編集部2020年7月7日

北海道・道東、西別川のトラウトフィッシング

ヤマメ イワナ ニジマス 全国おすすめ釣り場 河川/湖沼 北海道

酷暑の時期にぴったりの釣り場が西別川だ。この川は摩周湖の伏流水などによる湧水が水源といわれ、一年を通じて水温が安定している。冬は凍らず、夏も10℃前後と低く、清涼感たっぷりでトラウトフィッシングを楽しめる。

バイカモが生い茂る絶好のロケーション。ロッドを振っているだけで気分爽快

道東の名流でクールフィッシング

レポート◎小林亮

酷暑の時期にぴったりの釣り場が西別川だ。この川は摩周湖の伏流水などによる湧水が水源といわれ、一年を通じて水温が安定している。冬は凍らず、夏も10℃前後と低く、清涼感たっぷりでトラウトフィッシングを楽しめる。

この記事は『つり人』2019年8月号に掲載したものを再編集しています。

真夏も清涼

 5月下旬に真夏のような高い気温を計測した2019年の北海道。初夏でこれほどの暑さなら、夏本番はどうなってしまうのかと少し心配になった道民も多かったのではないだろうか。そんな酷暑の時期にぴったりの釣り場が西別川だ。この川は摩周湖の伏流水などによる湧水が水源といわれ、一年を通じて水温が安定している。冬は凍らず、夏も10℃前後と低く、清涼感たっぷりでトラウトフィッシングを楽しめる。

tba8_ph_01_03 7月下旬、早朝の水温は10℃を切っていた。酷暑でもトラウトの活性は高い

「魚種が多いのもいいですね。メインで釣れるヤマメ、エゾイワナ(アメマス)、ニジマスのほかに、オショロコマ、ブルックトラウトもたまにヒットします」とは釧路市のランカーズクシロ、スタッフの佐々木大さん。西別川といえばバイカモが生い茂る上流部のロケーションが有名。「渓流と湿原河川の中間のような川相が特徴です。上流部は水深が比較的浅く、小場所が中心。倒木やボサ際などルアーをキャストしにくい場所がポイントで、テクニックが求められますが、ねらいどおりに釣れた時の気持ちの満たされ方も大きいです。中流部は水量が多く、バイカモも減り、湿原河川感がグっと増して、深い淵やトロ場などの大場所が所々にあります。この異なるロケーションを一日で楽しめるのも魅力です」。なお、西別川下流部( 河口からオンネベツ川合流点まで)、支流のシカルンナイ川、オンネベツ川水系は保護水面で釣りはできない。

tba8_ph_01_05 アベレージサイズのエゾイワナ。魚体は太く、コンディションはグッド



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パーフェクトポーション『アウトドアボディースプレー』
tba8_ph_01_kakomi01 ハッカの香りのスプレー。爽やかな気分にさせてくれる。虫除けとはうたわれていないが、蚊などの不快害虫も寄りにくくなる。天然成分100%で低刺激


デカいのもいる!

 エゾイワナ、ヤマメの魚影は濃い。2018年夏の取材時、ここぞというポイントで佐々木さんが投入するルアーに、必ずといってよいほど反応を得られた。ときにはバイカモの陰からワラワラと複数の魚がルアーをチェイスしてくるシーンもあり、そのあまりにも無垢な反応に記者は思わず笑ってしまった。西別川はそれなりにアングラーも入るので、決してプレッシャーがないわけではない。もしかすると、いざ危険を感じたときに逃げ込めるバイカモの存在が、魚たちを大胆にしているのかもしれない。

 タックルは一般的な渓流ルアー用でOK。ロッドは5~6フィート。ウルトラライト~ライトアクション。フリップキャストを多用し、軽いトップウオータープラグなどでピンスポットを撃っていくことが多い上流部はウルトラライト、重めのシンキングミノー、スプーンの出番が増える中流部はライトアクションがマッチするだろう。なお、レギュレーションで決められているわけではないが、ルアーは種類を問わずシングルフックの装着がおすすめ。魚に与えるダメージの軽減が一番に語られやすいが、ランディングネットに絡みにくい、ミスキャストした際に回収しやすい、ルアーケースから取り出しやすいなど、メリットはほかにも多い。フックがバイカモを拾ってしまうと釣りのテンポは確実に悪くなるが、それもシングルなら最低限に減らせる。

 エゾイワナは25~35㎝、ヤマメは20㎝前後が中心だが、前者は時折60㎝オーバーの大ものがロッドを絞り込む。そして、中流部の大場所では50㎝クラスのニジマスも確認できた。水温が低いので真夏も総じて魚の活性は高い。また7月下旬になるとバイカモは白く可憐な花が咲き始め、8月になると川面が白く彩られ一見の価値がある。

tba8_ph_01_01 60㎝オーバーに破顔一笑の佐々木さんtba8_ph_01_06 このエゾイワナは頭部付近が唐草模様? 虫食い模様? だった

tba8_ph_01_07 エゾイワナの体色は個体差が結構ある。これは少し紫が入っていてきれい

tba8_ph_01_08 ヤマメも数尾ヒットした

tba8_ph_01_09 ルアーはミノー、スプーン、トップウオータープラグなどを用意したい

tba8_ph_01_10 フリップキャストはマスターしておきたいテクニック。「タラシを短くし、リキまずにロッドを振るのがコツです」



tba8_ph_01_11 中流部は岸に上がって移動する場所が多く、蛇行を繰り返す流れ、濃い藪、似た風景のせいで現在地が分からなくなりやすいが、スマホのGPSで確認するといい

ショップ
ランカーズクシロ
tba8_ph_01_kakomi02
住所=北海道釧路市昭和南4丁目24-14
営業時間=9時半~22時
問合先=tel.0154・55・2288
http://lunkers.nomaki.jp/
https://twitter.com/lunkers946


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