編集部2021年11月3日

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秋に深場へ移る落ちマダイ。ヘビー級サイズが期待できる好タイラバ釣り場、鹿児島の指宿沖をご紹介します!

落ちマダイ釣行は海の紅葉狩り

レポート◎小田部修久 

この記事は『つり人』2019年12月号に掲載したものを再編集しています。

 秋に深場へ移る落ちマダイ。ヘビー級サイズが期待できる好タイラバ釣り場、鹿児島の指宿沖をご紹介します!

 

小田部修久

昭和43年生まれ。福岡県在住。フカセ釣り、船釣り、海水と淡水のルアーetc、さまざまな釣り具を宝の持ち腐れ状態にしていることを軽く悩む釣り雑誌ライター、カメラマン

落ちマダイのシーズン到来

 そろそろ落ちマダイシーズンの本番。錦江湾の湾口の西側に位置する指宿市は、タイラバが盛んで、九州でも指折りのエリアだ。北部九州の響灘や玄界灘、平戸や五島の東シナ海、有明海から続く天草沖の島原湾、大分沖の豊後水道など、九州にはタイラバの好釣り場がひしめくが、指宿沖(山川沖とも呼ばれる)は九州のタイラバ愛好者にとって一度は体験したい夢の海域だ。

kyusyu-zenkokutsuriba (1)良型マダイをキャッチしたポイント鹿児島谷山店の佐古大典さん

 春、産卵のために錦江湾内に差すマダイの群れを上りマダイや入りマダイと呼び、秋に深場へ移る群れを落ちマダイと呼んでいる。指宿沖は、そのどちらにおいても80㎝オーバー、ときに90㎝や夢のメーターオーバーなど、ヘビー級サイズが期待できるところだ。

 ポイントの水深は20m、60m、90mというぐあいに何段階か存在し、それが指宿から佐多岬までの間に数多く点在している。最もポピュラーなのは長崎鼻周辺で、浅めの20m強から60mラインまでの水深に天然の瀬や人工魚礁などのポイントが存在する。秋はまだ海水温が下がりきっていないため、浅場に残るマダイも多く、山川港から近い長崎鼻周辺はメジャーな優良ポイントとなっている。

kyusyu-zenkokutsuriba (2)169カサゴもよくヒットし、沖アラカブと呼ばれる特大サイズも掛かる。

kyusyu-zenkokutsuriba (3)こちらはアメヤカサゴ

 

ジグとの二刀流

 長崎鼻を攻略する鍵は、まず潮の速さを考慮したタイラバ装備だ。一般的に20〜60mなら45〜80gでカバーできるが、ここではワンランクないしツーランク重めの100gや125gを用意しておきたい。さらに、90mラインへ転戦する場合も多いため、もっと重い150gまで持っておくほうが無難である。

 アプローチは、基本に沿ってゆっくりとした巻き取りでよいが、渋い場合は着底と巻き上げを繰り返してライン角度を浅くし、そのうえで最上級に遅い巻き速度で探るのと的中しやすい。ライン角度が水平近くになるくらいまで我慢する釣り客も多い。

 よって、たっぷりラインを巻いておくのも大切で、300m巻いておけば安心だ。渋い時は当然チャンス自体が少ないため、アタリが出たら、重みが乗るまでデッドスローの巻き取りを継続させられるかが肝心なところ。焦って早く合わせてしまうとせっかくのチャンスを自ら手放すことになりかねない。

 最近はタイラバと並行して30〜100gまでのメタルジグの使用も人気がある。タイジグやSLJ(スーパーライトジギング)とも呼ばれ、タイラバとのコンビネーションがよい。タイラバが効かないとジグが強みを発揮し、ジグが不発だとタイラバがマダイの食い気を刺激してくれる。

kyusyu-zenkokutsuriba (6)メタルジグにヒットしたマダイ。マダイもジグによく反応するため、ジグの選択が増えている。写真はライズジグSLJ

 タイラバとジグは相互に補い合う関係といえ、双方を備えると相乗効果が期待できる。現在はジグ専用のロッドも出ているが、タイラバロッドでも代用できるため、タイラバ釣行時にジグを持参するのが当たり前になりつつある。 

kyusyu-zenkokutsuriba (4)タイラバは繊細なタックルなので、青ものが掛かるとスリル満点で最高に楽しい。同じタックルでジグもできる。タイラバと比べるとジグのほうが能動的。適度にジャークするので反応がない時も気分を紛らわせやすい

 反応の違いや気分に応じてタイラバとメタルジグをローテーションしておけば、マダイのほかにオオモンハタなどの美味魚も期待大だ。取材時はまだ水温が高かったため、ハガツオなどの青ものなども交ざり、まだしばらくはこうした状態で推移すると思われる。

kyusyu-zenkokutsuriba (5)元気よく引いていたのはこの魚、ハガツオだった

kyusyu-zenkokutsuriba (9)なんと82㎝の大マダイが掛かった。150gのなみだまにヒット。マダイはこれからイワシなどのベイトフィッシュを盛んに食べて、味もよくなる

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鹿児島県指宿市山川港の遊漁船・菜々海Ⅱ(☎080・5246・4092)。半日タイラバは6000円より

イチオシギア

ライズジャパン『なみだま』

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ティアドロップ形状の遊動式タイラバで、通常は写真のようにセットする(左がロッド側)。潮が緩い場合は逆付けも有効で、1個で2とおりの使い方があるところがメリット。45〜250gまで揃っており、カラーは7色

 

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◆ショップ情報

ポイント鹿児島谷山店

kyusyu-zenkokutsuriba (13)

住所=鹿児島県鹿児島市卸本町6-9

営業時間=月〜木:10〜21時、金、休日前:10時〜オールナイト、土:オールナイト、日:オールナイト〜20時 定休日=なし 問合先=☎099・260・8581

 

◆釣り場情報

交通●九州自動車道を南下して鹿児島IC を降りたあと、そのまま県道17 号を直進(南下)、和田坂交差点を右折してR225 を南下、途中からR226 になるが、そのまま道なりに進む。国立病院前交差点を直進してR269 に入り、直進すると山川港

 

 

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