<img height="1" width="1" style="display:none" src="https://www.facebook.com/tr?id=170559842213036&amp;ev=PageView&amp;noscript=1">
編集部2021年8月29日

山梨県/河口湖 バス釣り おすすめシーズナルパターン 秋編(9月中旬~10月下旬)

全国おすすめ釣り場 河川/湖沼 山梨 ブラックバス Basser バス釣り 河口湖

バスフィッシングファンなら誰もが一度は耳にしたことがあるフィールド、それが河口湖だ。 都心からのアクセスもよく、富士五湖の中でも特に釣りが盛んな湖である。 バス釣りはボート、オカッパリ問わず人気が高く、また日本のトーナメントシーンの最前線として輝き続けている。今回はシーズナルパターン秋編をご紹介!

富士山の麓に広がる最先端のバスフィールド

解説◎中田敬太朗

この記事は芦ノ湖・河口湖大明解MAPに掲載したものを再編集しています。

 

バスフィッシングファンなら誰もが一度は耳にしたことがあるフィールド、それが河口湖だ。

都心からのアクセスもよく、富士五湖の中でも特に釣りが盛んな湖である。

バス釣りはボート、オカッパリ問わず人気が高く、また日本のトーナメントシーンの最前線として輝き続けている。今回はシーズナルパターン秋編をご紹介!


1200-kawaguchiko-daimeikai-056-059  (4)

 

 

釣り人がハッピーになれる釣り場環境

 

河口湖はバスという魚のゲームフィッシュとしての価値にいち早く着目。

速やかにバスを漁業権認定魚種に取り込み、遊漁税も適用することで遊漁券収入を背景とする個体数の維持・養殖(放流)に先鞭をつけ、釣り人向けの駐車場やトイレを整備、岸釣り優先区の設定、環境保全のためのワームの使用禁止などエリア全体を快適なゲームフィッシングレイクとして機能させることに成功した。


ホテル、民宿、ペンション、貸し別荘、キャンプ場、温泉などなど湖周辺には釣り以外にも観光施設や宿泊施設が充実。近年は、ワカサギ釣り場として大躍進を遂げ、これも大きな観光の目玉になっている。

冬期にはニジマスねらいのフライ専用区も設置。バスはド級のネイティブがいて、定期的な放流でも楽しませてくれる。

結果、ファミリーやグループの受け入れにひと役買い、マニアックなアングラーも足しげく通う特別な湖であり続けている。

とにかくおもてなしの心が伝わる湖である。オカッパリをしていても、レンタルボートを借りても、ドーム船に乗っても、ウエーディングングでフライを振っても、駐車場でもトイレでも、すべての人が気持ちよく快適に釣りを楽しめるためのホスピタリティーがそこかしこに感じられるはずだ。

 

秋:9月中旬~10月下旬の河口湖

ターンオーバー攻略のカギはウイードにあり!
秋の深まりとともに移るバスの付き場はインサイドかアウトサイドか

 

高かった水温も9月中旬頃からは徐々に下降線をたどり出す。
それがバスの適水温に近づく頃、彼らは湖全体に移動し始める。

初秋はウイードのインサイドで釣果が目立ち、晩秋にかけてアウトサイドへ動くのが常だ。

10月初旬になるとターンオーバーの時期を迎える。風や気温低下の影響により表水温が下がることで、酸素量が少ない底層の水と酸素量が多い表層の水とが逆転現象(入れ替わり)を起こす。これが秋のターンオーバーだ。
ターンオーバーが近づくとウイードが密集するシャローやミドルレンジでバスの反応が多くなる。

適水温に近づくことも一因だが、酸素量が多いシャローレンジのウイードドームの中に身を寄せるバスが多くなるからだろう。

このことからも分かるように、秋はウイードレンジを基準に釣りを組み立てると釣果につながりやすい。

この時期に有望なのは西湖放水口、桑崎、大石、ハワイ沖、浅川などのエリア。ターンオーバーの影響でワカサギやブルーギルやオイカワがウイードエリアに入ってくるため、フィーディング目的のバスも寄ってくる。

このケースではクランクベイトやスピナーベイトをチョイス。
例年、ウイードのレンジを意識しながらリトリーブする釣りが高い実績を残している。


kawaguchiko-daimeikai-fall-108-111 (12)スピナーベイト

 

kawaguchiko-daimeikai-fall-108-111 (13)クランクベイト

 

また、ウイードのインサイドはえてしてターンオーバーの影響が少ないので、バスがストックされている可能性が高い。

過去には密集するウイードの中をジグ&ポークのパンチングやポークルアーのパンチングでねらい、ビックバスに遭遇したこともある。

 

kawaguchiko-daimeikai-108-111 (8)ジグ&ポーク

シャローのウイードエリアにオイカワなどのベイトが多い状況なら、バズベイトやトップウォータープラグもよい。

過去にはビックフィッシュがヒットしている。秋は釣りの「引き出し(バリエーション)」を楽しめるシーズンだ。
しかし、晩秋が近づくにつれてクランクベイトやスピナーベイトといったムービング系のルアーに対する反応が薄くなる。
そして徐々に冬が近づくに従いウイードのアウトサイドにバスが移動し始める。

これはシャローレンジの水温が適水温を下回ることが原因だ。ベイトもシャローレンジからミドルレンジへと下がるため、ウイードのアウトサイドの調子が上がる。
低水温を避ける個体が多いらしく、湖流が少ないエリアでの実績が高い。

浅川や鵜の島西側などでポークルアーのダウンショットリグやスモラバ、フットボールジグ&ポークなど、スローな釣りでウイードのアウトサイドをじっくりねらおう。

kawaguchiko-daimeikai-108-111 (6)ポークルアーのダウンショットリグ

 

秋のおすすめタックル

 

kawaguchiko-daimeikai-108-111 (10)-fall

 

秋のおすすめタックル(右から)

●パンチショット用
ロッド:フェンウィックACES68CMHJ(ティムコ)
リール:ベイトリール
ライン:シューターFCスナイパー12Lb(サンライン)
ルアー:ワイルドストレートDS(ワイルドポーク)
シンカー:3/8~1/2oz


●スピナーベイト用
ロッド:フェンウィックACES-FS74CMJ(ティムコ)
リール:ベイトリール
ライン:シューターFCスナイパー12Lb(サンライン)
ルアー:ハイピッチャーMAX1/2oz、ディーパーレンジ1/2〜3/4oz、スウェジー1/2oz


●クランクベイト
ロッド:フェンウィックACES-FM74CMJ(ティムコ)
リール:ベイトリール
ライン:シューターFCスナイパー12Lb(サンライン)
ルアー:マッドペッパーマグナム(ティムコ)


●ダウンショットリグ用
ロッド:フェンウィックACES62SULP+J(ティムコ)
リール:小型スピニングリール
ライン:シューターFCスナイパー3Lb(サンライン)
ルアー:GENKIポークスティック、ワイルドストレートDS
シンカー:/1/20~1/16oz

 

河口湖で釣りを楽しむためのルールとマナー

 

●ハードルアーオンリー。プラスチックワームは使用も持ち込みも禁止!
・天然素材のポークリンドの使用はOK。
・ラバージグ、スモールラバージグ、スピナーベイトの使用はOK。ただし、トレーラーはポークリンドのみ。

●遊漁証が必要
・大人1080円/現場券1580円/年間券11000円/シーズン券3660円(中学生以下と身体障害者は1日440円/現場売り690円/年券5500円/シーズン券1830円)令話2年1月現在。いずれも遊漁税200円を含む。

●禁漁区がある
久保井ワンド内と白須ワンド最奥の2ヵ所(4月1日~6月30日まで適用)

●保安区域がある
・山梨県富士五湖水上安全条例により定められた保安区域(4月20日~9月15日まで適用)に船舶を入れることはできない。

●体長制限がある
・オオクチバスは全長25㎝以下、ニジマス・コイは18㎝以下、フナ15㎝以下、オイカワは10㎝以下の採捕禁止。釣ってしまった場合は速やかにリリース。

●遊漁者はサオ釣りしかでない

●同時に使用できる釣りザオは1人2本まで

●フナ・コイ以外の撒き餌、ワカサギ以外のドウヅキ仕掛け、トローリング

●河口湖においてはコクチバス、ブルーギル等を生きたまま(生体)での持ち出しとリリースは特定外来生物法により禁止されている。オオクチバスは河口湖、山中湖、西湖で漁業権が認可されているためリリースはOK。ただし、生きたままの持ち出しは禁止

●釣りの時間は組合が定める日の出1時間前~日没1時間後まで。夜釣りは絶対禁止

●ボートからの釣りをする場合は必ずライフジャケットを着用

●エンジン船の持ち込みは富士河口湖町役場に届け出を提出
・エンジン付きボート船を河口湖に持ち込む場合は事前に届出をし、ボートの見やすい位置に届出済証・届出済証番号を表示しなければならない。
・必要書類は届出書(富士河口湖町HPよりダウンロード可能)、船舶検査証、船舶手帳(件名の部分)の写し、返信用封筒(B5版パンフレットの入る大きさに返信先住所・氏名を記入)、返信切手貼付(110g:200円/台)。
・宛先は〒401-0392 山梨県南都留郡富士河口湖町船津1700富士河口湖町役場(TEL 0555-72-1111)。

●航路での釣りは禁止
・遊覧船、モーターボートの航路内でのボート釣りは引き波を受け危険。特に河口湖大橋下と鵜の島北側は航路が狭く衝突の恐れがあるため非常に危険なため釣りはしないこと。

●キルスイッチの装着
・動力船を使用する場合キルスイッチを体に付けておくこと。万が一、操船者が落水時した場合でもエンジンが止まると同時にボートの暴走を防ぐ。

●環境保全に協力する
・ラインやルアーを釣り場に放置しない。極力すべて回収する。
・キャンプ場以外の林間・湖岸でキャンプ等をしない。
・ワームオイルは環境に配慮して自粛する。
・エンジンオイルは生分解タイプを極力使用する。

●優先エリア、専用エリアがある
・ロイヤルワンドの水位標識~浮き魚礁~白い河川看板を結んだラインの内側は、岸釣り優先エリアのためボート釣りは行なわないこと。また11月20日~3月20日まで4ヵ所のフライフィッシング専用区(標柱で示す区域の湖岸より50m沖合まで)を設ける。

 

 

◆関連記事 

山梨県/河口湖 バス釣り おすすめシーズナルパターン 夏編(7月上旬~9月上旬)

河口湖の人気ガイドに聞く!バス釣り用ラバージグ&ポーク  3つのおすすめ活用法

 

 

 

 

 

おすすめ記事

記事検索

  • 検索フィールドが空なので、候補はありません。

月刊つり人 最新号

つり人 2020年5月号

列島をゆるがすコロナウイルス。けれども、日増しに暖かくなる春の日を、じっと家にこもって過ごすのはやっぱり体によくない。その点、手軽な海の釣りは、風も気持ちよく、大人も子どもも、思い切り深呼吸しながら時間を過ごせる。ウミタナゴ、メジナ、クロダイ、カレイ、アオリイカ、カサゴ……。元気な魚たちが泳ぐフィールドで、がんばろう、ニッポン! そのほか、3名手の渓流解禁レポート、里川で見つかる美味しい道草、みちのくタナゴ旅など旬の釣り満載でお届け。