年齢に合った形で遊べるだろう
場内にあるそば処ナラ入沢では湧き水で練り上げた手打そばや川魚料理、山菜の天ぷら、きのこ料理など深山の幸も堪能できる。2 名以上から利用できる「手ぶらでBBQ」プラン(要予約)もよい思い出になりそうだ。
木漏れ日の下でのんびりと過ごせるサイトだ
男鹿川は水の透明度が高い。爽やかな渓流相で夏の釣りを楽しめる
キャンプ場内には楢入沢が流れている。釣りや掴み取りを体験できる
男鹿川GUIDE
●問合先:おじか・きぬ漁協 三依地区 080・1621・0947 川治地区090・2543・2620
●入漁料:日釣券2000 円
大島河原河川公園オートキャンプ場
入門者でも歩きやすいアマゴ釣り場がすぐ目の前
一帯が南アルプスジオパークに認定されおり、春には美しい新緑、秋は鮮やかな紅葉とシーズンごとに変化する山々の景観を楽しめるキャンプ場だ。中でもしらびそ高原では雄大な南アルプスの山々や、多彩な動植物、トレッキング、日本唯一の御池山隕石クレーター、中央構造線の露頭など豊かな自然と触れ合うことができる。キャンプサイトは全域に芝生が整備されているため快適。各サイトにAC 電源(有料500 円)も設置されている。
目の前を流れるのは遠山漁協が管轄している上村川。中郷エリアより上流ではアマゴが、下流ではアユをねらえる。キャンプ場周辺は頭上が開けているためいずれの釣法でもサオが振りやすい。また、足場が平坦で歩きやすい渓相なので誰でも楽しめるだろう。
歩きやすく開けた川相は渓流釣りデビューにももってこい
整備された炊事場で釣った魚を調理できる
上村川GUIDE
問合先:遠山漁協 0260・34・2201
入漁料:日釣券2000 円(全魚種)
天魚パークランド
本格渓流とアユルアーエリアが至近!場内には釣り堀も!
1 区画150㎡以上の広々としたサイトが魅力のキャンプ場だ。すぐ横を流れる本谷川のせせらぎや4 〜5 月に見ごろを迎える鮮やかな花桃に囲まれながら大自然を満喫できる。本谷川は水の透明度が高い美しい清流で、白い石に育まれた透明感のあるアマゴやイワナをねらうことができる。落ち込みが連続する川相なのでポイントには困らない。短区間でも濃密な釣りが味わえるだろう。頭上が開けているためエサ釣り、ルアー、テンカラ、フライなど釣法を選ばすに楽しめる。また、本谷川が合流する阿智川ではアユルアーの使用も可能だ。
場内には子どもも楽しめる釣り堀と掴み取り用の池もある。アマゴとイワナ、ニジマスをねらうことができ、釣り具のレンタルも行なっている。釣った魚は囲炉裏で焼いて味わうこともできる。
入漁券は天魚パークランド内でも購入可能(渓流魚のみ)
場内には釣り堀もあるため子どもも楽しめる
阿智川・本谷川GUIDE
問合先:下伊那漁協 0265・23・0327
入漁料:日釣券アユ2000 円、渓流魚1000 円、年券1 万円(アユ、渓流共通)
※このページは『つり人 2024年9月号』を再編集したものです。