三寒四温の春が終わり水温が安定し始める初夏。関東エリアでは5月下旬ごろから、浅場の磯周りでクロダイやメジナたちが楽しませてくれるようになる。なかでも実績があるのが三浦半島西岸の諸磯エリアだ。
浅ダナねらいで攻略する三浦の一級磯
レポート◎上坂哲史
三寒四温の春が終わり水温が安定し始める初夏。関東エリアでは5月下旬ごろから、浅場の磯周りでクロダイやメジナたちが楽しませてくれるようになる。なかでも実績があるのが三浦半島西岸の諸磯エリアだ。
これから面白くなる浅場の釣り
今回、案内役を買って出てくれたのは、JR相模線の番田駅近くに店を構えるフィッシング相模屋の小澤淳さんである。

「冬場は伊豆など水深のある釣り場のほうが有利ですが、水温が上がるにつれて三浦半島などの浅場がおもしろくなってきます。ウチのお客さんで海外(かいと)周辺の浅場に通っている人がいるのですが、このところは特によく釣ってきますね」
連休明けの情報では、メジナの釣果は下火ながらクロダイはよく釣れているという。小澤さんと相談した結果、三浦では一級の地磯とも称される諸磯へ出掛けることにした。

諸磯は三浦半島西岸に突き出た岬で、オードロと呼ばれる磯場を中心に古くから釣り人に親しまれてきた場所だ。クロダイやメジナを中心として、メバル、ウミタナゴ、季節によってはサヨリや回遊魚などがねらえる。過去には大型のイシダイの実績もある。諸磯青少年センター脇の磯場からオードロ方面を見ると、すでに数人の釣り人が入っていた。「せっかくならばのんびりサオをだしたいよね」とのことで、海外方面へ回り込んだ黒鯛込の磯へ入った。平日ということもあって先入者はおらず、我々の貸し切りであった。



浅ダナねらいに変更
この日は無風ベタナギ。釣りは非常にしやすかったのだが、潮は底が見えるほど澄んでおりクロダイはやや期待薄。小澤さんは軽めの仕掛けを遠投し、メジナを中心にねらう作戦に出た。
エサ取りはさほど多くない。付けエサのオキアミが時々取られる程度で、いかにも春磯らしい雰囲気だ。ウキにアタリが出れば良型と期待するも、食ってくるのはアイゴ、カサゴ、キュウセンなど。アイゴは引きが強く、四国や九州では専門にねらう人も多いが、関東では外道という認識が強い。アイゴはヒレに強い毒を盛っており、刺されるとひどく痛む。釣れたら注意深くハリを外してリリースしたい。

外道のオンパレードに業を煮やした小澤さんは、ウキ下を浅く設定して活性の高いメジナだけをねらう攻めに変更した。これが功を奏し、小さいながらもメジナが食ってくるようになった。午後からは雨の予報だったので午前中に勝負を決めたい。あの手この手でねらい、昼近くになって三浦では良型ともいえる35㎝クラスをどうにか釣りあげることができた。


諸磯へ車で釣行するときは、必ず諸磯青少年センターの有料駐車場に停めること。周辺は釣り人の迷惑駐車が原因で取り締まりが非常に厳しくなった。マナーを守って楽しくサオをだしたいものだ。


練りエサ
これから水温が上がるにつれて増えてくるのがエサ取り。ものの数秒でオキアミが取られてしまうような時に効果的なのが練りエサだ。エサ取りが多い時ほど大きくハリ付けするとよい。余っても再冷凍して保存できるのもうれしい。



フィッシング相模屋上溝番田店
住所=神奈川県相模原市中央区上溝407-1
営業時間=10~21時(年中無休/棚卸し等で臨時休業あり)
問合先=℡042・778・4995

営業時間=10~21時(年中無休/棚卸し等で臨時休業あり)
問合先=℡042・778・4995
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レポート◎上坂哲史
昭和42年生まれ。神奈川県茅ヶ崎市在住。好きな釣りは磯の上物釣りとアユ釣り。興味を持った釣りにはすぐ手を出すが、いずれにおいてもセンスはゼロ。売れないバンドマン、釣り雑誌の編集部勤務を経て、現在はフリーライターとして活動中
この記事はつり人2018年7月号でも読むことができます
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2019/6/5