北海道ではワカサギ釣りといえば氷上釣りなので、シーズンは氷の厚い厳寒期にほぼ限られる。閉幕のタイミングはフィールド、その年の気温などによって異なるが、早い湖なら3月上旬、大体は3月中旬~下旬という感じ。
クライマックスはこれから!
レポート◎小林亮
レポート◎小林亮
昭和55年生まれ。北海道札幌市在住。好きな釣りはルアーフィッシング全般、アユの友釣り、氷上ワカサギ釣りなど。姉妹紙「ノースアングラーズ」で道内の釣り場紹介記事を担当。釣って食べて浸かって北海道の生活をどっぷり満喫中
この記事は『つり人』2018年4月号に掲載したものを再編集しています。
シーズンが長い
北海道ではワカサギ釣りといえば氷上釣りなので、シーズンは氷の厚い厳寒期にほぼ限られる。閉幕のタイミングはフィールド、その年の気温などによって異なるが、早い湖なら3月上旬、大体は3月中旬~下旬という感じ。そんななか、最長で4月10日まで楽しめるのが朱鞠内湖。同湖がある幌加内町は1978年に戦後の日本最低気温となるマイナス41.2℃を記録している〝最寒の地〟だけに春の訪れも遅いのだ。
「朱鞠内の魅力は雄大な自然を満喫できるロケーションと、魚影の多さです。2018年は1月10日が解禁日で、175尾とまずまずでした」とはフィッシュランド・パワーズ旭川永山店の伊藤政光さん。同年2月上旬、伊藤さんの釣行に同行させていただいた。


午前6時、湖畔に建つ漁協の管理棟で遊漁料購入などの受付を済ます。ポイントには「遠くに行く場合はスノーモービルの送迎も利用できますが、今日は例年3月に期待できる場所の下見を兼ねて近場に入ろうと思います」と徒歩で向かう。ちなみにこの日の朝の気温はマイナス30℃。「年に5~7回の釣行で20年以上通っていますが、これほどの冷え込みは過去に一度しか経験ないです」と苦笑い。ただ、気温が下がるのは決まって快晴無風の日なので、意外にも体感温度はそれほど低くなく、数字ほど寒く感じない。

到着したのは管理棟の正面沖、弁天島左手の通称「アイランド」。早速、穴を開けて魚探を入れる。大型人造湖は沖よりも手前に深場があったりと、地形が複雑で魚影のムラも激しい。ポイント選びが難しいので魚探があると重宝する。3ヵ所調べて、反応が一番多い穴に釣り座を決める。


終盤のねらいめ
エサのサシを付けて、仕掛けを投入すると最初はアタリが遠かったが、しだいにシグナルは増え、好調なペースで掛かるようになった。サイズは6~8㎝クラスが多い。魚探を見ると水深は約8m。中層から底に魚影は映っていて、どちらかといえば底付近に魚が多いが、伊藤さんは釣れ方をみて、底釣りだけでなくこまめに探るタナを変えている。「食い気のある魚のいる水深を探ることが大切ですね」。

湖は冬になると減水して水位が下がる。「シーズン序盤と終盤では魚の付き場が変わりますが、これからの後半戦は群れが固まりやすく、数釣りのチャンスです。産卵前の個体が寄るインレットの周辺がねらいめになります」。
豪雪地帯として知られる幌加内町。2018年は2月13日の時点で最深積雪286㎝に達し、統計開始以来の最高を記録した。寒さと雪深さは日本でトップクラスの過酷なフィールドだが、それだけに冬を楽しむということを一番実感できる。テントなどのレンタルも充実しており、防寒さえしっかりしていればビギナーでも挑戦しやすいので、ぜひ訪れていただきたい。


イチオシギア
がまかつ 『フィッシュランド旭川永山店オリジナル氷上ワカサギ仕掛け』

ショップ
フィッシュランドパワーズ旭川永山店

営業時間=10~20時(日曜18時まで)
問合先=℡0166・49・2223
2019/3/19